5 データ・ソースへの接続
Oracle GoldenGateデータソースとターゲットの接続の様々な方法およびExtractとReplicatの追加方法について説明します。
SQL ServerおよびDB2のデータソースの構成
SQL ServerおよびDB2クライアント・ドライバをインストールしたら、次のステップで、ソース・データベースおよびターゲット・データベースへの接続データソースを作成します。
SQL Serverの場合は、SQL Serverのデータベース接続の準備の手順に従ってください。DB2の場合は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』のDB2 z/OSの準備を参照してください。
Oracle GoldenGate Microservicesでのデータソース接続の作成
ExtractおよびReplicatプロセスを作成および実行し、サプリメンタル・ロギングを有効にし、ハートビートおよびチェックポイント表を追加するには、データベース接続を設定する必要があります。
- Administration Serviceインタフェースを起動してログインします。
- 「アプリケーション・ナビゲーション」ペインで「DB接続」をクリックします。
- 「DB接続」の隣の+記号をクリックし、新しい資格証明の別名を設定して、「発行」をクリックします。
- 「接続」アイコンをクリックして、新しい別名を使用してデータベースに正常にログインできることを確認します。
エラーが発生した場合は、「資格証明の変更」アイコンをクリックして資格証明情報を修正してから、ログインをテストします。
既存の資格証明を編集してユーザー名とパスワードを変更できます。資格証明を削除するには、ゴミ箱のアイコンをクリックします。
データベースに正常にログインできたら、チェックポイント表、トランザクション情報およびハートビート表を追加および管理できます。すべての表は様々な検索フィールドを使用して検索できます。
ロギング、チェックポイント表の有効化およびハートビート監視の実装
ソース・データベースとターゲット・データベースの資格証明を作成した後、すべての資格証明を介して、ソース・データベースのトランザクション・ログの有効化、ターゲット・データベースのチェックポイント表の作成およびハートビート監視の作成を行うことができます。
プロセスの作成方法の詳細は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』のExtractおよびReplicatを追加する前にを参照してください。
SQL ServerのためのOracle GoldenGate CDCクリーン・アップ・ジョブの作成
SQL Serverに対してTRANDATAを有効にした後、次のステップで、デフォルトのSQL Server CDCクリーン・アップ・ジョブを無効にし、Oracle GoldenGate CDCクリーン・アップ・ジョブをインストールします。
これらの手順の詳細は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』のCDCステージング・データのパージおよびOracle GoldenGate CDCクリーン・アップ・プロセスの詳細を参照してください。
OCI Marketplaceコンピュート・ノードの場合、ogg_cdc_cleanup_setup.shファイルは/u02/deployments/deployment/etc/conf/oggディレクトリにあります。
Oracle Database (オンプレミス)への接続
Oracle GoldenGate Microservices on Marketplaceを使用して、リモートでオンプレミスのOracleデータベース・リソースから取得することやそれにデータを適用することができます。これにより、レプリケーションが可能になり、そのレプリケーション・プロセスを一元的に管理できるようになります。
次のユースケースでは、Oracle GoldenGate Microservicesを使用してデータ・リソース間でデータをレプリケートできます。
- 移行
- データ分散
- リアルタイム・データ・ウェアハウス
- 運用レポート
前提条件
レプリケーションを開始する前に、次のものが設定されていることを確認してください。
- Oracle GoldenGate Microservices
- ソース・データベース
- ターゲット・データベース
オンプレミスからクラウドに、またはオンプレミスからオンプレミスにデータを移動するには、次のタスクを実行します。
レプリケーション用のOracle Databaseの構成
レプリケーション用にDatabase as a Service (DBaaS)インスタンスを準備するには、次のタスクを実行します。
- ロギング・プロパティの構成
- サプリメンタル・ロギングの有効化
- Oracle Database内でのOracle GoldenGateの有効化
enable_goldengate_replicationのパラメータの更新
詳細は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』のOracle Database for Oracleの準備を参照してください。
Oracle GoldenGate Microservicesコンピュート・ノードの構成
Microservicesコンピュート・ノードを任意のデータベースに接続するには、tnsnames.oraファイルを編集し、エントリで自分のデータベース・リソースを指定します。
デフォルトでは、環境変数TNS_ADMINはデプロイメントごとに事前構成されています。ただし、tnsnames.oraおよびsqlnet.oraファイルはコンピュート・ノードですぐに使用できるようになっていません。これらのファイルを作成するか、既存のファイルからコピーする必要があります。
ノート:
- Oracle Autonomous AI Database製品を使用している場合は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』のOracle Autonomous AI Databaseを参照してください。
- ネットワーク・ディレクトリ構造を他のOracle製品と一致させるには、
/network/adminをディレクトリ構造に追加する必要があります。このためには、環境変数TNS_ADMINを変更する必要があります。ローカル・ネーミング・パラメータの詳細は、Database Net Servicesリファレンスを参照してください。
異なるOracle GoldenGateインスタンスとのOracle GoldenGate on Marketplaceの接続
Oracle Cloud Marketplace上のOracle GoldenGateでは、多くの既存および新規Oracle GoldenGateインスタンスに接続して使用できます。
このトピックでは、アーキテクチャの設定および構成に必要ないくつかの例およびステップについて説明します。サポートされるアーキテクチャは次のとおりです。
- オンプレミスからOracle Cloud (Marketplace)
- Oracle CloudからOracle Cloud (MarketplaceからMarketplace)
Oracle GoldenGate MicroservicesオンプレミスからOracle GoldenGate Microservices on Marketplaceへの安全な接続
次の方法を使用して、オンプレミスのOracle GoldenGate MicroservicesアーキテクチャをOracle Cloud Marketplace上のOracle GoldenGate Microservicesアーキテクチャに接続できます。
- パブリックIPアドレス経由の接続
- IPSec VPNを介した接続
- FastConnectを介した接続
次の項では、パブリックIPアドレスを介して接続する方法について説明します。IPSec VPNまたはFastConnectのアプローチを使用するには、それぞれVPN ConnectおよびFastConnectのドキュメントを参照してください。
パブリックIPアドレス経由の接続
デフォルトでは、Oracle Cloud Marketplace上のOracle GoldenGate MicroservicesはNginxリバース・プロキシの背後に構成します。これにより、Oracle Cloud上のアーキテクチャが簡略化され、デプロイメントも安全になります。パブリックIPアドレスを介して接続する場合、オンプレミスのOracle GoldenGate Microservicesアーキテクチャは安全である必要があります。
デプロイメントがセキュアであるとき、これに安全に接続するには、オンプレミス・マシンおよびOracle Cloudコンピュート・ノードで次のステップを実行します。
Oracle Cloudコンピュート・ノードの操作
オンプレミス・マシンでの操作
- オンプレミス環境の「管理サービス」タブから、前のステップで作成したネットワーク・ユーザーに接続できる別名を作成します。この別名は、Oracle Cloudの受信者サービスに接続するために配布サービスによって使用されます。
- 管理サービスにログインします。
- コンテキスト・メニューを開いて、「構成」を選択します。
- プラス記号(+)アイコンをクリックして、新しい資格証明を追加します。
- 次の情報を指定して、新しい資格証明を追加します。
Credential Domain: Network Credential Alias: streamnetwork User ID: streamnetwork Password: ********** Verify Password: *********ノート:
新しい資格証明は、データベースにログインしていないため検証できません。
- オンプレミス環境の配布サービスで、次の操作を実行します。
- 配布パスに必要な情報を指定します。必須の基本情報は次のとおりです。
Path Name: OP2OCI Reverse Proxy Enabled: Toggle to on Use Basic Authentication: Toggle to on Source: Select Extract and provide source trail file info Target: Keep the WSS protocol Provide the Hostname of the OCI Compute node – IP will not work Provide remote trail file name Provide Deployment name Domain: Network Alias: securitynetwork Trail Size (MB): set to desired size - 「作成」または「作成および実行」をクリックします。
- 配布パスに必要な情報を指定します。必須の基本情報は次のとおりです。
Oracle Autonomous AI Databaseへの接続
Oracle Cloud Marketplace上のOracle GoldenGate Microservicesを使用することで、データをOracle Autonomous AI Databaseインスタンスにレプリケートし、Oracle Autonomous Databaseインスタンスからデータを取得できます。この項で説明するステップにより、Oracle Autonomous AI Databaseへのリモート接続の手法が合理化されます。
Oracle Autonomous AI Databaseでのデータのレプリケートの詳細は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』ガイドのレプリケーションのためのAutonomous Databaseキャプチャの構成を参照してください。
レプリケーション用のOracle Autonomous AI Databaseの構成
事前作成済のOracle GoldenGateユーザー(ggadmin)のロック解除
次のステップを実行して、レプリケーション用にOracle Autonomous AI Databaseを構成します:
-
Autonomous AI Lakehouse内の事前作成済Oracle GoldenGateユーザー(ggadmin)のロックを解除し、パスワードを変更します。任意のSQLクライアント・ツールを使用してアカウントのロックを解除します。
詳細は、『Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント』のOracle Autonomous Data Warehouse Cloudへのレプリケーションについてを参照してください。
SQL> select * from dba_users order by username; SQL> alter user ggadmin identified by password account unlock; - パラメータ
enable_goldengate_replicatonがtrueに設定されているかどうかを確認します。そうでない場合は、このパラメータを変更します。SQL> select * from v$parameter where name = 'enable_goldengate_replication'; SQL> alter system set enable_goldengate_replication = true scope=both;
ターゲット・スキーマの作成
レプリケーションで使用できるスキーマとターゲット・オブジェクトを作成するには、次のステップを実行します。このスキーマおよび関連オブジェクトはDDLレプリケーションをサポートしていません。
- 新しいアプリケーション・ユーザー/スキーマを作成します。このユーザー/スキーマには、レプリケーションのターゲット・オブジェクトが格納されます。
ノート:
appadminはサンプル・ユーザーです。SQL> create user appadmin identified by ******** SQL> grant create session, resource, create view, create table to appadmin; SQL> alter user appadmin quota unlimited on data; - ユーザー/スキーマとしてOracle Autonomous AI Databaseに接続し、アプリケーション表を作成します。
Oracle Autonomous AI Databaseクライアント資格証明
Oracle Autonomous AI Databaseクライアント資格証明の取得
ノート:
Oracle Autonomous AI Databaseへの管理者アクセス権がない場合は、資格証明ファイルをダウンロードして提供するようにサービス管理者に依頼してください。Oracle Autonomous AI Databaseの資格証明ファイルを入手したら、そのzipファイルをOracle GoldenGateコンピュート・ノードにアップロードする必要があります。次の手順を実行して、Oracle Autonomous AI Lakehouse Cloudアカウントの詳細を取得します:
- Oracle Autonomous AI Lakehouse Cloudアカウントにログインします。
-
「Instance」ページから、Autonomous Databaseインスタンスのメニュー・オプションをクリックし、「Service Console」を選択します。 - adminのユーザー名とそれに関連付けられたパスワードを使用して、サービス・コンソールにログインします。
サービス・コンソールで、「Administration」タブをクリックします。「Download Client Credentials」をクリックします。- 資格証明zipファイルを保護するためのパスワードを入力して、
「Download」をクリックします。 - 資格証明zipファイルをローカル・システムに保存します。
Oracle GoldenGateコンピュート・ノードへのクライアント資格証明の移動
Oracle GoldenGateからAutonomous AI Lakehouseへの接続を確立するには、クライアント資格証明をOracle GoldenGateコンピュート・ノードに移動する必要があります。次のステップでは、ご使用のマシンからOracle GoldenGateコンピュート・ノードに資格証明zipファイルを移動する方法を説明します。
- SSHと
opcユーザー資格証明を使用して、Oracle GoldenGateコンピュート・ノードに接続します。ssh -i private_key opc@public_ip_address - ステージング・ディレクトリを作成し、必要な権限を付与してから、セッションを終了します。
$ mkdir stage $ exit - 資格証明zipファイルをOracle GoldenGateコンピュート・ノードにコピーします。
$ scp ./credential_file.zip opc@public_id_address:~/stage - Oracle GoldenGateコンピュート・ノードに接続します。
ssh -i private_key opc@public_ip_address - 資格証明zipファイルがステージングの場所で使用可能かどうかを確認します。
$ cd ~/stage $ ls -ltr
Autonomousクライアント資格証明を使用したOracle Goldengateコンピュート・ノードの構成
ADWCクライアント資格証明をOracle GoldenGateコンピュート・ノードに移動した後、必要なファイルをインストールし、Oracle Autonomous AI Lakehouseに接続していることを確認する必要があります。必要なSQL*Netコンポーネントを構成するためのステップを次に示します。
- SSHと
opcユーザー資格証明を使用してOracle GoldenGateコンピュート・ノードにログインします。ssh -i private_key opc@public_ip_address - クライアント資格証明ファイルを一時ディレクトリに解凍します。
unzip ./credential_file.zip -d ./client_credentials sqlnet.oraおよびtnsnames.oraファイルをTNS_ADMINの場所にコピーします。$ cd ~/stage/client_credentials $ cp ./sqlnet.ora /u02/deployments/deployment/etc $ cp ./tnsnames.ora /u02/deployments/deployment/etcノート:
ネットワーク・ディレクトリ構造を他のOracle製品と一致させるには、/network/adminをディレクトリ構造に追加する必要があります。このためには、環境変数TNS_ADMINを変更する必要があります。ローカル・ネーミング・パラメータの詳細は、Database Net Servicesリファレンスを参照してください。sqlnet.oraファイルを編集し、ディレクトリ・パラメータを、クライアント資格証明の解凍先を指す情報の場所で置き換えます。$ cd /u02/deployments/deployment/etc $ vi ./sqlnet.ora?/network/adminを/home/opc/stage/client_credentialsに変更します。- テスト目的で、オペレーティング・システム・レベルで
TNS_ADMINおよびORACLE_HOME環境変数を設定します。ノート:
Oracle GoldenGateデプロイメントでは、デプロイメントごとに設定されている、ORACLE_HOMEおよびTNS_ADMIN環境変数が使用されます。$ export ORACLE_HOME=/u01/app/client/oracle version $ export TNS_ADMIN=/u02/deployments/deployment/etc tnsnames.oraファイル内のエントリのいずれかに接続することで、Autonomous AI Lakehouseへの接続をテストします。$ cd $ORACLE_HOME/bin $ ./sqlplus appadmin/**********@orcladw_low
レプリケーション用のOracle GoldenGate Microservicesの構成
Autonomous Databaseに接続するためのOracle GoldenGate資格証明の追加
Oracle GoldenGate Microservicesを使用してAutonomous Databaseへの正常な接続を確立するには、次のステップを実行します。
Autonomous Databaseに接続するためのOracle GoldenGate資格証明の詳細を追加するには、次のステップを実行します。
oggadminのパスワードを使用してサービス・マネージャにログインします。- サービス・マネージャのメイン・ページから、管理サービスに関連付けられたポート番号のハイパーリンクを選択します。
- 「概要」ページの左上隅にあるコンテキスト・メニューを開きます。
- コンテキスト・メニューから「構成」を選択します。
- 「データベース」タブで、プラス(+)アイコンをクリックして新しい資格証明を追加します。
- 次の情報を入力し、「発行」をクリックします。
Credential Domain: [Defaults to OracleGoldenGate] Credential Alias: [Name of the Alias] User ID: ggadmin@adw_tnsnames_reference Pasword: [Password for ggadmin] Verify Password: [Password for ggadmin] - 資格証明の追加後、「データベースにログイン」アイコンをクリックすることで、Autonomous Databaseへの接続をテストします。