各データ・ソースの残高はどのように計算されますか。

「トランザクション照合」の「残高調整」パネル、または「照合コンプライアンス」の「残高のサマリー」パネルには、期間終了日時点でのソースの照合状況が表示されます。

トランザクション照合と照合コンプライアンスの統合: トランザクション照合からの表示

データ・ソースごとに、残高が表示され、その後に「減算: 未照合」、「減算: サポート済未照合」および「減算: 照合済未達」が表示されます。「残高調整」パネルで、次に示す各カテゴリにドリル・ダウンし、そのカテゴリを構成しているトランザクションの詳細を表示できます。未照合のトランザクション、未照合のサポート済トランザクションまたは照合済の未達トランザクションの詳細を表示するには、リンクをクリックしてください。

時点計算では、調整済残高を求めるために、「減算: 未照合」、「減算: サポート済未照合」および「減算: 照合済未達」のいずれかのカテゴリのトランザクションが自動的に差し引かれます。勘定科目のすべてのトランザクション・アクティビティを計上済で、ロードされた残高は正しいものと仮定した上で、調整済残高は必ず等しい必要があります。

目標は、説明なし差異が常にゼロであることです。調整済残高が等しくなく、差がゼロでない場合は、次のトラブルシューティングのヒントの内容を試してください。

  • その勘定科目のすべてのトランザクションが、その期間のトランザクション照合にロードされていて、トランザクションが発生した期間が会計日付に正確に反映されていることを確認してください。
  • 提供された期末残高が正しいことを確認してください。
  • 期間中に作成されたすべての調整がソース・システムに転記されていることを確認してください。

Note:

単一ソースの照合タイプの場合、表示される列は1つのみで、単一ソースの調整済残高は常にゼロであるため、差の計算は不要です。

減算: 未照合について

減算: 未照合は、サポートされていない未照合のトランザクションと、照合候補の状態にあるトランザクションの正味合計です。システムによりトランザクションがどのように評価され、このカテゴリに入れられるかを説明するために、例を示します。

Table 9-1 減算: 未照合のカテゴリの例(期間の終了日は11月30日と仮定)

ソース レコードID/勘定科目 会計日付 金額 含む/除外 照合日付
A 123456 11月30日 1,000.00 含む N/A
A 123456 12月1日 800.00 除外 N/A

減算: サポート済未照合について

減算: サポート済未照合は、サポートされている未照合のトランザクションの正味合計です。システムによりトランザクションがどのように評価され、このカテゴリに入れられるかを説明するために、例を示します。

Table 9-2 減算: サポート済未照合のカテゴリの例(期間の終了日は11月30日と仮定)

ソース レコードID/勘定科目 会計日付 金額 含む/除外 照合日付
A 123456 11月30日 1,000.00 含む N/A
A 123456 12月1日 750.00 除外 N/A

減算: 照合済未達について

減算: 照合済未達は、期間の終了日の時点で未照合と見なされた照合済トランザクションの正味合計です。システムによりトランザクションがどのように評価され、このカテゴリに入れられるかを説明するために、例を示します。

Table 9-3 減算: 照合済未達のカテゴリの例1

ソース レコードID/勘定科目 会計日付 金額 含む/除外 照合日付
A 123456 11月30日 900.00 含む 12月2日
B 123456 12月1日 900.00 除外 12月2日

Table 9-4 減算: 照合済未達のカテゴリの例2

ソース レコードID/勘定科目 会計日付 金額 含む/除外 照合日付
A 123456 11月30日 900.00 含む 12月2日
B 123456 12月1日 890.00 除外 12月2日
A (調整) 123456 12月2日 (10.00) 除外 12月2日

通常、これらは現在の期間中に一方のソースに関わり、後続の期間にもう一方のソースに関わるトランザクションです。