グループ照合の操作について

多くの企業では、照合の実行レベルより下位のレベルで総勘定元帳および補助元帳の残高を追跡することが有用であると考えます。照合コンプライアンスにおいてグループ照合でサブセグメントを使用すると、策定者はあるレベルで照合し、下位レベルで詳細を理解できるようになります。これは、データをより徹底的に分析し、注意が必要な領域を識別するのに役立ちます。

次に例を示します:

勘定科目分析の場合、策定者は多くの総勘定元帳(GL)残高について単一グループ照合を実行できますが、どの説明付き残高トランザクションがどの詳細残高を意味していないかについてもアクセスできます。

残高の比較の場合、策定者は多くの総勘定元帳(GL)残高および補助元帳残高について単一グループ照合を実行し、どの詳細残高が一致しないかを容易に確認できます。

残高照会 - 照合の策定者、レビュー担当者または監査者は、特定の詳細残高がどのグループ照合に含まれるかを判別できます。

残高検証 - 管理者は、ロードを予定したすべての残高がロードされ、システムで有効であるかどうかを確認できます。

グループ照合でサブセグメントを使用する一般的な例としては、「エンティティ」、「勘定科目」および「コスト・センター」の3セグメント構成があります。これらのセグメントを潜在的なサブセグメントとして指定した場合、任意の組合せのセグメント全体におけるグループ照合を作成できます。たとえば、グループ照合#1はエンティティ-勘定科目レベルとし、すべてのコスト・センター全体をグループ化することで、コスト・センターがサブセグメントとなります。また、グループ照合#2を作成して勘定科目レベルとし、すべてのエンティティおよびコスト・センター全体をグループ化することで、エンティティおよびコスト・センターがサブセグメントとなります。基本的に、全体をグループ化できるセグメントはサブセグメントとして指定するため、照合の構成時には必要に応じて柔軟にグループ化できます。

グループ照合の策定者タスク

グループ照合を使用した策定者タスクの詳細は、グループ照合の策定者タスクを参照してください。

グループ照合のデータ・ロードについて

サブセグメント・レベルへのデータ・ロードは、「データ管理」内で実行する必要があります。「勘定科目照合」を使用して、残高を手動で編集したり、事前マップ済データをサブセグメント・レベルにロードすることはできません。事前マップ済残高のインポートは、常にプロファイル・セグメント・レベルで実行されます。