チャート・レイアウトの設定

「レイアウト」タブを使用して、チャートのX軸およびY軸にプロットする必要があるデータ・セットを指定します。

チャート・レイアウトを設定するには:

  1. 「チャートの編集」ダイアログの「レイアウト」タブを開きます。
  2. 「X軸」セクションで、チャートのX軸にプロットする必要があるデータを指定します。
    • 「タイプ」で、データのタイプを選択します。オプションには、「なし」、「属性」、「日付」、「ユーザー」、「はい/いいえ」および「True/False」があります。
    • 「タイプ」「属性」に設定した場合は、X軸にプロットする属性を少なくとも1つ指定する必要があります。最大2つの属性を指定できます。

      「属性1」でX軸にプロットする最初の属性を選択します。オプションで、「属性2」でX軸にプロットする2つ目の属性を選択します。「属性1」の値と「属性2」の値の様々な組合せがプロットされます。

      グループ属性のメンバー属性も、「属性1」および「属性2」で選択できます。

      たとえば、「属性1」を「組織単位」に設定して棒グラフを作成するとします。この場合、チャート・ビューには、各組織単位のデータの棒が1本含まれます。

      「属性1」を「組織単位」に設定し、「属性2」を「ステータス」に設定して棒グラフを作成するとします。この場合、チャート・ビューには属性1と属性2の組合せごとに1本の棒が存在します。4つの組織単位と3つのステータスが存在する場合は、チャート・ビューではX軸上に12本の棒が含まれます。

    • 「ソート」で、「昇順」または「降順」を選択してX軸のデータをソートします。

      属性値「なし」は、データのソート時に考慮されません。

  3. 「凡例(系列)」セクションで、チャート・ビューのY軸にプロットする必要があるデータ・セットを1つ以上指定します。

    たとえば、3つのデータ・セットを定義した場合は、3つの値がY軸にプロットされます。

    各データ・セット内で、集約操作を実行したり、データをグループ化できます。オプションで、フィルタを適用して、データ・セットに対する集約の計算時に選択されるデータを制限できます。

    このセクションのデータ・セットごとに、次を指定します:

    • 「値」で、プロットする必要がある値を選択します。たとえば、「金額」または「ステータス」。
    • 「集約」で、選択した値に対して実行する必要がある集約を選択します。このトピックの最後にある「集約を使用する際の考慮事項」を参照してください。
    • (オプション)「カテゴリ」で、データ・セット内のデータの分類に使用する必要がある属性を選択します。グラフを細かく分割するには、「カテゴリ」を使用します。

      たとえば、棒グラフについて、「X軸」セクションで「タイプ」=「属性」および「属性1」=「ステータス」を選択するとします。「凡例(系列)」セクションで、「値」=「照合」および「集約」=「数」を選択すると、チャートで、X軸にはステータスごとに1本の棒、Y軸にはステータスごとに照合の数が表示されます。さらに、「カテゴリ」=「策定者」を設定した場合、X軸のステータスごとに、策定者の棒が別に表示されます。

    • (オプション)「グループ化基準」で、日付タイプのデータをグループ化する際の基準となる属性を選択します。

      「グループ化基準」を日付に設定すると、新しい列日付集約が表示されます。

    • (オプション)「フィルタ」で、「フィルタ」アイコンをクリックしてフィルタ条件を追加します。この条件により、チャート・ビュー内のデータ・セットについて表示されるデータが絞り込まれます。これは、チャート・ビューにデータが取り込まれる前に適用されます。たとえば、「値」を「照合」に設定した場合は、ステータスが「オープン」の照合のみをプロットするようにフィルタを作成できます。

      デフォルトでは、フィルタ基準の最初の句がこのフィルタのラベルとして表示されます。

  4. 「OK」をクリックしてチャート・ビュー設定を保存します。

集約を使用する際の考慮事項

数集約では、ゼロ値を含むnull以外の値が計算に含まれます。合計および平均集約では、null以外の値は計算に含まれません。

そのため、集約を使用する際は、次の点に注意する必要があります:

  • 特定の属性について、残高値の数、合計および平均に違いが生じる場合があります。これには、チャート・ビューおよびチャート詳細に表示されるデータが含まれます。
  • 数集約からゼロ値を除外するには、その凡例属性に対してゼロ値を除外するフィルタを作成します。
  • 数集約では、集約値にドリルダウンすると表示される詳細の数が集計値を超えることがあります。これは、集約にゼロ値が含まれるためです。次のタイプの属性は、集約操作中にNullと見なされません:
    • 「コメント(件数)」などの数属性

    • ステータス属性

    • 「遅延」、「これまでの遅延」、「策定者(請求済)」などのはい/いいえステータス・タイプ属性

    • 「名前」、「タスク・タイプ」などの必要な値