自動照合ルールのデフォルトの最大繰返し回数の変更

トランザクション照合で特定の自動照合ルールを作成する際、「繰返し」フィールドがデフォルト値で表示される場合があります。ほとんどの場合、これらのデフォルト値を変更する必要はありません。このトピックの手順は、なんらかの理由で変更を加える必要がある場合にのみ適用されます。

1対多サブセット、多対1サブセットおよび多対多サブセットの自動照合ルールでの最大繰返し回数の設定

トランザクション照合では、1対多サブセット、多対1サブセットおよび多対多サブセット自動照合でのパフォーマンスと一致率のバランスをとるために、「ルールの編集」ダイアログで繰返し回数を調整できます。サブセット照合が使用されている場合、トランザクション照合では、「多」側で一致する可能性のあるトランザクションの様々な組合せの評価が試みられます。フィルタ処理およびグループ化の条件が適用された後、各トランザクションは、「多」側のトランザクションの可能性のあるすべての組合せに対して照合が試みられます。

一致の検出を試みるときにトランザクション照合で試行する組合せの数を調整することで、パフォーマンスを調整できます。多くの場合、トランザクションが一致せずに、「多」側に大量のトランザクションがあると、組合せがなくなるまで一致の検出が試みられます。このプロセスには時間がかかる可能性があります。

トランザクションの特性がわかっている場合は、繰返し回数をより高い値に増やして、より高い一致率を達成できます。ただし、パフォーマンスのコストが伴います。逆に、一致率に影響する可能性のある繰返し回数を減らすことで、パフォーマンスを向上できます。したがって、この最大繰返し回数の設定を使用して、パフォーマンスと一致率のバランスを整えることができます。

1対多(サブセットあり)、多対1 (サブセットあり)および多対多(サブセットあり)ルールの場合、「繰返し」の範囲は10,000,000から100,000,000です。デフォルト値は10,000,000です。

最大繰返し設定を変更するには:

  1. ホームから「アプリケーション」「照合タイプ」の順に選択します。
  2. 「照合タイプ」タブで、作業を行う照合タイプを選択します。「照合タイプの編集」タブが表示されます。
  3. 「照合プロセス」タブを選択すると、「プロパティ」タブが表示されます。
  4. 「ルール」タブを選択し、編集するルールを選択します。「ルールの編集」ダイアログが表示されます。
  5. 「ルールの編集」ダイアログに、デフォルトの「繰返し」回数が表示されます。1対多(サブセットあり)、多対1 (サブセットあり)および多対多(サブセットあり)ルールの場合、上(上限1億)または下(下限1000万)に調整できます。デフォルト値は1000万です。
  6. 「保存」をクリックします。