トランザクション照合でのグループ属性について

グループ属性は、1つ以上のメンバー属性で構成されるユーザー定義属性です。

グループ属性は、メンバー属性のセットに対して複数の値を格納できます。グループ属性の1つのメンバー属性を、キー・メンバー属性として割り当てる必要があります。

グループ属性の例は、店舗ID、店舗名、店舗の場所、電話番号、店舗マネージャおよび店舗電子メールのメンバー属性がある店舗です。複数の店舗の詳細は、このグループ属性に格納できます。各メンバー属性のデータは、値として参照されます。

グループ属性に格納されているデータは、次のようにすることができます:

Table 10-1 例: 店舗グループ属性

店舗ID 店舗名 店舗の場所 電話番号 店舗マネージャ 店舗電子メール
100 店舗1 Store1_Location 123-7645 Jane D jane.d@company.com
200 店舗2 Store2_Location 765-3467 Amar K amar.k@company.com
300 店舗3 Store3_Location 980-4821 Anita T anita.t@company.com
400 店舗4 Store4_Location 564-3563 Jack S jack.s@company.com

Note:

照合コンプライアンスで定義されたグループ属性は、トランザクション照合で定義されたものとは異なります。トランザクション照合では、照合コンプライアンスのグループ属性を使用できず、その逆も同様です。

Note:

トランザクション照合で、「照合タイプ - 表示」アプリケーション役割を持つユーザーは、グループ属性のリストを表示する「グループ属性」タブを表示できません。

グループ属性を使用するメリット

  • 一度定義して、複数のオブジェクト内で使用します
  • 複数のオブジェクトで使用される属性の値の不一致を阻止します
    • いずれかのメンバーの値に変更がある場合、更新する必要があるのはグループ属性のその値のみです。この変更は、グループ属性のキー値を参照するアプリケーション内のすべてのオブジェクトで表示できます。
    • 照合またはトランザクションでグループ属性のキー・メンバーを選択すると、すべてのメンバー属性の値を自動的に取得します。
  • アプリケーションでの複数の関連属性の設定に関係する労力が削減されます

    通常、グループ属性メンバーのサブセットは、フォーマット、照合またはトランザクションに含まれます。そのため、照合で店舗ID、店舗マネージャおよび店舗電子メールを使用し、トランザクションで店舗ID、店舗の場所および電話番号を使用する場合があります。グループ属性が使用される場合、これらの属性のすべてを個別に設定する必要はありません。かわりに、店舗ID (キー属性)を選択すると、他の属性メンバーの値は移入されます。

トランザクション照合グループ属性を使用できる場所

トランザクション照合に定義されたグループ属性は、次の場所で使用できます:

  • 照合タイプ
    • データ・ソース属性
    • 調整属性
    • サポート属性
  • ダッシュボード - 照合オブジェクト・タイプ用