通貨バケットは、照合で認証される必要のある各バケット、および照合の準備を容易にするための追加バケットに対して定義します。
たとえば、FUNCTIONAL通貨バケットでの照合が必要とされることが非常に一般的です。自社がこれに該当する場合、機能通貨バケットを有効にします。
ENTEREDまたは「転記済」通貨値で値を入力することで策定者の照合の実行が容易になる場合、このバケットも有効にします。
REPORTING通貨バケットは、通常このバケットに対する認証要件がある場合にのみ有効にします。自社の規則に合せて名前を変更できるようすべてのバケット・ラベルを構成できることに注意してください。
注:
通貨バケットを無効にする必要がある場合、そのバケットを参照するリスト・ビュー(保存済リスト・ビューを含む)を確実に更新して、有効な通貨バケットをかわりに参照するようにします。このとき、新たに有効化されたバケットと同期するために、通貨属性の削除と置換を行う可能性があります。通貨バケットを定義するには:
「すべての通貨による調整属性」と「デフォルトの通貨による調整属性」の両方が選択されている場合、すべての残高属性オプションをフィルタ処理および計算に使用できます。いずれのオプションも選択されていない、または通貨バケットが無効である場合、残高属性はバケットの選択に使用できません。
注:
単一通貨(たとえば、USDのみ)を持つ組織は、通常、アクティブ・バケットに「デフォルトの通貨による残高属性」のみを選択します。複数の通貨または複数のバケット(あるいはその両方)を持つ組織は、通常、すべてのアクティブなバケットに「デフォルトの通貨による残高属性」を選択し、最上位の使用可能なバケット(たとえば、レポート・バケットのみ)に「デフォルトの通貨による残高属性」を選択します。
使用可能なすべての残高属性が常にAccount Reconciliationで作成されます。そのため、「すべての通貨による残高属性」または「デフォルトの通貨による残高属性」(あるいはその両方)を選択するこれらのオプションは、どの属性がユーザーに表示されるかのみに影響します。希望の構成の決定は、オプションの選択および選択解除に問題を及ぼしません。オプションは選択されていないが属性の一部がすでに使用中である場合、それらはこれまでどおりに機能し続けます。ただし、ユーザーは新しいリスト、フィルタまたは計算にそれらを選択できなくなります。