照合コンプライアンスのすべてのフォーマットは、「勘定科目分析」、「残高の比較」または「差異分析」という3つの方法のいずれかに基づいています。
照合コンプライアンスのフォーマット
「勘定科目分析」方法は、比較対象の残高がない勘定科目に使用します。策定者が前払費用、経過勘定、準備金、無形資産などの期末残高を構成する項目のリストを照合に入力することで、勘定科目残高を正当化します。このトランザクションのリストを 「説明付き残高」と呼びます。説明なし差異が存在する場合、策定者は、「説明付き残高」タブと「調整」タブを使用して、説明なし差異をゼロにするために調整を記録します。
「残高の比較」方法では、残高を補助元帳、銀行残高証明書、レポートやその他の外部システムなどの別のソースの残高と比較し、残高が正当に照合されているとします。策定者がこのフォーマットを使用して勘定科目を照合する場合、ソース・システムの残高、サブシステムの残高およびその2つの残高の差異が表示されます。差異が存在する場合、策定者は、「システムの調整」タブまたは「サブシステムの調整」タブで調整を記録する必要があります。システムで、ソース・システムに対する調整および調整済のソース・システム残高が計算され、一方を他方から差し引いて説明なし差異が計算されます。
「差異分析」方法は、特定のしきい値を超えた場合に残高変動がモニタリングおよび説明されるようにします。「差異分析」は、前月比や前四半期比など、複数期間の残高を比較します。策定者は、このフォーマットを使用して勘定科目を照合する場合に、差異金額の説明を提供し、レビュー用に送信します。上位レベルでは、パワー・ユーザーまたは管理者はこの情報をロールアップするサマリー照合を参照できます。
Note:
差異分析では、「説明なし差異」は「現在の期間残高」から「差異の期間残高」および「差異の説明」を引くことで計算されます。
方法 | フォーマット名 |
---|---|
勘定科目分析 |
• 経過勘定 • 流動資産 • 流動負債 • 資本 • 無形資産 • 投資 • 非流動資産 • 非流動負債 • 前払費用 • ゼロ残高口座 |
残高の比較 * サンプル・アプリケーションの使用によってのみ使用可能 |
• 買掛金 • 売掛金 • 資産 - その他* • 銀行勘定突合 • 建物と土地 • 減価償却 • 固定資産 • 在庫 • TM会社間* • 追跡専用 • 照合アイテムによる追跡 |
差異分析 * サンプル・アプリケーションの使用によってのみ使用可能 |
• 月次差異分析 • 四半期差異分析* |