コンテンツの管理

管理者は、Oracle Analyticsコンテンツをコンソールから管理できます。たとえば、従業員が組織から離れると、そのワークブックおよび機械学習モデルの所有権を別の従業員に割当てできます。

コンテンツ管理の概要

Oracle Analyticsにより、Oracle Analyticsコンテンツを表示、管理できます。たとえば、従業員が組織から離れると、そのワークブックおよび機械学習モデルを別の従業員に再割当てできます。

管理者として、「コンテンツ管理」ページを使用して、すべてのコンテンツ・タイプの所有権を表示、管理および変更できます。
「コンテンツ管理」メイン画面

各アイテムの「アクション」メニューから、「クラシック・カタログで開く」オプションを使用して、アイテムが格納されたカタログ・フォルダを表示することもできます。これにより、他の構成変更を行うことができます。たとえば、アイテムのプロパティまたは権限を変更するには、アイテムにカーソルを合せ、右端にある「アクション」 をクリックし、「クラシック・カタログで開く」をクリックします。ノート: 「クラシック・カタログで開く」オプションを表示するには、アイテムを所有している必要があります。

コンテンツ所有権について

管理者として、所有権を次に変更できます:
コンテンツを所有している場合、次の権限があります:
  • オブジェクトIDの接頭辞が/@Catalog/であるオブジェクトを所有している場合、そのオブジェクトのプロパティを確認し、それについて他の権限がない場合でも権限を変更できます。
  • オブジェクトIDの接頭辞が/@default/のオブジェクトを所有している場合、常にそのオブジェクトのすべての権限を持ちます。

コンテンツの所有権の変更

Oracle Analyticsコンテンツの所有権は、コンソールから変更できます。たとえば、ある従業員が組織を離れた場合、その従業員のワークブックおよび機械学習モデルを別の従業員が使用できるように、別の従業員に再割当てすることができます。

元のコンテンツ作成者が組織を離れた場合、所有権を変更すると、分析コンテンツを再利用できます。また、分析ユーザーに分析コンテンツへのアクセス権をすばやく付与できます。
オブジェクトに応じて、所有権を自分自身、別のユーザーまたはロールに割当てできます:
  • オブジェクトIDが/@default/で始まるオブジェクトを選択した場合、別のユーザーに割当てできます。
  • オブジェクトIDが/@Catalog/で始まるオブジェクトを選択した場合、別のユーザーまたはアプリケーション・ロールに割当てできます。
  • 複数のオブジェクトをアプリケーション・ロールに割り当てる場合、オブジェクトIDが/@Catalog/で始まるオブジェクトのみを選択していることを確認してください。
ユーザーのプライベート・フォルダ内のコンテンツの所有権を変更するには、「ユーザーのプライベート・フォルダ内のコンテンツの所有権の変更」を参照してください。
  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「コンテンツ管理」をクリックします。

    「コンテンツ管理」メイン画面

  3. 所有権を再割当てする項目を見つけます:
    • ユーザーに属するすべてのオブジェクトを表示するには、「フィルタ」をクリックして、「所有者」フィールドにユーザーのユーザー名を入力します。「オブジェクト・タイプ」オプションを使用して、選択肢を絞り込むことができます。
    • 「オブジェクト・タイプ」オプションを使用して、リストを特定のタイプに制限します(「フィルタ」をクリックして表示)。
    • 「検索」ボックスを使用して、「名前」フィールドでテキストを検索します。たとえば、'cluster'を入力して、名前にclusterを含むオブジェクトを表示します。
  4. 1つのアイテムを選択する場合はクリックし、複数のアイテムを選択する場合は[Ctrl]を使用してクリックします。
  5. 「所有権の変更」をクリックします。

    「所有権の変更」ダイアログ

  6. 「所有権の変更先」オプションを使用して、オブジェクトの新しい所有者を指定します。
  7. 「OK」をクリックします。

ユーザーのプライベート・フォルダ内のコンテンツの所有権の変更

ユーザーがプライベート・フォルダに保存したコンテンツの所有権は譲渡できます。たとえば、ある従業員が組織を離れた場合、その従業員のプライベート・ワークブックおよび機械学習モデルを\User Folders\<User>\フォルダから別のフォルダに移動すると、別のユーザーがそれらを編集およびデプロイできるようになります。

  1. コンソールで、プライベート・フォルダの所有権を管理者に変更します:
    1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
    2. 「コンテンツ管理」をクリックします。

      「コンテンツ管理」メイン画面

    3. 「フィルタ」をクリックして、「所有者」フィールドにユーザーの名前を入力します。
      そのユーザーによって所有されているすべてのコンテンツが表示されます。プライベート・オブジェクトには、「オブジェクトID」に/@Catalog/users/<username>/の接頭辞が付きます。たとえば、ユーザー名が"john.smith"である個人に所有されているプライベート・コンテンツには、/@Catalog/users/john.smith/の接頭辞が付きます。
    4. ユーザーによって所有されているプライベート・オブジェクトを1つ以上選択します。
    5. 「所有権の変更」をクリックして、「所有権の変更」ダイアログを表示します。
    6. 「所有権の変更先」で、「ユーザー」をクリックし、自分のユーザー名またはAdminを入力して、「OK」をクリックします。
  2. 「カタログ」で、プライベート・オブジェクトの権限を変更して、それらを新規フォルダに移動します:
    1. 「ナビゲータ」をクリックして、「ホーム」をクリックし、「ページ・メニュー」ページから「クラシック・ホームを開く」を選択します。
    2. 「カタログ」をクリックして、左上隅の「管理ビュー」をクリックします。
    3. 「ユーザー・フォルダ」で、「マイ・フォルダ」をクリックし、ユーザーのプライベート・フォルダを選択します。
    4. 「タスク」パネルで、「権限」をクリックし、フォルダおよびそのコンテンツの制御を別のユーザーに割り当てます。

      Oracle Analytics Cloud Classicの「カタログ」ページ

    5. ユーザーのプライベート・フォルダのコンテンツを他のユーザーがアクセスできる別のフォルダに移動します。
      ソース・フォルダで、移動するオブジェクトを選択して、「コピー」をクリックします。次に、ターゲット・フォルダで「貼付け」をクリックします。
      たとえば、\User Folders\USER1\にあるワークブックおよび機械学習モデルを\User Folders\USER2\に移動するか、複数のユーザーがアクセスできる共有フォルダに移動します。

コンテンツ管理に関するよくある質問

Oracle Analyticsでのコンテンツ管理に関する一般的な質問の回答を探します。

所有権をロールに再割当てする際にどのような制限がありますか。

  • オブジェクトIDの接頭辞が/@Catalog/であるオブジェクトは、ユーザーまたはロールに割り当てることができます。
  • オブジェクトIDの接頭辞が/@default/であるオブジェクトは、ユーザーにのみ割り当てることができます。

複数の項目をロールに再割当てする場合、まずオブジェクトIDの接頭辞が/@default/である項目の選択を解除します。

オブジェクトIDの接頭辞を確認するには、コンテンツ管理ページの「オブジェクトID」列を調べます。
「コンテンツ管理」メイン画面

オブジェクトIDの@default接頭辞または@Catalog接頭辞は何を意味しますか。

@Catalog接頭辞は、ワークブック、接続、データセット、データ・フロー、レプリケーション、シーケンスまたはモデルを示します。@default接頭辞は、分析、ダッシュボード、レポートまたはフォルダを示します。