レプリケートしたデータの別のターゲット・データベースへの移動

データ・レプリケーションでは、ターゲット・データベースを変更する場合、現在のデータを新しいデータベースに移行し、新しいデータベースにレプリケートする接続を再構成できます。

たとえば、組織がOracle Cloud Infrastructure - ClassicからOracle Cloud Infrastructureに移行する場合、状況に応じてこれを実行する必要があります。

  1. 必要な権限と許可が新しいターゲット・スキーマに割り当てられていることを確認します。必要な権限と許可を参照してください。
  2. レプリケートした表および次のレプリケーション・システム表を新しいターゲット・スキーマにコピーします。
    • レプリケートしたすべての表(対応する索引と制約を含む)
    • REPL$_ERR_SUMMARY
    • E$_*
    • SDS_*
  3. 新しいターゲット・データベース用のレプリケーション接続を構成します。
    • 新しいターゲット・データベースが古いターゲット・データベースと同じタイプの場合、単に既存のレプリケーション接続を編集して接続の詳細を更新します。

      「接続」ページで、レプリケーション接続を見つけて「検査」をクリックし、「一般」タブを使用して新しいターゲット・データベースの詳細を更新します。

    • 新しいターゲット・データベースが異なるタイプの場合、そのタイプの新しいレプリケーション接続を作成して接続の詳細を指定します。

      「作成」をクリックしてから「レプリケーション接続」をクリックし、適切なタイプを選択して詳細を指定します。

  4. 古いターゲット・データベース接続の詳細を使用するように構成されている各データ・レプリケーション・エントリを更新します。
    1. 「データ・レプリケーション」ページを開き、編集するデータ・レプリケーションを選択します。
    2. 「レプリケーション・ターゲット」領域で:
      • 新しいターゲット・データベースが古いターゲット・データベースと同じタイプの場合、「スキーマ」が新しいデータベース用に正しく設定されていることを確認します。
      • 新しいターゲット・データベースが異なるタイプの場合、「選択」をクリックして新しいターゲット接続を選択し、「スキーマ」をクリックして新しいデータベース用に正しく設定します。
  5. ホーム・ページから、「データ」「接続」の順に移動します。ターゲット・データベース用のレプリケーション接続を見つけ、「検査」をクリックし、「表」タブを使用して新しいターゲット・スキーマの表情報を確認します。

これで、新しいデータベースに対して増分モードのデータ・レプリケーションを再開できます。