生成AI構成について

Oracle Analytics Cloudでデフォルトの生成AIを使用するか、サポートされているサードパーティの生成AIサービスのいずれかに接続するかを選択できます。現在、Oracle Analytics Cloudでは、OracleデフォルトGPT4-Turbo OpenAIの2つの生成AIサービスがサポートされています。

注:

Oracleは、2025年9月にサードパーティのサポートを終了します。その時点で、有効になっている生成AI機能は、組込みのOracleデフォルト生成AIサービスを使用するようにリダイレクトされます。

Oracle Analyticsの生成AIは、データのみを対象としたフィードバックとインサイトを提供します。ただし、Oracle Analyticsに組込みナレッジを含めるか、パブリック・ドメイン・ナレッジにサードパーティの生成AIを登録することで、より広範囲のサポート情報にアクセスできます。いずれかのオプションを有効にすると、Oracle Analytics LLM機能とのより複雑な対話が可能になります。

Oracleは、生成AIの組込みナレッジまたはサードパーティの生成AIサービスから提供された情報を辞書アイコン(辞書アイコン)でマークします。データから提供された情報はOracleロゴ・アイコンでマークされるため、ソースを簡単に判断できます。

APIキーは、サードパーティの生成AIサービスがユーザーを識別するために使用する一意の識別子です。セキュリティを維持するためにAPIキーを定期的にローテーションすることをお薦めします。APIキーをローテーションした後、生成AIサービスを新しいAPIキーで更新する必要があります。APIキー・セーフティのベスト・プラクティスを参照してください。

Oracle Analytics Cloud Enterprise Editionを使用している場合は、APIキーの追加のカスタム暗号化を有効にできます。Oracle Analytics Cloudでの暗号化についてを参照してください。

注意:

Oracle Analytics CloudをサードパーティAIと統合することを選択した場合、そのようなサードパーティAIは、Oracle Master Agreementで定義されているサードパーティ・サービスおよびサードパーティ・コンテンツです。サードパーティAIへのアクセスおよび使用は、そのサードパーティAIプロバイダの条件によって制限されており、ユーザーはその条件に準拠する責任があります。Oracle Analytics Cloudによって支援されるサードパーティAIへのアクセスは、一切の保証なしに「現状のまま」かつ「利用可能なかぎり」において行われます。オラクル社は、サードパーティAIに関連する一切の責任を負いません。

生成AIでのOpenAIの使用について

Oracle Analytics AIアシスタントの構成時には、有料のOpenAIアカウントのみを使用できます。OpenAIのトライアル・アカウントまたは無料アカウントは使用できません。

OpenAIの生成AIサービスを使用するようにOracle Analytics AIアシスタントを構成すると、アシスタントがOpenAIサービスに対して行ったすべてのリクエストは、OpenAIの使用制限にカウントされます。これは、結果やレンダリングされたコンテンツとは無関係です。各対話はトークンを消費します。トークンは、サービス制限内で効率的に使用するためにOpenAIによってトラッキングされます。

サードパーティの生成AIサービスに送信される情報

ユーザーがOracle Analytics AIアシスタントにリクエストを行うたびに、構成されたサードパーティのAIサービスと一部の情報が共有されます。共有される情報は、データセットまたはサブジェクト領域のスキーマ定義および問合せの内容です。データセットからの実際のデータはAIサービスに送信されません。

データセットまたはサブジェクト領域の特定の列を選択して有効にし、選択した場合は生成AIサービスに情報を送信できます。