データ・ゲートウェイのトラブルシューティング

データ・ゲートウェイ・エージェントで、ナビゲータ・オプションを使用して、「ステータス」、「ログ」および「問合せ」ページを表示して、リモート接続トラフィックをモニターし、接続およびパフォーマンスの一般的な問題をトラブルシューティングします。

「ナビゲータ」をクリックして、データ・ゲートウェイのページにアクセスします。

GUID-12258C9F-20C9-4812-AED5-9A886A025BFE-default.pngの説明が続きます
.pngの説明

「ステータス」ページを使用した接続の問題の診断

このページを使用して、データ・ゲートウェイ・エージェントがリモート・データベースで行うデータベース・リクエストを確認します。

データ・ゲートウェイ・エージェントで、「ナビゲータ」「ステータス」の順にクリックして、データベース・リクエストを確認します。

問題を診断するには、通常、日付またはジョブ・ステータスを検索します:
  • 日付で検索するには、「リクエストの検索」フィールドに、日付のすべてまたは一部を形式"YYYY-MM-DD HH-MM-SS"で入力します。たとえば、2022年3月28日のエントリを検索するには、"2022-03-28"を入力します。
  • 失敗したジョブを検索するには、「リクエストの検索」フィールドに、"REQUEST FINISHED WITH ERRORS"を入力します。

「リクエストの検索」フィールドをクリアして、すべてのジョブを確認します。
GUID-0476B3A6-F490-44F2-B7D4-E1EDE0FD0B49-default.pngの説明が続きます
.pngの説明

ジョブをクリックして、詳細なステータス情報を表示します。
GUID-DDFD4D08-83CA-4134-A739-517DE4EBBC0B-default.pngの説明が続きます
.pngの説明

「ログ」ページを使用した接続の問題の診断

このページを使用して、データ・ゲートウェイ・エージェントのログ・エントリを確認し、接続トラフィックを分析できるようにします。

データ・ゲートウェイ・エージェントで、「ナビゲータ」「ログ」の順にクリックして、ログ・エントリを確認します。ログ・ポーリングの有効化オプションを有効にして、適切なロギング・レベルを選択します。たとえば、接続の問題を診断するには、ログ・タイプ「デバッグ」に設定します。
GUID-B3F74324-7D86-492D-AF32-DD13F152A57F-default.pngの説明が続きます
.pngの説明

トラブルシューティングを完了したら、ログ・ポーリングの有効化を無効にするか、ログ・タイプを調整して、取得情報を減らすことをお薦めします。

「問合せ」ページを使用した接続の問題の診断

このページを使用して、データ・ゲートウェイ・エージェントからリモート・データベースに問い合せ、接続をテストしパフォーマンスを評価します。

データ・ゲートウェイ・エージェントで、「ナビゲータ」「問合せ」の順にクリックして、SQL文をデータ・ゲートウェイ・エージェントから(オンプレミス)データベースに直接実行します。たとえば、「ステータス」ページにリストされている失敗ジョブから問合せ文字列接続文字列およびドライバ・クラスをコピーできます。データベース資格証明を指定して、問合せを実行し、出力およびパフォーマンス統計(要した時間)を確認します。ノート: リモート・データベースは、JDBC接続文字列を使用した接続をサポートする必要があります。
GUID-D263ECAE-DE5F-4FC7-8A4E-D468B24E0A90-default.pngの説明が続きます
.pngの説明

リモート接続の問題およびヒント

発生する可能性のある接続の問題およびその解決方法のヒントを次に示します。

ダッシュボードおよび分析の問題

報告された問題 対処方法
エラー・コード603  - エージェントが接続されていません

データ・ゲートウェイ・エージェントが実行中で、データ・ゲートウェイ構成ページで有効化されていることを確認してください。Linuxでのデータ・ゲートウェイ: $ <Data Gateway Install Directory>/domain/bin/status.shを実行し、データ・ゲートウェイ・ステータスが稼働中または停止かを確認します。Windowsでのデータ・ゲートウェイ: 「タスク・マネージャー」→「詳細」タブで「datagateway.exe」プロセスを確認します。

[nQSError: 77031] リモート・サービスDatasourceServiceの呼出し中にエラーが発生しました。詳細: [JDSError : 78] 不正なURLによるエラー セマンティック・モデルの接続プールを確認し、「一般」タブおよび「その他」タブで設定を確認します。

接続またはデータセットの問題

報告された問題 対処方法
エラー・コード603  - エージェントが接続されていません データ・ゲートウェイ・エージェントが実行中であることを確認してください。Linuxでのデータ・ゲートウェイ: $ <Data Gateway Install Directory>/domain/bin/status.shを実行し、データ・ゲートウェイ・ステータスが稼働中または停止かを確認します。Windowsのデータ・ゲートウェイ・エージェントの場合、タスク・マネージャー」の「詳細」タブで「datagateway.exe」プロセスを確認します。
接続の保存に失敗しました。無効な接続詳細が指定されました。正しい詳細を入力して再試行してください。 このエラーは、DB2またはSQL Serverへの接続を作成するときに、「接続」ダイアログに表示されます。

エージェントの「ステータス」ページには"REQUEST FINISHED WITH ERRORS"も表示され、リクエストをクリックすると、"[JDSError : 110] JDS - 外部ソースへの接続文字列/URLが無効です。原因: 無効なOracle URLが指定されました"が表示されます。

回避方法:

  1. <データ・ゲートウェイのインストール・ディレクトリ>/oracle_common/jdk1.8.0_333/jre/lib/security/java.security fileファイルを編集します。
  2. 次のテキストを見つけます(行番号720の前後):

    jdk.tls.disabledAlgorithms=SSLv3, TLSv1, TLSv1.1, RC4, DES, MD5withRSA, \

  3. これを次のように変更します:

    jdk.tls.disabledAlgorithms=SSLv3, TLSv1, RC4, DES, MD5withRSA, \

  4. <Data Gateway Install Directory>/domain/bin/stopJetty.shに続けて<Data Gateway Install Directory>/domain/bin/startJetty.shを使用して、エージェントを再起動します。
JDSError : 110  - 外部ソースへの接続文字列/URLが無効です データ・ゲートウェイ・エージェントがデータ・ソースに接続できることを確認してください。Oracle Databaseに接続している場合、データ・ゲートウェイがインストールされているマシンで"telnet <hostname> <port>"を使用してテストしてください。
表示する列がありません データ・ゲートウェイ・エージェントをアップグレードします。Oracle Analytics Cloudの更新と一致しない以前のデータ・ゲートウェイ更新を使用している場合に、通常、この問題は発生します。
「リモート・データ接続の使用」オプションがありません

コンソールの「リモート・データ接続」「データ・ゲートウェイの有効化」オプションが有効化されていることを確認してください。

一般的な問題

報告された問題 対処方法
エージェント状態の変更が「エージェント名またはOracle Analytics Cloud URLが指定されていないか、キー・ペアが生成されませんでした」というエラーで失敗しました 「保存」をクリックしてから「有効化」をクリックします。問題が解決しない場合は、アプリケーションを再起動してください。必要に応じてネットワークを確認します。
エラーにより認証に失敗しました: 401"がテスト時に返されました。次のような理由が考えられます:

- データ・ゲートウェイ・エージェント・キーが、Oracle Analytics Cloudコンソールの<uicontrol>「リモート・データ接続」</uicontrol>ページにコピーされていない。たとえば、「OAC」→「コンソール」→「リモート・データ接続」ページでキーを貼り付ける前に、「テスト」ボタンをクリックした場合などです。

- データ・ゲートウェイ・エージェント・キーが再生成されたが、新しいキーが、Oracle Analytics Cloudコンソールの「リモート・データ接続」ページにコピーされていない。たとえば、データ・ゲートウェイ・エージェントをコンソールの「リモート・データ接続」ページにすでに登録済だが、そのIDがデータ・ゲートウェイ・エージェントのホーム・ページのキーのIDと一致しない場合などです。


GUID-993A05E7-934B-4EFE-A233-29A85B823B8C-default.pngの説明が続きます
.pngの説明

データ・ゲートウェイ・エージェントのキーがコピーされていない場合、コンソールでキーを貼り付けて、エージェントを登録します。

データ・ゲートウェイ・エージェントのキーが再生成されている場合、コンソールでデータ・ゲートウェイ・エージェントを削除して、コンソールでキーを貼り付けて、エージェントを再登録します。

エラーにより認証に失敗しました: 404"が保存時に返されました。

これは、Oracle Analyticsインスタンスが更新されている場合に通常発生します。

関連項目:

- Oracle Analytics Cloud 105.2以下からアップグレードされた環境でのリモート・データ・ゲートウェイの使用に関するガイダンス(ドキュメントID 2574387.1)

- Oracle Analytics Cloud - Classic : 105.2以下のリリースからアップグレードされた顧客管理Oracle Analytics Cloud-Classicインスタンスでのリモート・データ・ゲートウェイの有効化方法(ドキュメントID 2632064.1)。

テスト時に「無効なOAC URL」/「不明なホスト例外」が返されるか、エラー/メッセージが返されません。

次のような理由が考えられます:

- データ・ゲートウェイ・エージェントのホーム・ページで不正なURLが指定されています。たとえば、https://oacinst-tenancy.analytics.ocp.oraclecloud.com/dv/uiまたはhttps://oacinst-tenancy.analytics.ocp.oraclecloud.com/analyticsなどのURLを指定した場合などです

- データ・ゲートウェイ・エージェントからOracle Analytics Cloudインスタンスへの適切なネットワーク・ルートがない。たとえば、インターネット・アクセス用のプロキシ・サーバーがあり、ファイアウォールがデータ・ゲートウェイ・エージェントからOracle Analytics Cloudへのアクセスをブロッキングしている場合などです。プロキシ・サーバーが不要な場合、データ・ゲートウェイが実行されているマシンからOracle Analytics Cloudへの接続を確認します。

不正なURLがデータ・ゲートウェイ・エージェントのホーム・ページで指定されている場合、「URL」フィールドのURLを更新します。たとえば、Oracle Analytics Cloud URLがhttps://<instance details>.oraclecloud.com/dv/uiの場合、次のURLを指定します: https://<instance details>.oraclecloud.com

データ・ゲートウェイ・エージェントからOracle Analytics Cloudインスタンスへの適切なネットワーク・ルートがない:

- Linuxでは、コマンド$ sudo traceroute -T -p 443 https://<instance details>.oraclecloud.comを発行します

- Windowsでは、コマンドC:\> telnet https://<instance details>.oraclecloud.com 443を発行します。

プロキシ・サーバーが必要な場合、データ・ゲートウェイのプロキシ詳細を確認します。「無効なOracle Analytics Cloud URL (データ・ゲートウェイがOracle Analytics Cloudと通信できません)」を参照してください。

無効なOracle Analytics Cloud URL (データ・ゲートウェイがOracle Analytics Cloudと通信できません)

  • Oracle Analytics Cloudコンソールでデータ・ゲートウェイを有効化して構成済であることを確認します。
  • データ・ゲートウェイが実行されている環境からOracle Analytics Cloud URLにアクセスできることを確認します。たとえば、Linuxでは、tracerouteコマンドを使用できます(例: sudo traceroute -T -p 443 <Oracle Analytics Cloudインスタンスの完全修飾ドメイン名>)。
  • ファイアウォールを通じて通信をブロックする以外にないことを確認します。
  • プロキシを使用している場合、データ・ゲートウェイ・エージェントのホーム・ページに移動し、「ホスト」「ポート」「ユーザー」および「パスワード」「代理」設定を確認します。
パフォーマンスが低下しています 「ログ」ページを確認して、次で検索します:
  • 日付
  • 失敗したジョブ
  • ジョブID
  • 'REMOTE'

ログ・エントリを検出したら、1つのジョブをクリックして、「リクエスト・ステータス」ダイアログでミリ秒単位の「所要時間」を確認します。

データ・ゲートウェイのサイズ設定に関するガイダンスは、販売アカウント・チームにお問い合せください。

コンソール・ページの「リモート・データ接続」でテストが失敗

テストが失敗した場合、データ・ゲートウェイ・エージェントは、次のような様々な理由で認証できません:

  • データ・ゲートウェイ・エージェント・キーが、Oracle Analytics Cloudコンソールの「リモート・データ接続」ページにコピーされていない。
  • データ・ゲートウェイ・エージェント・キーが再生成されたが、新しいキーが、Oracle Analytics Cloudコンソールの「リモート・データ接続」ページにコピーされていない。
  • データ・ゲートウェイ・エージェントからOracle Analytics Cloudへの適切なネットワーク・ルートがない。