Essbaseへの接続

Essbaseへの接続を作成、編集および削除し、その接続を使用してEssbaseキューブからデータセットを作成できます。

Oracle Essbaseへの接続の作成

Oracle Analytics Cloud – Essbaseへの接続を作成し、その接続を使用してソース・データにアクセスできます。

  1. ホーム・ページで、「作成」をクリックしてから「接続」をクリックします。
  2. 「Oracle Essbase」をクリックします。
  3. 接続の詳細を入力します。
  4. 「DSN」 (データ・ソース名)に、データ・ソースのエージェントURLを入力します。

    Oracle Analytics Cloud – Essbaseには、次の書式を使用します。

    https://fully_qualified_domain_name/essbase/agent

    例: https://my-example.analytics.ocp.oraclecloud.com/essbase/agent

    このURLでは、ポートを開いたり追加構成を実行せずに接続できます。Oracle Analytics Cloud – EssbaseではパブリックIPアドレスが必要であり、デフォルト・ポートを使用する必要があります。

  5. 「ユーザー名」および「パスワード」で、Essbaseデータ・ソースへのアクセス権があるユーザー資格証明を入力します。
  6. 「認証」で、接続を認証する方法を指定します:
    • 常にこれらの資格証明を使用 - Oracle Analyticsは、接続に指定されたログイン名およびパスワードを常に使用します。ユーザーがログインを求められることはありません。
    • ユーザーは自分の資格証明の入力が必要 - Oracle Analyticsはデータ・ソースに対する自分のユーザー名とパスワードを入力するようユーザーに求めます。ユーザーは、権限およびロールが割り当てられているデータのみにアクセスできます。
    • (Oracle Analyticsでこのデータベース・タイプに対して偽装がサポートされている場合に表示)アクティブなユーザーの資格証明を使用 - Oracle Analyticsは、データにアクセスするためにサインインするようユーザーに求めません。Oracle Analyticsへのサインインに使用した同じ資格証明がこのデータ・ソースへのアクセスにも使用されます。
  7. 詳細を保存します。
    これで、接続からデータセットを作成できるようになりました。

プライベート・ネットワーク上のOracle Essbaseデータへの接続の作成

プライベート・ネットワーク上のOracle Essbaseデータへの接続を作成し、その接続を使用してデータにアクセスできます。

データ・ゲートウェイまたはプライベート・アクセス・チャネル(データセットまたはセマンティック・モデルの場合)を使用することで、プライベート・ネットワーク上に保持されているOracle Essbaseデータへの接続を保護します。データ・ゲートウェイの場合、管理者は、プライベート・ネットワークにデータ・ゲートウェイをインストールします。データ・ゲートウェイは、問合せをEssbaseホストにリダイレクトします。プライベート・アクセス・チャネルについては、プライベート・アクセス・チャネルを介したプライベート・データ・ソースへの接続を参照してください。

開始する前に、Oracle Essbase Marketplaceインスタンスに署名された証明書があることを確認します。
  1. ホーム・ページで、「作成」をクリックしてから「接続」をクリックします。
  2. 「Oracle Essbase」をクリックします。
  3. 接続の詳細を入力します。
  4. 「DSN」(データソース名)に、データ・ソースのURLを入力します。

    プライベート・ネットワーク上のOracle Essbaseにアクセスするための接続オプションを次に示します。

    ノート: データ・ソースのURLを指定するとき、<ホスト名>:<ポート>には、リモート・データ・コネクタ・ホストにトラフィックを転送する公共インターネット上でアクセス可能なホストのホスト名およびポートを指定します。

    • 基本URL構文:

      http(s)://<hostname>:<port>/essbase/capi/<private essbase host address>/<Oracle Essbase Agent port on the
            specified host>
      たとえば、
      https://myproxyhost.example.com:1234/essbase/capi/mylocalhost/1423
    • Oracle Essbaseがセキュア・ポートで実行されている場合:
      http(s)://<hostname>:<port>/essbase/capi/<private essbase host address>/<Oracle Essbase Agent Secure port on the specified host>/secure
    • Oracle Essbaseが自己署名付き証明書を使用してセキュア・ポートで実行されている場合:
      http(s)://<hostname>:<port>/essbase/capi/<private essbase host address>/<Oracle Essbase Agent Secure port on the specified host>/secure/selfsigned 
  5. 「認証」で、接続を認証する方法を指定します:
    • 常にこれらの資格証明を使用 - Oracle Analyticsは、接続に指定されたログイン名およびパスワードを常に使用します。ユーザーがログインを求められることはありません。
    • ユーザーは自分の資格証明の入力が必要 - Oracle Analyticsはデータ・ソースに対する自分のユーザー名とパスワードを入力するようユーザーに求めます。ユーザーは、権限およびロールが割り当てられているデータのみにアクセスできます。
    • (Oracle Analyticsでこのデータベース・タイプに対して偽装がサポートされている場合に表示)アクティブなユーザーの資格証明を使用 - Oracle Analyticsは、データにアクセスするためにサインインするようユーザーに求めません。Oracle Analyticsへのサインインに使用した同じ資格証明がこのデータ・ソースへのアクセスにも使用されます。
  6. オンプレミス・データベースに接続している場合は、「リモート・データ接続の使用」をクリックします。
    オンプレミス・データベースにアクセスできることを管理者に確認してください。
  7. 詳細を保存します。
    これで、接続からデータセットを作成できるようになりました。

ユーザーによるシングル・サインオンを使用したOracle Essbaseキューブのビジュアル化の有効化

Oracle Essbaseデータ・ソースでは、偽装を使用することで、複数のユーザーが再度ログインせずにOracle Essbaseキューブのデータをビジュアル化できます。

  1. Oracle Essbaseで、(EssLoginAs機能を使用して)他のユーザーを偽装する権限を持つユーザーを作成します。
  2. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「作成」「接続」「Oracle Essbase」の順にクリックします。
  3. 「接続の作成」ページで:
    1. 「DSN」で、Oracle Essbaseデータ・ソースのエージェントURLを指定します。
    2. 「ユーザー名」および「パスワード」で、ステップ1で作成したユーザーの資格証明を入力します。
    3. 「認証」で、「アクティブなユーザーの資格証明を使用」をクリックします。
  4. この接続を、データのビジュアル化が必要な複数のユーザーと共有します。次のタスクを参照してください。
    すでにシングル・サインオン資格証明を使用してログインしている場合、再度ログインせずにキューブにアクセスできます。

データ・ソース接続の共有

作成または管理するデータ・ソース接続にアクセス権限を割り当てることができます。

  1. ホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックします。「データ」「接続」の順にクリックします。
  2. 共有する接続にカーソルを合せ、「アクション」をクリックし、「検査」を選択します。
  3. 「アクセス」をクリックし、タブを使用してアクセス権を付与します:
    • すべて - 個々のユーザーまたはロールと接続を共有します。

    • ユーザー - 個々のユーザーと接続を共有します。

    • ロール - アプリケーション・ロール(BIコンシューマなど)と接続を共有し、そのロールを持つすべてのユーザーが接続を使用できるようにします。

  4. 「追加」ボックスを使用し、ユーザーまたはロールを検索して選択します。
    ユーザーまたはロールは、デフォルトの権限「読取り専用」が付与されて、下のリストに表示されます。
  5. デフォルトの権限を変更するには、次のいずれかを選択します:
    • フル・コントロール - ユーザーまたはロールは、接続を使用してデータベースの作成、接続の変更、接続名の変更、接続の削除を実行できます。また、接続の権限を変更することもできます。
    • 読取り/書込み - ユーザーまたはロールは、接続を使用してデータベースの作成、接続の変更、接続名の変更を実行できます(接続の削除はできません)。
    • 読取り専用 - ユーザーまたはロールは、接続を使用してデータセットを作成できますが、接続詳細の変更はできません。
  6. 「保存」をクリックします。
ユーザーが次回ログインすると、共有した接続を使用してそのデータベースのデータをビジュアル化できます。