自動インサイトにより、コンテンツの作成者は、AIアルゴリズムを直接調整し、特定のタイプのインサイトまたはデータセットの特定の列のみに焦点を当てることができます。
自動インサイトのユーザー設定
「自動インサイト設定」ペインの上部に、自動インサイトで生成できるインサイトのタイプをリストする10個のアイコンのセットが表示されます。これらの各タイプは、データセットに対して実行する特定のタイプの分析を表します。様々なアイコンをクリックしてから「適用」をクリックすることで、インサイトのタイプを選択または選択解除します。自動インサイトは、新規実行時にこの選択を考慮し、選択したタイプのインサイトのみを検索します。デフォルトでは、可能なすべてのタイプが選択されています。
.pngの説明
一部のインサイトは、特定の列がデータセット内に存在する場合にのみ表示されます。すべてのアイコンを選択した場合でも、データセット(または選択した列)に必要な列タイプが含まれないためそれらが表示されない可能性があります。たとえば、時間関連のインサイトは、選択項目に時間列が存在する場合にのみ表示されます。別の例として、ヒートマップは定義内に少なくとも2つのディメンションを必要とするため、1つのディメンションしか存在しない場合はヒートマップが表示されません。
列設定を調べ、ビジネス・ケースにとって有意義な列選択を構築し、「適用」をクリックします。インサイト・ランキング人工知能エンジンが実行され、興味深い値を示す可能性が高い順に並べられた一連のインサイトが素早く返されます。自動インサイト・アルゴリズムに含める列を多数選択するほど、これらすべての列に関するインサイトを一度に表示できる可能性が低くなります。アルゴリズムの関心の確度に基づいて、上位の有意義なインサイトのみがパネルに表示されます。設定で多くの列を選択した場合、それらすべてが選択されたインサイトの一部になる可能性は低くなります。反対に、少数の列しか選択しない場合は、それらの列に特化したインサイトがパネルに表示される可能性が高くなります。
特定のデータセットに対して行った選択は、次にデータセットを開いたときにシステム・メモリーに残っているため、同じオブジェクトをもう一度選択する必要はありません。
カスタム計算とその他の列制限
ワークブックのカスタム計算は、自動インサイト選択の選択肢として表示されません。特定のカスタム式で自動インサイトを実行するには、データ準備レベルで式を作成する必要があります。つまり、Oracle Analyticsでデータセット定義を編集し、計算された列をそこに追加します。これらのカスタム計算オブジェクトは、データセット内の他の列と同じように自動インサイトのスコアリングに含められます。
countまたはcount distinct集計ルールのあるメトリックや、Oracle Analyticsのジオメトリ・データ型の列など、一部の列タイプは自動インサイトでまだサポートされていません。