Oracle Content Managementに用意されているスタータ・テンプレートのコピーを使用して、テーマ・コンポーネントおよびカスタム・コンポーネントで新しいサイトを作成します。
スタータ・テンプレートは、カスタムWebサイトを構築するために必要な部分をすべて1つのパッケージに収集します。これには、デフォルト・サイト、レイアウト、ナビゲーション、サンプル・コンテンツ、テーマ、関連コンテンツ・アイテムなどが含まれます。Oracle Content Managementに用意されている他のテンプレートとは異なり、スタータ・テンプレートには、新しいテーマを含む新しいサイトを作成するために使いやすい基本フレームワークが用意されています。
注:
通常、テーマはテンプレート間で共有されますが、スタータ・テンプレートではテーマのコピーが使用されます。スタータ・テンプレートStarterTemplateおよびJETStarterTemplateは、管理者によってサービスのインストールおよび構成時にテンプレートが有効化されている場合にOracle Content Managementで他のテンプレートとともに提供されます。Oracle JavaScript Extension Toolkit (JET)スタータ・テンプレートには、テンプレート用の最新のJETスタイルが含まれ、ページ・コンテンツが(JETコンポーネントとして)実装され、JETベースのテンプレートおよびサイトを構築するためのスタータ・コンポーネントが用意されています。
基本プロセス
スタータ・テンプレートを操作するための基本プロセスを次に示します:
新しいサイトを作成し、スタータ・テンプレートを選択します。新しいサイトとともに新しいスタータ・テーマが作成されます。
注:
サイト名を慎重に選択します。サイトに付ける名前は新しいテーマの名前と複製され、このテーマは、サイトを公開した後にユーザーに対して表示されます。テーマの名前は作成後に変更できません。スタータ・サイトおよびテーマには、サイトとテーマの開発を開始するために必要な一連のフォルダとファイルが含まれます。
新しいテーマをデスクトップと同期化します。デスクトップを操作して、レイアウトおよび静的アセットを使用してテーマを拡張およびカスタマイズできます。これはテーマのコピーであり、テンプレートに固有の名前を使用するため、ソース・テーマに影響を及ぼさずにテーマを変更できます。
サイト・ビルダーでサイトを開きます。サイト・ビルダーを使用して、サイト構造に追加し、コンポーネントおよびインタラクションをページに追加し、新しいテンプレートのデフォルト・サイトの一部になるコンテンツを追加できます。スタータ・テンプレートに用意されているサイト・コンテンツを再使用または削除できます。
サイトおよびテーマの準備が整ったら、Oracle Content Managementインスタンスと変更を同期化してから、選択したサイトから新しいテンプレートを作成します。
テンプレートを共有して他のユーザーが使用できるようにします。
スタータ・テンプレートを使用したテンプレートの作成
スタータ・テンプレートを使用するには:
Oracle Content Managementサイド・ナビゲーションで、「サイト」をクリックします。
既存のサイトのリストが表示されます。
「作成」をクリックします。
「サイトの作成」ダイアログで、サイトの基準として使用するスタータ・テンプレートを選択します。
新しいサイトでは、スタータ・テンプレートに用意されているテーマが使用され、新しいサイト名に合せて名前が変更されます。
ダイアログで、サイトの名前を入力します。この名前はサイトURLに使用されます。文字、数字、アンダースコア(_)およびハイフン(-)を使用できます。スペースを入力した場合、アンダースコアに自動的に置換されます。
テンプレート、テーマ、コンポーネント、サイトまたはサイト・ページについて、authsite、content、pages、scstemplate_*、_comps、_components、_compsdelivery、_idcservice、_sitescloud、_sitesclouddelivery、_themes、_themesdeliveryといった名前を使用しないでください。documentsおよびsitesは、サイト・ページには使用できますが、テンプレート、テーマ、コンポーネントまたはサイトには使用しないでください。
注:
Oracle Content ManagementのサイトURLのパスでは、大文字と小文字が区別されます。問合せまたはフラグメント文字列の大文字と小文字の区別は、開発者によってカスタム・コードで管理されます。
https:[//host[:port]][/]path[?query][#fragment] \____________________/\________________________/ Location Data
オプションで、サイトの説明を入力します。
準備ができたら、「作成」をクリックします。
進行状況バーに、新規サイト名と作成ステータスが表示されます。サイトが作成されると、サイトのリストに名前が表示されます。その初期ステータスはオフラインです。
リストから新規に作成したサイトをすばやく見つけるには、「最終更新」でリストをソートします。直前に作成したサイトがリストの上位に表示されます。
注:
作成したサイトのマネージャのロールが自動的に割り当てられます。デスクトップ・アプリケーションを使用して、テーマをデスクトップと同期化します。
これで、テーマのフォルダ階層およびファイルが表示されるようになります。
スタータ・テーマには、次のようなフォルダおよびファイルの最小限のセットが含まれます:
theme assets css main.css js topnav.js designs default design.css design.json facebook.png googleplus.png linkedin.png twitter.png youtube.png x-close.png layouts index.html resonsepages 404.html _folder.json _folder_icon.jpg components.json viewports.json
x-close.pngファイルには、Cookie承諾ポップアップのデフォルトの閉じるアイコンが含まれます。
/layouts
フォルダには、次のコンテンツが含まれるスタータ・ページ・レイアウト・ファイル(index.html
)があります:
ファイルをページ・レイアウトとして使用することを可能にする一連のHTMLタグ。
シード済テキストおよび手順が含まれる単一のスロット。これには、テーマをデスクトップと同期化する方法、新しいページ・レイアウトを追加する方法、ページ・レイアウトにコンポーネントを追加する方法、新しいページ・レイアウトを使用してサイト階層を構築する方法などがあります。
レンダラAPI JavaScript関数およびオブジェクトを使用する方法の例を提供する単純なJavaScriptナビゲーション・ファイル。サイト階層内を横断し、必要なHTMLマークアップを生成し、サイト内のナビゲーションを可能にするには、レンダリングAPIが必要です。
テーマの変更が終了したら、テーマのフォルダおよびファイルをOracle Content Managementインスタンスと同期化します。テーマに対する変更がサイト内でどのように表示されて動作するかを確認するには、テーマをサイト・ビルダーで開きます。これは、反復的プロセスになる場合があります。
サイトを表示または変更するには、サイトを選択して、右クリック・メニューの「開く」をクリックするか、アクション・バーのをクリックします。
エディタ・モードを「編集」に切り替え、サイトを変更できるようにします。スタータ・テーマに用意されているページ・レイアウトを使用して、既存のページを変更したり、新しいページを追加したりできます。
注:
ページ・レイアウトの構造と用途に精通している場合、スタータ・テンプレートに用意されている不要なセクションを削除し、必要なセクションのレイアウトを新しいレイアウトの1つに切り替えることができます。サイトの変更が終了したら、サイトを「保存」し、「公開」をクリックして更新をベースサイトにマージします。
サイトを選択し、サイトに基づいてテンプレートを作成します。これにより、新しいテンプレートのアセットとテーマが取り込まれます。
テンプレートの使用を許可するメンバーとテンプレートを共有します。