基本テーマ構造

テーマの基本構造には、Oracle Content Managementに格納されたフォルダに指定されたデザイン、ナビゲーションおよびスタイルが含まれます。テーマは、サイトのテンプレートの一部です。

ユーザーが新しいサイトを作成するためにテンプレートを選択すると、関連付けられているテーマ・データが自動的にロードされます。JETスタータ・テンプレートまたはスタータ・テンプレートを使用する場合、テーマは参照されるかわりに自動的にコピーされます。開発者は、スタータ・テンプレートを使用している場合は、独自のテーマのコピーが必要です。

テーマは、基本的なフォルダおよびファイルを示すこの例のとおり、特定のフォルダおよびファイル構造で編成されます:

    theme
         assets
             css
                 main.css
             js
                 topnav.js
         designs
             default
                design.css
                design.json
         layouts
         publish
         responsepages
             404.html
         viewport.json
         _folder.json
         _folder_icon.png
         components.json

特定のフォルダには、次のフォルダを含む特定のタイプの情報が含まれています:

  • assets: JavaScript、カスケーディング・スタイル・シート(CSS)、イメージ、およびレイアウトで参照されるその他のサポート・ファイル。

  • designs: design.cssおよびdesign.jsonファイル。これらは、コンポーネントのスタイル・オプションを指定するために使用されます。

  • layouts: ページ・テンプレートのためのHTMLファイル。これらは、サイトのページを表示するために使用されます。

    注:

    すべてのHTMLファイルで、<!DOCTYPE html>のようなDOCTYPE要素がファイルの先頭にある必要があります
  • publish: 公開されたサイト内でテーマが使用されると、このディレクトリがリストされ、このディレクトリにファイルのコピーが含まれます。このディレクトリは、デスクトップ・アプリケーションを使用してテーマを同期した場合に表示されますが、テンプレートの一部としてテーマをエクスポートした場合には含まれません。

  • responsepages: エラー(404)を処理するための特別なページ。

    注:

    サイト内のページにエラー・ページのフラグが付けられている場合、テーマからの404エラー・メッセージは無視され、指定されたエラー・ページがかわりに使用されます。
  • viewport.json: テーマのビューポート設定を指定します。

  • _folder.json: テーマの名前とGUIDを指定します。例:

    {
          "themeName":"MarketingCampaignTheme",
          "itemGUID":"TB79D65F699B022AC4E11F4D4EE870070A1ADD86BBBB"
    }

    GUIDは、テーマが最初にインポートされたとき、またはコピーされたときに、Oracle Content Managementによって作成されます。テーマ名は、テーマ作成時に、テーマの開発者によって割り当てられます。

  • components.json: (非推奨。)テーマ内で使用されるカスタム・コンポーネントを記録します。下位互換性のためにのみ維持されています。

新しいテーマを作成する際には、2つの重要なファイルがあります。これらのファイルは、コンポーネントのスタイルを設定します:

  • design.css

  • design.json

ナビゲーション情報は1つのJavaScriptファイル(nav.jsという名前のファイルなど)に格納することをお薦めします。テーマの/assets/js/フォルダは、そのようなファイルに適した場所です。