ドキュメント設定の構成

ドキュメント設定には、ユーザー割当て制限およびリンク設定が含まれます。

注:

Oracle Content Management Starter Editionを使用している場合、「ドキュメント」セクションはサポートされません。完全な機能セットを利用するには、Premium Editionにアップグレードします

「ドキュメント」ページでは、次のアクションを実行できます。

ファイルとフォルダの削除の制限

ファイルまたはフォルダを削除できるユーザーを制限して、ファイル作成者とフォルダ管理者だけが削除できるようにすることができます。

ファイルとフォルダの削除を制限する手順:

  1. Oracle Content Management Webアプリケーションに管理者としてサインインしたら、ナビゲーション・メニューの「管理」領域の「システム」をクリックします。

  2. 「システム」メニューで、「ドキュメント」をクリックします。
  3. ファイルとフォルダの制限で、「有効」を選択して、削除をファイル作成者とフォルダ管理者のみに制限します。

ユーザー割当て制限の設定と記憶領域の管理

ユーザーに割り当てるストレージ領域容量の割当て制限を設定できます。また、完全に削除される前にアイテムがごみ箱に残っている時間の長さを制限したり、古いバージョンが削除される前に保持されるバージョン数を制限することでストレージ領域を節約することもできます。

割当て制限およびストレージ領域を設定するには:

  1. Oracle Content Management Webアプリケーションに管理者としてサインインしたら、ナビゲーション・メニューの「管理」領域の「システム」をクリックします。

  2. 「システム」メニューで、「ドキュメント」をクリックします。
  3. 「割当て制限」の下にある次のデフォルトを設定します。
    • ユーザーごとのデフォルトの割当て制限: ユーザーごとの記憶領域の量をGB単位で指定します。1から999までの値を入力します。
    • ファイルおよびフォルダをごみ箱に保持する最大日数: ファイルが完全に削除される前にごみ箱に保存される日数を指定します。このオプションを"0"に設定した場合、次回パージ・ジョブを実行したときにファイルが削除されます。パージ・ジョブは1日に1回実行されます。
    • 無制限バージョンを許可: 保持するバージョン数を制限する場合、「無効」を選択し、「ファイル当たりのバージョンの最大数」を指定します。バージョンの最大数を超えると、より古いバージョンが削除されます。
    • クリーンアップしたリビジョンを完全に削除: デフォルトでは、バージョンの最大数を超えると、最も古いファイル・リビジョンが即時に削除されます。かわりに古いバージョンをごみ箱に移動する場合は、このオプションを無効にします。
ストレージの量を表示し、特定のユーザーのストレージ割当て制限をオーバーライドするには、ユーザーのストレージ割当て制限のオーバーライドを参照してください。

デフォルトのリンク動作の設定

管理者は、サービス全体にわたるパブリック・リンクの処理方法を決定できます。この種類のリンクでは、受信者にフォルダ内のファイルの使用を許可しながら、他のフォルダへのアクセス権を制限できます。ファイルへのパブリック・リンクを送信すると、受信者はその1ファイルのみにアクセスできます。

リンクの動作を設定するには、次のステップに従ってください。

  1. Oracle Content Management Webアプリケーションに管理者としてサインインしたら、ナビゲーション・メニューの「管理」領域の「システム」をクリックします。

  2. 「システム」メニューで、「ドキュメント」をクリックします。
  3. 「リンク」で、次の設定を構成します。
    • ファイルおよびフォルダへのパブリック・リンクを許可: ユーザーにパブリック・リンクの作成および他のユーザーとのそれらのリンクの共有を許可する場合は、「有効」を選択します。
    • デフォルト共有リンク・タイプ: パブリック・リンクを有効にした場合は、共有リンクのデフォルトを「メンバー専用」または「パブリック」に指定します。ユーザーが誤ってパブリック・リンクを作成しないように、この設定を「メンバー専用」のままにしておくことができます。
    • アクセス・オプション: パブリック・リンクを有効にした場合、ユーザーがパブリック・リンクを送信できるのはすべてのユーザー(「すべてのユーザー」)かまたはOracle Content Managementアカウントを持っているユーザー(「すべての登録済ユーザー」)かを指定します。

      パブリック・リンクをすべてのユーザーに送信することを許可すると、ユーザーが社外のユーザーと機密情報を共有する可能性があるため、セキュリティが低下します。これを「すべてのユーザー」に設定するのは、それが会社で許容される慣習であるとわかっている場合のみにしてください。

    • パブリック・リンクの作成時にユーザーに警告を表示: パブリック・リンクの作成時にユーザーに警告する場合は、「有効」を選択します。
    • ユーザーがパブリック・リンクを作成する際に表示する警告メッセージのカスタマイズ: 警告メッセージを有効にした場合、パブリック・リンクを使用しようとしていることをユーザーに警告するための独自のメッセージを設定できます。「有効」を選択し、カスタム・メッセージを入力します。
    • パブリック・リンクに使用可能な最大ロール: ユーザーがパブリック・リンクを作成するときに、ユーザーが割り当てることができる最上位のロールを選択します。これは、サービスからコンテンツを追加またはダウンロードできるユーザーを制御するのに役立ちます。
    • 新規パブリック・リンクのデフォルト・ロール: ユーザーがパブリック・リンクを作成するときに、デフォルトで割り当てられるロールを選択します。このロールでは、最大ロールに設定したロールよりも多くの権限を許可することはできません。
    • すべてのパブリック・リンクに有効期限を強制: パブリック・リンクを作成するとき、リンクに名前を付け、オプションで有効期限とアクセス・コードを設定します。確実にすべてのパブリック・リンクに有効期限があるようにする場合は、「有効」を選択し、最大有効期限を設定します。
    • 最大有効期限の設定: パブリック・リンクに有効期限を強制する場合、リンクが期限切れになるまでの最大有効日数を入力します。これにより、作成したリンクが使用中であること、リンクが有効なままで長期間未使用の状態になっていないことを確認できます。リンクが期限切れの場合、リンクの所有者は必要に応じて再作成および再送できます。