アプリケーション間でのディメンションの整合性確保

Oracle Enterprise Data Management Cloudの重要なメリットとして、複数のアプリケーション間でのディメンションの比較と整合性確保が可能になることがあげられます。同じディメンション情報を持つと想定される複数のアプリケーションを個別に管理すると、アプリケーション間の不整合発生のリスクが高まります。

不整合は次のような原因で発生します。

  • あるアプリケーションに存在する特定のノードが別のアプリケーションに存在しない

  • 2つのアプリケーションに同じ名前のノードが存在するが目的が異なる。説明が異なる、またはノードが階層内の異なる親にロールアップされているなどが例としてあげられます。

Oracle Enterprise Data Management Cloudを使用すると、階層またはビューポイント内のノードを比較して差異を解決し、2つのアプリケーションの整合性を確保できます。

アプリケーション間でのディメンションの整合性確保の図

この例では、GL勘定科目と計画勘定科目の2つのビューポイントを勘定科目メンテナンス・ビューで比較しています。ノードを2つのビューポイントで比較し、解決の必要な差異が存在するかどうかを確認しています。

注:

異なるノード・タイプのノードを2つのビューポイント全体にわたって比較するには、ノード・タイプ・コンバータが必要です。