ビューポイントのプロパティの構成方法の理解

ビューポイントのノードに使用できるプロパティは、データ・チェーンのノード・タイプで使用できるプロパティです。様々な方法でプロパティを表示するようビューポイントを構成できます。たとえば、特定のプロパティを1つのビューポイントでは編集可能にし、別のビューポイントでは読取り専用にすることができます。

次の表に、データ・オブジェクトでプロパティを構成する方法を示します。

表20-3 データ・オブジェクトおよびプロパティ

データ・オブジェクト プロパティ構成
ノード・タイプ データ・チェーン内にノード・タイプが含まれるすべてのビューポイントに対して次を定義します。
  • 使用可能なプロパティ。
  • プロパティが必要かどうか。

    必要なプロパティとは、そのプロパティに対する値をすべてのノードが持つ必要があることを意味します。これは、ノード・タイプがアプリケーションのバインディング・ルールに準拠するために含める必要があるプロパティである、必須プロパティとは異なります。

ビューポイント 特定のビューポイントに対して次を定義します。
  • ビューポイントに表示されるプロパティ。
  • プロパティに対して表示される名前。つまり、プロパティのラベルを指定できます。
  • プロパティ値が編集可能であるか読取り専用であるか。

詳細は、 プロパティの操作を参照してください。

例20-2 プロパティの構成

汎用アプリケーションの勘定科目ディメンションのノード・タイプがあり、Custom.Number of Decimal Placesという名前のオプションのプロパティを作成したとします。また、次の方法でプロパティを処理するビューポイントを構成する必要があるとします。

  • プロパティがすべての勘定科目ノードに対して使用可能かつ必須です。
  • このビューポイントによって表示されるプロパティ名はDecimal Precisionです。

次の例は、このプロパティがビューポイント内でどのように表示されるかを示しています。


Decimal Precisionを必須プロパティとして表示するノード。

これを実現するには、次で説明するようにノード・タイプおよびビューポイントを構成します。

  1. ノード・タイプの「プロパティ」タブで、Custom.Number of Decimal Placesプロパティを必須として指定します。
    ノード・タイプに追加され、必須として設定されたCustom.Number of Decimal Placesプロパティ。
  2. ビューポイントの「プロパティ」タブで、「ラベル」「Decimal Precision」に変更します。
    Custom.Number of Decimal Placesプロパティの表示名プロパティがDecimal Precisionに設定されます。