要求の検証の問題の操作

ドラフト要求の要求パネルで、検証の問題のある要求アイテムを識別し、要求アイテムに対してアクションを実行して問題を解決できます。検証の問題は、ファイルをロードしたり、ビューポイントに対話型で変更を加えたりすることで発生する可能性があります。

検証重要度に応じて、検証チェックに失敗した要求アイテムはエラーまたは警告でマークされます。要求が次のステージに遷移するには、エラーを修正する必要があります。警告のある要求を次のステージに遷移できます。

開いたドラフト要求で「要求の問題」 要求の問題アイコンをクリックし、問題を表示して解決します。

問題の解決

デフォルトでは、すべての要求の問題が問題タブに表示されます。フィルタボタンをクリックして、次のようにフィルタ・オプションを選択します:

  • 「すべての問題」: すべての警告およびエラーが表示されます
  • 自分の問題: 自分が修正を担当する要求アイテムに対する警告およびエラーのみが表示されます。次の「問題およびエラーの担当」を参照してください。
  • すべてのエラー: すべてのエラーが表示されます
  • 自分のエラー: 修正を担当する要求アイテムのエラーのみが表示されます。次の「問題およびエラーの担当」を参照してください。

問題およびエラーの担当

「自分の問題」または「自分のエラー」を選択すると、次のように、修正を担当する警告またはエラーのみにリストがフィルタされます:

  • 要求担当者である場合、すべてのエラー(および「自分の問題」に警告)が表示されます。すべての検証エラーは、要求を送信する前に修正する必要があります。
  • 要求の協力者またはエンリッチ者である場合、次の検証警告およびエラーが表示されます:
    • 変更を加える権限がある要求アイテムの検証警告およびエラー
    • 表示アクセス権がある欠落した必須プロパティ

「自分の問題」を表示するフィルタ・アイコン

たとえば、次の要求には2つの検証の問題があります。最初の問題は、ノード1150がすでに存在することを示しています。2番目は、「終了日」が「開始日」より後の日付である必要があることを示しています。

要求の検証の問題タブ

最初の問題を修正するには、プロパティ・ペインでノードの名前を変更します。そのようにすると、エラー・メッセージは表示されなくなります。


修正された要求検証エラー・ノード名

2番目の問題については、「終了日」が「開始日」より後になるように、「開始日」または「終了日」のいずれかを編集できます。ただし、この例でこの問題の重要度は、送信ステージでは警告であり、承認ステージではエラーです。これは、この時点では問題を修正せずに要求を送信できることを意味します。検証の問題を無視して、要求の送信を続行することを確認する必要があります。


要求の検証の問題の確認

検証の問題が、警告ではなくエラーとして表示されるようになったことに注意してください。この問題の重要度は承認ステージではエラーに設定されているため、エラーを修正せずに要求を承認することはできません。


エラーとして表示される終了日の検証

「開始日」または「終了日」を修正すると、検証の問題は表示されなくなります:


検証の問題が表示されていない要求

他のコントリビュータからの問題の解決

要求の送信者または協力者は、検証の問題が発生している要求アイテムを要求ペインから表示したりアクションを実行できない場合があります。これは、次の場合に起きる可能性があります:

  • 要求に割り当てられたか招待されたが、送信者または以前のエンリッチ者が変更を加えた1つ以上のビューポイントへのアクセス権がない場合。
  • プロパティが更新された要求に割り当てられたか招待されたが、そのプロパティへのアクセス権がない場合。
  • 送信したプッシュバック済または撤回済の要求が、自分のアクセス権では実行できない変更でエンリッチされた可能性がある場合。

これらの問題を解決するには、次のアクションを実行します:

  • 要求アイテム全体または要求アイテム・インスタンスを削除します。要求ペインで、要求アイテムの横にある選択をクリックし、「削除」を選択します。
  • 要求を検査し、問題が発生している要求アイテムの個々の要求アクションを削除します。要求アイテムの検査を参照してください。

ヒント:

他のコントリビュータからの問題を表示するには、フィルタボタンをクリックして、「自分の問題」から「すべての問題」に切り替えます。

派生プロパティの検証の問題の解決

派生プロパティの検証の問題は、次のいくつかの方法で解決できます。

  • プロパティが編集可能な場合、派生プロパティを定義済の値でオーバーライドする

  • 派生プロパティが依存する別のプロパティを変更する

  • ビューポイント内のノードを移動または除去する

  • 要求アイテムまたはアイテム・インスタンスを削除する

詳細は、派生プロパティを参照してください。

「ノードはすでに存在します。」という検証の問題の解決

「ノードはすでに存在します。」という検証エラーが表示される可能性があるシナリオがいくつかあります。

  • 新しいノードが、同じノード・タイプの既存のノードの名前と競合する名前で追加される: この場合、追加されるノードの名前を一意になるように変更します。
  • 1つの要求で、複数のビューポイントに同じノードを追加する複数のサブスクリプション要求が生成される: この場合、最初のサブスクリプション要求が完了するとノードが追加され、続いて他の要求が完了すると、「ノードはすでに存在します。」という検証エラーが表示されます。このエラーを修正するには、「修復」オプションを使用します。要求アイテムの修復を参照してください。