派生プロパティとは、定義した式からデフォルト値が計算されるプロパティです。
派生プロパティを使用すると、ノードのプロパティ値のメンテナンスを軽減でき、値のデータ整合性を保持するのに役立ちます。式ビルダーを使用して式を定義します。式の定義方法の詳細は、式を使用したカスタム・ビジネス・ロジックの定義を参照してください。
考慮事項
次のデータ型を使用してプロパティの値を導出できます:
bottom
、parent
、ancestors
、siblings
などの位置情報を使用できます。検証
派生プロパティ値は、要求が送信またはコミットされる前に、更新されたすべてのノードで検証されます。派生プロパティ検証は、次の場合に要求に対して実行されます。
すべての要求アイテムの検証
選択された要求アイテムの検証
対話型、サブスクリプション、またはインポートのいずれかによる要求の送信
要求の承認
注:
派生プロパティ検証は、要求に要求アイテムがあるノードに対してのみ実行されます。
派生プロパティの検証の問題は、次のいくつかの方法で解決できます。
編集可能な場合、派生プロパティを定義済の値でオーバーライドする
派生プロパティが依存する別のプロパティを変更する
ビューポイント内のノードを移動または除去する
要求アイテムまたはアイテム・インスタンスを削除する
詳細は、要求の検証を参照してください。
派生プロパティの定義
派生プロパティ式を定義するには:
ブール、日付、整数、浮動小数点、リスト、ノードまたは文字列のデータ型を使用するプロパティ定義を検査します。プロパティの検査を参照してください。
所有者またはメタデータ・マネージャ権限が割り当てられているアプリケーションを選択します。
「編集」をクリックします。
「デフォルト・タイプ」から「派生」を選択します。
「デフォルト値」テキスト・ボックスにある「式」アイコンをクリックします。
プロパティを計算する式を定義して、「適用」をクリックします。式の定義方法の詳細は、式を使用したカスタム・ビジネス・ロジックの定義を参照してください。
「保存」をクリックします。
注:
プロパティの派生式を除去するには、ステップ1から4を繰り返し、「デフォルト・タイプ」を「派生」から「なし」または「指定済」に変更します。