プロパティ継承および共有ノード

継承は、階層構造内でのノードの位置に基づいてデフォルト値を定義する方法です。

共有ノードは、階層構造内で複数の位置にあるノードです。このことから、共有ノードはノード・レベルのプロパティおよび関係レベルのプロパティについて、異なる継承値を持つ可能性があります。

注:

定義値が位置ごとに異なることはできません。値はノードレベル・プロパティのためにノードで、または関係レベル・プロパティのためにノードと親で定義されているためです。

インポート

インポート中、すべての値は定義値としてインポートされます。その後インポート・プロセスでは、継承を可能にするために値がクリアされ、デフォルトが使用されます。  これが行われるのは、インポートがトップ・ダウンの階層順序ではなく、1度で処理を実行できない可能性があるためです。

非共有ノード(最上位ノードを除く)の場合、インポート・プロセスでは、値が継承値またはデフォルト値と等しいかどうか、および等しい場合は、値が除去されているかどうかを特定します。

共有ノードは、その位置によって継承値が異なる可能性があるため、すべての共有位置が同じ値を継承する場合であっても、インポート・プロセスでは共有ノードの値をクリアしません。

エクスポート

エクスポート中、このロジックがシステム固有の要件によってオーバーライドされる場合を除き、共有ノードに対してプロパティ値が繰り返されます(例: Planning)。