データ・ガバナンスは、情報をエンタープライズ内の資産として扱うことに関連するデータ品質、データ管理、データ・ポリシー、ビジネス・プロセス管理およびリスク管理が一元的に行われることを表します。Oracle Fusion Cloud Enterprise Data Managementでは、組織で要求ワークフローを使用して、データ・スチュワードやデータ保管者がデータを処理するために使用するプロセスおよび方法を積極的に管理し、高品質なエンタープライズ・データ・アセットを作成し維持できます。
要求ワークフローでは、いくつかの重要な方法でガバナンスに関する課題に取り組みます。
要求モデルは、アイテムおよびアクションのセットに基づいて変わります。要求内のアイテムは、まとめて検証、承認およびコミットされます。これにより、変更管理における整合性が維持され、変更の制御が可能になります。
ワークフローの承認は推論ベースです。アプリケーション、ディメンション、階層セットまたはノード・タイプ・レベルで1つ以上の承認ポリシーを構成します。ワークフローは、承認ポリシーの実行と承認者の招待の調整を同時に行い、質の高い成果を達成します。
ワークフローは、デフォルトで、"4つの目"の原則に従います。承認ポリシーは、指定されていない限り、送信者を承認者として除外するようにデフォルトで構成されます。
ワークフローは、複数のビジネス・コンテキストにわたり実装できます。
アプリケーション、ディメンションまたはノード/階層レベルの承認を保証するためにアプリケーション・ビュー内で構成されます。
アプリケーション・コンテキスト全体の関連する変更に対する承認を保護するためにメンテナンス・ビューに実装されます。
複数のアプリケーション・コンテキストにわたるアプリケーションのディメンション・レベルのエンリッチメントおよび承認ステージをシミュレートするために、サブスクリプション要求の一環としてトリガーされます。
注:
承認ポリシーを使用する別のビューポイントの変更にサブスクライブしている場合、変更は、要求が承認されたとき、サブスクライブしているビューポイントに適用されます。サブスクライブしているビューポイントがエンリッチメント用に構成されている場合、サブスクリプション担当者は要求を変更できます。ビューポイントのサブスクライブを参照してください。
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ワークフローでのサブスクリプションの使用方法の理解 |
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