要求インスペクタの「系列」タブには、要求の前後の関連要求を示す要求の図が表示されます。
系列図には、元の要求、およびそこから生成されたサブスクリプション要求が含まれます。各要求を展開して、タイトル、ステータス、所有者、影響を受けたビューポイント、要求の作成に使用されたサブスクリプション(まだ処理されていないサブスクリプションの場合には保留中のサブスクリプションを含む)など、詳細を表示できます。また、詳細カードの要求タイトルをクリックして、系列内の要求を検査したり、詳細情報(要求アイテム、コメント、添付、要求ワークフロー、履歴など)にアクセスできます。
「系列」タブ内の各要求はボックスで表され、図の最上部に元の対話型要求が表示されます。各ボックスを展開して、要求内のビューポイントを表示できます。サブスクリプションは、要求が縮小されているときは破線の矢印で表され、要求が展開されてビューポイントが表示されているときは実線の矢印で表されます。
要求、ビューポイントまたはサブスクリプションをクリックして、これらに関する詳細(完了した要求の送信日、ドラフト要求の現在の担当者など)を詳細カードに表示します。詳細カードには、そのオブジェクトに関する詳細情報を確認するためのリンクも含まれています。たとえば、詳細カードに要求が表示されているとき、詳細カードのリンクを使用して、要求またはビューを検査できます。詳細カードにサブスクリプションが表示されているときは、詳細カードのリンクを使用して、ソース・ビューとターゲット・ビューおよびビューポイントとともにサブスクリプションを検査できます。
Note:
要求系列に含まれる要求が削除されると、削除された要求のプレースホルダが図に表示され、後続のサブスクリプションまたは要求は表示されません。削除されたサブスクリプション要求をクリックすると、削除された要求に関する追加情報が表示されます。
マウスを使用して、図の位置を調整したり、図のズーム・インやズーム・アウトができます。元の図を復元したり、現在進行中のサブスクリプションのステータスを更新するには、「リフレッシュ」 をクリックします。
図には、元の要求または要求の結果を表示するアイコンが表示されます。次の表は、系列図内のアイコンを説明しています:
Table 12-1 要求系列のアイコン
アイコン | 意味 |
---|---|
![]() |
要求を展開します |
![]() |
要求を縮小します |
![]() |
要求は対話型で作成されました |
![]() |
要求はサブスクリプションから作成されました |
![]() |
要求はインポートにより作成されました |
![]() |
サブスクリプション要求は自動送信されました |
![]() |
要求は削除されました |
![]() |
サブスクリプション要求は失敗したか、またはスキップされました |
失敗した、またはスキップされたサブスクリプション
失敗したか、またはスキップされたサブスクリプション要求の場合、系列図には、失敗したか、またはスキップされたサブスクリプションのソース要求に アイコンが表示されます。詳細カードには、次のような失敗に関する詳細が表示されます:
完了した要求から、サービス管理者およびビューに対する所有者権限があるユーザーは、構成の問題(サブスクリプション担当者の欠落など)が原因で失敗したサブスクリプションをリプレイできます。これにより、ソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントの間でデータの整合性を確保するために、完了した要求について以前に実行されなかったサブスクリプションを再処理できます。
サブスクリプションのリプレイに関する考慮事項
サブスクリプションをリプレイする場合、次のサブスクリプションが再処理されます:
アイテムが生成されなかったためにスキップされたサブスクリプションをリプレイすることはできません。
サブスクリプションをリプレイするには:
完了した要求の要求インスペクタから、「アクション」、「サブスクリプションのリプレイ」の順にクリックします。
Note:
「サブスクリプションのリプレイ」メニュー項目は、完了した要求すべてについて表示されます。ただし、このアクションを選択したときに再処理されるのは、失敗したサブスクリプションまたは実行されたことがないサブスクリプションがある要求のみです。