サブスクリプションの作成、編集および検証

サブスクリプションを作成するには、ターゲット・ビューポイントに移動して、サブスクライブするソース・ビューポイントを選択します。ソース・ビューポイントで変更がコミットされると、ターゲット・ビューポイントで同じ変更を行うための要求が生成されます。

ベスト・プラクティス

ノード・タイプ・コンバータを作成するとき、ベスト・プラクティスとしては、ソース・ノード・タイプをターゲット・ビューポイントの単一ノード・タイプに変換します。ソース・ノード・タイプを複数のターゲット・ノード・タイプに変換すると、サブスクリプション要求が不明になり、レコードがスキップされる可能性があります。

サブスクリプションの前提条件

サブスクリプションの作成を可能にするには、これらの条件を満たす必要があります。

  • ソース・ビューポイントおよびターゲット・ビューポイントの両方のステータスがアクティブである必要があります。

  • サブスクリプションの作成者およびデフォルトと代替の担当者には、十分な権限およびデータ・アクセスが必要です。要求のセキュリティを参照してください。

  • ソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントの両方に階層タイプ・ノード・セットがある場合は、2つの階層セットは異なる可能性が高く、2つのビューポイントは同等のノード・タイプを少なくとも1つ持つ必要があります。つまり、ソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントは、同じアプリケーション内では同じノード・タイプを持つ必要があります。ノード・タイプが異なる場合は、ノード・タイプ・コンバータを設定して、ソース・ノード・タイプをターゲット・ノード・タイプに変換する必要があります。

  • ソース・ビューポイントにリスト・タイプ・ノード・セットがあり、ターゲット・ビューポイントに階層タイプ・ノード・セットがある場合は、2つのビューポイントは同等のノード・タイプを少なくとも1つ持つ必要があります。つまり、ソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントは、同じアプリケーション内では同じノード・タイプを持つ必要があります。ノード・タイプが異なる場合は、ノード・タイプ・コンバータを設定して、ソース・ノード・タイプをターゲット・ノード・タイプに変換する必要があります。

  • ソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントの両方がリスト・タイプ・ノード・セットを持つ場合、またはソースが階層タイプ・ノード・セットを持ち、ターゲットがリスト・タイプ・ノード・セットを持つ場合、2つのビューポイントは少なくとも1つの異なるノード・タイプを持つ可能性が高いため、ノード・タイプ・コンバータを設定してソース・ノード・タイプをターゲット・ノード・タイプに変換する必要があります。

  • ソース・ビューポイントにリスト・タイプ・ノード・セットがあり、ターゲット・ビューポイントに階層タイプ・ノード・セットがある場合にノードを追加または挿入するサブスクリプション・アクションでは、要求アクションごとに階層ビューポイントの親の値を計算できます。管理者は、親の値を計算するための式を定義する必要があります。計算および格納されたプロパティを参照してください。
  • 計算されたノード名を持つサブスクリプションについては、ソース・ビューポイントでノード名が計算され、結果の名前がターゲット・ビューポイントに渡されます。ターゲット・ビューポイントで名前を計算する場合は、名前プロパティを空白の値、または計算された名前のキーワードのいずれかに変換するように、プロパティ変換をノード・タイプ・コンバータで設定する必要があります。計算された名前とサブスクリプションを参照してください。
  • サブスクリプション要求の要求アイテムが生成されると、ノード・タイプ・コンバータの親変換がソース階層ビューポイントの最上位ノードに対して実行されます。これにより、ソース・ビューポイントに追加された最上位ノードをターゲット階層ビューポイントの別の親の下に配置できます。
  • ターゲット・ビューポイント名が30文字を超える場合は、30文字以下のラベルを作成する必要があります。ラベルはサブスクリプション要求ファイルでビューポイント名のかわりに使用されます。ビューポイントの検査を参照してください。

  • 時間ラベル付きビューポイントをソース・ビューポイントまたはターゲット・ビューポイントとしてサブスクリプションを作成できません。

サブスクリプションの作成

ターゲット・ビューポイントを複数のソース・ビューポイントに対してサブスクライブできます。サブスクリプションを作成するには:

  1. ターゲット・ビューポイントを含むビューを「ビュー」から開きます。

  2. ターゲット・ビューポイントを選択します。

  3. カーソルをビューポイント名の右に置き、メニュー・アイコンをクリックしてから「検査」を選択します。

  4. 「サブスクリプション」タブを選択してから「作成」をクリックします。

  5. サブスクリプションの作成ダイアログ・ボックスで、次のアクションを行います。

    1. サブスクライブ先のソース・ビューポイントを選択します。

      注:

      サブスクリプションの前提条件の条件に一致するビューポイントのみが選択対象として表示されます。

    2. オプション: サブスクリプションの名前と説明を入力します。デフォルトでは、サブスクリプション名は"{Source View Name} | {Source Viewpoint Name}"です。
    3. 「作成」をクリックします。

「作成」をクリックすると、サブスクリプションがサブスクリプション・インスペクタに表示されます。ここから、サブスクリプション設定を編集できます。

サブスクリプションの編集、有効化、無効化または削除

サブスクリプションを編集するには:

  1. ターゲット・ビューポイントを含むビューを「ビュー」から開きます。

  2. ターゲット・ビューポイントを選択します。

  3. カーソルをビューポイント名の右に置き、メニュー・アイコンをクリックしてから「検査」を選択します。

  4. 「サブスクリプション」を選択してから、編集するサブスクリプションの名前をクリックします。

    サブスクリプションがサブスクリプション・インスペクタに表示されます。

  5. オプション: 「全般」タブで、「編集」をクリックし、サブスクリプションの名前または説明を変更します。
  6. 「定義」タブで、「編集」をクリックして、次のいずれかのアクションを実行します:

    • デフォルトおよび代替の要求担当者を選択します。サブスクリプション要求の割当てを参照してください。

      注:

      選択できるのは、ターゲット・ビューポイントのディメンションに対して少なくとも参加者(書込み)権限を持つユーザーのみです。封筒アイコンは、ユーザーが構成済の電子メール・アドレスを持ち、要求通知を受信できることを示します。

    • オプション: 次のオプションの1つ以上を選択します:

      フィールド 説明
      有効 サブスクリプションを有効にします。サブスクリプションを作成すると、デフォルトでは無効になります。サブスクリプションを有効にするには、デフォルトまたは代替の担当者を定義しておく必要があります。

      ビューポイント・インスペクタの「サブスクリプション」タブからサブスクリプションを有効および無効にすることもできます。次のサブスクリプションを有効化、無効化または削除するにはを参照してください。

      注:

      サブスクリプションが無効になっていると、ターゲット・ビューポイントに対してサブスクリプション要求または要求アイテムは生成されません。
      コラボレーション 要求の協力者として要求が割り当てられていない代替担当者が含まれます。これにより、代替担当者は、要求が割り当てられていない場合も、要求アイテムを変更したり、コメントや添付を追加できます。

      要求についてのコラボレーションを参照してください。

      自動送信 検証に合格し、次のいずれかの条件を満たす場合は、サブスクリプションを自動的に送信できます:
      • スキップされるアイテムがない場合
      • 更新不要または同じキーを持つ行がすでに処理されましたのいずれかのステータスでアイテムがスキップされる場合。

      アイテムがその他のステータスでスキップされる場合(同じ要求内の他のアイテムが前述の2つのいずれかのステータスでスキップされる場合でも)、サブスクリプション要求全体は送信されません。

      承認の省略 自動送信された要求の承認が省略されるようにします

      注:

      このオプションは、「自動送信」が選択されている場合にのみ使用できます。
  7. オプション: 「フィルタ」タブでは、階層ビューポイントのサブスクリプションには、ビューポイント全体をサブスクライブしない場合にのみ最上位ノード・フィルタを追加できます。最上位ノード・フィルタを使用すると、サブスクライブするソース・ビューポイントの分岐を選択できます。サブスクリプションへのフィルタおよび条件の追加を参照してください
  8. 「保存」をクリックします。

注:

サブスクライブ先のソース・ビューポイントを変更するようなサブスクライブの編集はできません。ソース・ビューポイントを変更するには、既存のサブスクリプションを削除し、必要なソース・ビューポイントを使用して新しくサブスクリプションを作成します。

サブスクリプションを有効化、無効化または削除するには:

  1. 有効化、無効化または削除するサブスクリプションを含むビューポイントを検査します。ビューポイントの検査を参照してください。
  2. 「サブスクリプション」タブで、「編集」をクリックします。
  3. アクションを実行するサブスクリプションの「アクション」列で、メニュー・アイコンをクリックし、オプションを選択します:
    • 有効化(サブスクリプションが無効になっている場合にのみ使用可能)
    • 無効化(サブスクリプションが有効になっている場合にのみ使用可能)
    • 削除
  4. 「はい」をクリックして確定し、「保存」をクリックします。

サブスクリプションの検証

サブスクリプションを作成した時点では、前述の前提条件は満たされています。ただし、作成後にビューポイントおよびユーザーの構成が変更される可能性があり、結果として前提条件を満たさなくなる可能性があります。サブスクリプション・パネルに移動すると、ビューポイントに対する既存のすべてのサブスクリプションが検証され、ルールを遵守しているかどうかが確認されます。サブスクリプションが無効になっている場合は、問題解決のためのアクションを実行できます。

検証エラーの解決

一般的なサブスクリプション検証エラーおよびそれらのエラー解決のためのアクションを次の例で示します。

ソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントに共通のノード・タイプがない場合、またはノード・タイプ・コンバータがソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントの間に設定されていない場合は、次のエラーが表示されます。


ソース・ビューポイントはターゲット・ビューポイントと共通の同等ノード・タイプを少なくとも1つ持つ必要があります

これを解決するには、ノード・タイプ・コンバータを作成してソース・ノード・タイプをターゲット・ノード・タイプに変換します。ノード・タイプ・コンバータの操作を参照してください。

サブスクリプション担当者に、少なくともソース・ビューポイントに対する参加者(読取り)権限およびターゲット・ビューポイントに対する参加者(書込み)権限がない場合は、次のエラーが表示されます:


担当者には、少なくともターゲット・ビューポイントに対するデータ・マネージャ権限が必要です

これを解決するには、サブスクリプション担当者はソース・ビューポイントに対する参加者(読取り)権限、およびターゲット・ビューポイントのアプリケーションに対する参加者(書込み)権限を少なくとも持つ必要があります。アプリケーション権限の割当ておよびビュー権限の割当てを参照してください。

ソースまたはターゲットのいずれかのビューポイントがアクティブでなくなっている場合は、次のエラーが表示されます。


ビューポイントがサブスクリプションのソースになるには、アクティブである必要があります

無効ビューポイント・エラーを解決するには、アーカイブ済ビューポイントのステータスをアクティブに変更します。データ・オブジェクトおよびデータ・チェーンのライフサイクルの理解を参照してください。