ノード・タイプ・コンバータの操作

ノード・タイプ・コンバータを作成すると、あるノード・タイプを別のノード・タイプに変換できます。

注:

ノード・タイプ・コンバータは、2つのビューポイントを左右に並べて、ノード・タイプが異なるノードを比較、特定、調整およびドラッグ・アンド・ドロップする場合に必要です。

変換先のノード・タイプを最初に選択し、次に変換元のノード・タイプを選択してコンバータを作成します。Acquired Deptsという名前のノード・タイプを使用するビューポイントのノードと、All Deptsという名前のノード・タイプを使用する別のビューポイントのノードを比較するとします。Acquired Deptsノード・タイプをAll Deptsノード・タイプに変換するノード・タイプ・コンバータを作成する必要があります。

ビデオ

目的 参照するビデオ

ノード・タイプの変換について学習します。

ビデオ・アイコン ノード・タイプの変換

チュートリアル

チュートリアルには、トピックを学習するのに役立つ一連のビデオおよびドキュメントを使用した説明が用意されています。

目的 方法の学習

ノード・タイプ・コンバータでノードの親を導出する式を作成します

ビデオ・グラフィック ノード・タイプ・コンバータの式を使用した親ノードの検出

ノード・タイプ・コンバータを2つのアプリケーション間で設定します。

  • ビューポイントで使用されるターゲット・ノード・タイプにノードが存在しない場合は、ノードが変換されてそのノード・タイプに追加されます。ノードがターゲット・ノード・タイプに追加されると、ノード・タイプ・コンバータで指定されたプロパティがターゲット・ノードにコピーされます。

  • ノード・タイプ・コンバータでコピー対象として指定されたプロパティが、ターゲット・ビューポイントで読取り専用に設定されている場合、そのプロパティの値はターゲット・ノードにコピーされません。

ヒント:

コンバータのノード・タイプ修飾子を設定する必要がある場合は、ノード・タイプ修飾子の使用を参照してください。

ノード・タイプ・コンバータの作成

ノード・タイプ・コンバータを作成するには:

  1. コピー先となるノード・タイプを検査します。

  2. 「コンバータ」タブを選択します。

  3. 「編集」をクリックして、「追加」をクリックします。

  4. 変換するノード・タイプを選択します。これは変換元のノード・タイプになります。

  5. 「コピーするプロパティ」画面で、同じまたは類似しているプロパティが自動的に移入されます。「操作」列で、プロパティに対して次のオプションから選択します。

    • コピー: ソースから既存のプロパティをコピーします。「ソース」列のドロップダウン・リストからプロパティを選択します。同じまたは類似するプロパティが自動的に選択されますが、変更できます。

    • 変換: ターゲット・プロパティの値を計算する式を定義します。「ソース」列で、「式の定義」 式の定義 (またはテーマに応じて式の定義)をクリックし、式を定義して「適用」をクリックします。式の定義方法の詳細は、式を使用したカスタム・ビジネス・ロジックの定義を参照してください。


      ノード・タイプ・コンバータの変換プロパティ

    ヒント:

    「検索」アイコンをクリックしてテキストを入力し、プロパティ・リスト内で検索します。プロパティ名および説明で検索が実行されます。

    注:

    • プロパティの「操作」列が空白の場合、そのプロパティは編集できません。
    • 「操作」列が空でドロップダウン・リストがある場合は、前述のオプションから選択できます。
    • プロパティの行に注意 注意アイコンアイコンがある場合、ソース・プロパティは読取り専用のターゲット・プロパティにマッピングされています。ソース・プロパティに加えた変更は、ターゲット・プロパティには伝播されません。
  6. オプション: ノード・タイプ・コンバータからプロパティ変換を除去するには、プロパティの「操作」を「コピー」または空白に変更します。
  7. 「保存」をクリックします。

詳細は、次を参照してください:

プロパティ変換

プロパティ変換は、ノード・タイプ・コンバータのターゲット・プロパティの定義値を計算し、ビューポイント間でデータを共有、マッピングまたは同期するときにのみ実行されます。変換は、式を使用してノード・タイプ・コンバータのプロパティに対して構成されます。

注:

これらのデータ型でプロパティを変換できます。

  • ブール
  • 日付
  • 整数
  • リスト
  • ノード
  • 文字列

プロパティ変換は、次の操作時に計算されます。

  • ビューポイント間でのノードの追加または挿入

  • 比較の差異からの要求アイテムの作成

  • サブスクリプション要求の生成

注:

プロパティを特定または調整する場合、プロパティ名の変換は使用できません。かわりに、ノード・タイプに代替修飾子を追加して、デフォルトの修飾子を使用してノードを特定できない場合に、代替を使用してノードを検索できるようにします。ノード・タイプ修飾子の使用デフォルトおよび代替の修飾子を参照してください。

考慮事項

式を使用してプロパティ変換を構成する場合は、次の情報に注意してください。

  • SourceNodeオブジェクトは、ソース・ノードから情報にアクセスする際に使用できます。

  • ターゲット・ノードから情報にアクセスすることはできません。

  • ソース・ノードの派生プロパティにアクセスできます。

ノード・パターンの変換

デフォルトでは、「名前」プロパティの変換を設定している場合、対話型要求やビューポイントの比較に、およびサブスクリプション要求を生成するときにその変換が親にも使用されます。たとえば、変換式で接尾辞を「名前」に連結する場合、接尾辞は「親」参照にも追加されます。

ただし、「名前」プロパティの変換とは別のソース・ノードの親には変換を設定できます。親変換がソースの親に対して実行され、ソース・ノードが別の親に移動している場合は古い親にも使用されます。

「名前」ノードと「親」ノードに別々の変換が設定されている場合は、ビューポイントをまたいで手動でノードを挿入してさらにノードの子孫を挿入するとき、要求アイテムが比較結果から作成されるとき、またはサブスクリプションによって要求アイテムが生成されるとき、親に対して次のことが行われます:

  • ノード・タイプ・コンバータで「親」に対して変換操作が設定されている場合、ソースの親ごとに変換が実行され、結果の値が各階層アクションの親として使用されます。サブスクリプション要求の場合は、古い親に対しても親変換が使用されます(適用可能な場合)。
  • ノード・タイプ・コンバータで「親」ではなく「名前」に対して変換操作が設定されている場合、ソースの名前およびソースの親ごとに名前変換が実行され、ソースの親の結果の値が各階層アクションの親として使用されます。サブスクリプション要求の場合は、古い親に対しても名前変換が使用されます(適用可能な場合)。
  • ノード・タイプ・コンバータで親に対してコピー操作が使用されている場合、ソースの親(該当する場合はノード・タイプ修飾子を含む)が各階層アクションの親として使用されます。サブスクリプション要求の場合は、古い親に対してもソースの親(該当する場合はノード・タイプ修飾子を含む)が使用されます(適用可能な場合)。

注:

サブスクリプションの場合は、サブスクリプション要求の要求アイテムが生成されるときに、ノード・タイプ・コンバータの親変換がソース階層ビューポイントの最上位ノードに対して実行されます。これにより、ソース・ビューポイントに追加された最上位ノードをターゲット階層ビューポイントの別の親の下に配置できます。

ターゲット・ノード・タイプのフィルタリング

複数のノード・タイプが含まれるターゲット・ビューポイントでは、使用可能なノード・タイプのリストを、変更を許可するものだけにフィルタリングできます。ノード・タイプのフィルタリングは以下の場合に適用されます。

  • ビューポイント間でのノードのドラッグ・アンド・ドロップ

  • 別のビューポイントからのノードの挿入

  • サブスクリプション要求の生成

使用可能なノード・タイプ・リストからノード・タイプをフィルタリングで除外するには、許可されるアクションや編集可能なプロパティを含まないようにノード・タイプを構成します。

  1. ターゲット・ビューポイントを検査します。

  2. 「定義」タブで「編集」をクリックします。

  3. ノード・タイプを選択し、許可されたアクションと編集可能なプロパティをすべてクリアします。

  4. 「保存」をクリックします。