ノード・タイプ修飾子の使用

ノード・タイプ修飾子はノード・タイプに定義する接頭辞または接尾辞で、ノード・タイプの一意の命名を可能にします。ノード・タイプ修飾子は、ノード・タイプまたはディメンションに一意の命名を使用する外部アプリケーションに定義します。たとえば、アプリケーションはエンティティ、勘定科目およびコスト・センターにENT_、ACCT_およびCC_という修飾子を使用できます。

Oracle Enterprise Data Management Cloudで修飾子が使用されるのは、ノードを比較し、ビューポイントを並べて表示し、あるビューポイントから別のビューポイントにドラッグ・アンド・ドロップする場合です。

たとえば、一般会計アプリケーションに750という名前のコスト・センターがあり、これをPlanningアプリケーションに追加する場合は、このコスト・センターを一般会計ビューポイントからPlanningビューポイントにドラッグ・アンド・ドロップできます。ノード・タイプ修飾子が定義され、ノード・タイプ・コンバータが設定されている場合、Planningのコスト・センターはCC_750として追加されます。

注:

ノード数を計算する際、修飾子(デフォルトまたは代替の修飾子、接頭辞または接尾辞)を除去した後のソース・ノードとターゲット・ノードのベース名が同じ場合、2つのノードは同等と見なされます。

レコード数の表示を参照してください。

デフォルトおよび代替の修飾子

ノード・タイプは、デフォルト修飾子と最大3つの代替修飾子をサポートしています。代替修飾子は、デフォルト修飾子を使用してノードが見つからない場合に使用されます。特定のノード・タイプに対するデフォルト修飾子および代替修飾子はすべて、接頭辞または接尾辞のいずれかである必要があります。単一のノード・タイプに修飾子として接頭辞と接尾辞が混在することはできません。

注:

代替修飾子を指定するには、デフォルト修飾子を定義しておく必要があります。デフォルト修飾子を削除すると、代替修飾子も削除されます。

ノード・タイプ間でノードを比較して特定し、ノードを追加または挿入する場合(ノード・タイプ・コンバータを使用)、デフォルトおよび代替の修飾子は次のように取り扱われます:

  • ノードを比較、検索および整列する場合:
    • ソース・ノード名がデフォルト修飾子で開始する場合は、修飾子を削除し、その結果をベース名として使用します。デフォルト修飾子が見つからない場合は、各代替修飾子を使用してノードを探します。見つかった場合は、修飾子を削除し、その結果をベース名として使用します。
    • ターゲット・ノード・タイプにデフォルト修飾子が定義されている場合は、その修飾子を名前の先頭に追加し、ターゲット・ビューポイントでそのノード・タイプと名前を持つノードを探します。デフォルト修飾子が見つからない場合は、各代替修飾子を使用してノードを探します。
  • ノード・タイプにわたってノードを追加または挿入する場合:
    • ソース・ノード名がデフォルト修飾子で開始する場合は、修飾子を削除し、その結果をベース名として使用します。デフォルト修飾子が見つからない場合は、各代替修飾子を使用してノードを探します。見つかった場合は、修飾子を削除し、その結果をベース名として使用します。
    • ターゲット・ノードの場合、新しいノード名には常にデフォルト修飾子が使用されます。

注:

ノードを追加または挿入するときにノード名を変換するように、ノード・タイプ・コンバータでプロパティ名の変換を定義することもできます。ノード・タイプ・コンバータの操作プロパティ変換に関する項を参照してください。