データ・オブジェクトおよびデータ・チェーンのライフサイクルの理解

アプリケーション、ディメンション、ビューおよびデータ・チェーン・オブジェクトは、「ドラフト」、「アクティブ」、「アーカイブ済」の3つのステータスのいずれかで存在します。

  • ドラフト: アプリケーションおよびほとんどのデータ・チェーン・オブジェクトは、作成時に「ドラフト」ステータスに設定されます。システム内の他のオブジェクトにドラフト・オブジェクトを割り当てることはできません。

    注:

    ビューおよびノード・タイプでは「ドラフト」ステータスは使用されません。これらは、作成するとすぐに「アクティブ」ステータスに設定されます。

    次を実行できます。

    • ドラフト・オブジェクトの編集(「アプリケーション」および「ステータス」は例外)
    • ドラフト・オブジェクトの削除
  • アクティブ: 「アクティブ」ステータスでは、システムで使用するためにオブジェクトを使用できます。「アプリケーション」および「ディメンション」を例外として、アクティブ・データ・チェーン・オブジェクトを編集できます。「アクティブ」ステータスのオブジェクトはアーカイブできますが、削除はできません。「アーカイブ済」ステータスに設定されている依存オブジェクトがある場合にのみ、ステータスを「アクティブ」から「アーカイブ済」に変更できます。

    注意:

    データ・チェーン・オブジェクトをアーカイブする際は、ビューポイント、ノード・セット、階層セット(使用している場合)、ノード・タイプの順番でアーカイブする必要があります。

    たとえば、データ・チェーンABCDで、ノード・タイプA、階層セットB、ノード・セットCおよびビューポイントDを使用し、これらすべてが「アクティブ」に設定されているとします。階層セットBを「アーカイブ済」に設定する場合は、最初にビューポイントDを「アーカイブ済」に設定してからノード・セットCを「アーカイブ済」に設定し、さらに階層セットBを「アーカイブ済」に設定する必要があります。ノード・タイプAは「アクティブ」ステータスのままにすることができます。

  • アーカイブ済: 「アーカイブ済」ステータスに設定されているオブジェクトは、システムの他のオブジェクトで使用できません。「名前」、「説明」および「所有者」のみ編集できます。オブジェクトのリスト内のアーカイブ済オブジェクトにアクセスできます。

    注意:

    データ・チェーン・オブジェクトをアーカイブ解除する際は、ノード・タイプ、階層セット(使用している場合)、ノード・セット、ビューポイントの順番でアーカイブ解除する必要があります。

    注:

    アーカイブ済アプリケーションのみ削除できます。ディメンション、ビューおよびデータ・チェーン・オブジェクトは削除できません。

次の表に、アプリケーション、ディメンション、ビューおよびデータ・チェーン・オブジェクトのライフサイクル・ステータスを示します。

オブジェクト ドラフト アクティブ アーカイブ済

アプリケーション

アプリケーションは「ドラフト」ステータスで開始します。ドラフト・アプリケーションは削除できます。アプリケーションの登録後、ステータスは「アクティブ」に変わります。

アプリケーションは、登録後に「アクティブ」ステータスになります。

アプリケーションをアーカイブするには、アプリケーションのインスペクタでステータスを「アーカイブ済」に変更します。

アーカイブ済アプリケーションは、「アプリケーション」リストで検査できます。アンアーカイブまたは削除することもできます。

アプリケーションをアンアーカイブするには、アプリケーションのインスペクタでステータスを「アクティブ」に変更します。

ディメンション

該当なし

ディメンションは、アプリケーションの登録後に「アクティブ」ステータスになります。

ディメンションをアーカイブするには、アプリケーションの登録からディメンションを除去します。

アプリケーション・インスペクタの「ディメンション」タブで表示することにより、アプリケーションに対してアーカイブされているディメンションを参照できます。アーカイブ済ディメンションはアンアーカイブできません。

ディメンションをアンアーカイブするには、アプリケーションの登録にディメンションを追加します。ディメンションは、以前に使用されていた名前と同じ名前を使用する必要があります。

ビュー

該当なし

新規に作成されたビューは「アクティブ」ステータスで開始します。

ビューをアーカイブするには、そのアクティブなビューポイントをすべてアーカイブし、ドラフト・ビューポイントを削除し、次にビュー・インスペクタでそのステータスを「アーカイブ済」に変更します。

ドラフト・ビューを削除して、ビューポイントを含まないビューをアクティブ化できます。

アーカイブ済ビューは、「ビュー」リストで検査できます。

ビューのアンアーカイブはできません。

ビューポイント

ビューポイントは「ドラフト」ステータスで開始します。ビューポイントは、ノード・セットを割り当てて保存することにより「アクティブ」ステータスに移行します。

ビューポイントは、ノード・セットを割り当てた後に「アクティブ」ステータスになります。

ビューポイントをアーカイブするには、ビューポイントのインスペクタでステータスを「アーカイブ済」に変更します。

ディメンションにバインドされたビューポイントはアーカイブできません。ディメンションにバインドされたビューポイントをアーカイブするには、ディメンションにバインドされたビューポイントを最初に変更する必要があります。

アーカイブ済ビューポイントは、ビューポイントを使用したビューから検査できます。アンアーカイブすることもできます。

ビューポイントをアンアーカイブするには、ビューのインスペクタから、「定義」タブを選択し、アーカイブされたビューポイントをクリックして、ステータスを「アクティブ」に変更します。

ノード・タイプ

該当なし

新規に作成されたノード・タイプは「アクティブ」ステータスで開始します。

ノード・タイプをアーカイブするには、ノード・タイプのインスペクタでステータスを「アーカイブ済」に変更します。

アーカイブ済ノード・タイプは、「ノード・タイプ」リストで検査できます。アンアーカイブすることもできます。

ノード・タイプをアンアーカイブするには、ノード・タイプのインスペクタでステータスを「アクティブ」に変更します。

階層セット

階層セットは「ドラフト」ステータスで開始します。ドラフト階層セットは削除できます。階層セットは、ノード・タイプを割り当てて保存することにより「アクティブ」ステータスに移行します。

ノード・タイプの選択後、階層セットは「アクティブ」ステータスに移行します。

階層セットをアーカイブするには、階層タイプのインスペクタでステータスを「アーカイブ済」に変更します。

アーカイブ済階層セットは、「階層セット」リストで検査できます。アンアーカイブすることもできます。

階層セットをアンアーカイブするには、階層タイプのインスペクタでステータスを「アクティブ」に変更します。

ノード・セット

ノード・セットは「ドラフト」ステータスで開始します。ドラフト・ノード・セットは削除できます。ノード・セットは、階層セットを割り当てて保存することにより「アクティブ」ステータスに移行します。

階層セットの割当て後、ノード・セットは「アクティブ」ステータスに移行します。

ノード・セットをアーカイブするには、ノード・セットのインスペクタでステータスを「アーカイブ済」に変更します。

アーカイブ済ノード・セットは、「ノード・セット」リストで検査できます。アンアーカイブすることもできます。

ノード・セットをアーカイブ解除するには、ノード・セットのインスペクタでステータスを「アクティブ」に変更します。

バインディング

該当なし

ディメンションが(アプリケーション登録および変更プロセスで)作成された後、バインディング・ステータスが「アクティブ」ステータスに設定されます。

ディメンションをアーカイブする際、関連付けられているバインディングは自動的にアーカイブされます。

アーカイブされたバインディングは、ディメンション・インスペクタで表示できます。

ディメンションをアンアーカイブする際、関連付けられているバインディングは自動的にアンアーカイブされます。

データ・チェーン・オブジェクトのアーカイブおよびアーカイブ解除の順序

データ・チェーン・オブジェクトをアーカイブする際は、ビューポイント、ノード・セット、階層セット(使用している場合)、ノード・タイプの順番でアーカイブする必要があります。

データ・チェーン・オブジェクトをアーカイブ解除する際は、ノード・タイプ、階層セット(使用している場合)、ノード・セット、ビューポイントの順番でアーカイブ解除する必要があります。

詳細は、次を参照してください: