Oracle Enterprise Data Management Cloudの基本的な組織構造はアプリケーションであり、各アプリケーションにはディメンション(製品、エンティティなど)が含まれています。各ディメンションには、データ・チェーンと呼ばれる一連のデータ・オブジェクトが含まれており、データ・チェーンは、ノード・タイプ、階層セット、ノード・セットおよびビューポイントで構成されています。これらのデータ・オブジェクトは、作成するOracle Enterprise Data Management Cloudソリューションのビルディング・ブロックです。
ビューポイントおよびその関連データ・オブジェクトの構成方法により、ビューポイント内で使用可能なノードが決まります。また、データ・チェーンにより、次のリストに示すようなビューポイントの特性を定義します。
次の表にデータ・オブジェクトをまとめます。データ・オブジェクトの詳細は、データ・チェーンの理解を参照してください。
データ・オブジェクト | 説明 |
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ノード・タイプ | 特定のカテゴリのノードすべてが含まれます。たとえば、勘定科目ノード・タイプに勘定科目ノードが含まれます。ノード・タイプの操作を参照してください |
階層セット | ノードの親子関係を定義します。階層セットの操作を参照してください。 |
ノード・セット | ビューポイント内で使用可能なノードのグループを定義します。ノード・セットの操作を参照してください。 |
ビューポイント | ノード・セットをユーザーに提示し、ユーザーが実行可能なアクションおよびユーザーが編集可能なプロパティを定義します。ビューポイントの理解を参照してください。 |
ノード・タイプ、階層セットおよびノード・セットは、再使用可能なオブジェクトです。たとえば、様々なビューポイントで使用される階層がある場合は通常、その階層セット・オブジェクトをこれらすべてのビューポイントで使用します。
詳細は、次を参照してください:
例18-1 階層のデータ・チェーンの例
従業員が部門別にリストされた階層を操作しているとします。ビューポイントには、次の例に示すように、分析および財務部門の従業員を表す階層が含まれています。
このアプリケーションには、マーケティング部門用の別の階層も含まれますが、その階層はビューポイントに含まれていません。次の表で、このビューポイントの構築元であるデータ・チェーンについて説明します。
データ・オブジェクト | 説明 |
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ノード・タイプ | ノードは次のノード・タイプに属します。
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階層セット | 次のように親子関係を定義します。
階層セットでは、部門ノードの子従業員ノードも定義されます。 |
ノード・セット | 分析および財務部門の階層が含まれます。階層セットのマーケティング階層は除外されます。 |
ビューポイント | ノード・セットに指定されているノードを表示します。 |
次の図に、ビューポイントを定義するために使用されるデータ・チェーンを示します。
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目的 | 参照するビデオ |
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データ・オブジェクトとデータ・チェーンについてさらに学習します。 |