階層セットの操作

階層セットは、ノードの親子関係を定義します。たとえば、階層セットを使用して、製品を製品カテゴリにロールアップする階層を定義します。

階層セットは、階層の次のルールを定義します。

  • 階層が構成されるノード・タイプ。
  • 階層のレベル。これは、ノード・タイプ間の階層関係です。次のリストで、階層レベルの例を示します。
    • 組織チャートの階層セットは、従業員ノードが他の従業員ノードの親ノードになることができることを指定します。
    • オフィス・ビル別に従業員をグループ化する階層セットは、ビル・ノードは従業員ノードの親になることはできるが、他のビル・ノードの親になることはできず、従業員ノードは子ノードを持つことができないことを指定します。
    • 部門別ロールアップの階層セットは、ロールアップ・ノードは部門ノードとロールアップ・ノード両方の親になることができ、部門ノードは部門ノードの親になることができることを指定します。
  • 階層が共有ノード(階層の様々なブランチに含めることのできるノード)を許可するかどうか。
  • 階層がビューポイント、インポート、エクスポートでカスタム・ソート順を許可するかどうか。

次のリストで、階層セットの特徴と考慮事項を説明します。

  • 階層セットは、ノード自体の関係も定義します。階層セット内では、ノードが別のブランチに出現した場合でも、ノードの親子関係は同じです。

    注:

    ノードが階層セットとは異なる親を持つ階層を定義する必要がある場合は、新しい階層セットを作成する必要があります。たとえば、新しい階層セットを作成して、ビジネス・ユニットを複数のビジネス・ユニットに分割する組織の再編成を評価できます。
  • 階層セット・データ・オブジェクトには1つ以上のノード・タイプが必要で、ノード・セット・オブジェクトで参照されます。

詳細は、次を参照してください:

例18-3 階層セットの例

次の図は、分析、財務およびマーケティング階層で構成される階層セットを表しています。

分析、財務およびマーケティング部門の従業員の階層。

この例の階層セットは、次の例に示すように、部門ノードは従業員子ノードを持つことができ、従業員ノードは子ノードを持つことができないことを指定します。

部門ノードは従業員子ノードを持つことができ、従業員ノードは子ノードを持つことができません。

部門ノードに部門ノードと従業員ノードの両方を含めることのできるビューポイントを作成する必要があるとします。次の例に示すように、部門ノードは従業員と部門の子ノード・タイプを持つことができることを指定する階層セットを作成します。

部門ノードは従業員子ノードと部門子ノードを持つことができ、従業員ノードは子ノードを持つことができません。

階層セットをビューポイントのデータ・チェーンに含めます。

ビデオ

目的 参照するビデオ

階層セットの作成について学習します。

ビデオ・アイコン 階層セットの作成