ロードの列の構成

ロード・ファイルのヘッダーがプロパティ名と一致しない場合やロード・ファイルの列のサブセットを処理する場合、「列」タブを使用してロードの列を構成します。

デフォルトでは、ロードを実行する際に、ロード・ファイル内の列ヘッダーが既存のプロパティ名と照合されます。たとえば、ロード・ファイルに"Account Type"というヘッダーを持つ列が含まれている場合、その列は、ディメンションのPLN.Account Typeと一致します。

「列」タブを使用して、次のユースケースについてロード・ファイル内の列を構成します:

使用例 列構成
ロード・ファイル内の列ヘッダーが、ディメンションのプロパティの名前と完全には一致しません。 「ヘッダー」列を使用して、ディメンションのプロパティにマップするロード・ファイル内の列の名前を指定します。

Note:

ヘッダーの一部がディメンションのプロパティと一致し、一部が一致しない場合、プロパティと一致しないヘッダーのみを指定します。ディメンションのプロパティと厳密に一致するヘッダーを持つ列は、「指定した列にロードを制限」オプションを選択しなければ自動的にロードされるため、これらの列を指定する必要はありません。
ロード・ファイル内の列のサブセットをロードする必要があります。 ロードするロード・ファイル内の列を指定してから、「指定した列にロードを制限」オプションを選択します。
ロード・ファイルにヘッダーが含まれません。 「ファイルにヘッダーなし」を選択してから、列の位置(および必要に応じて「列を無視」)を使用して、ロード・ファイル内の列をディメンションのプロパティにマップします。
ブール・プロパティのデフォルトのTrue値をオーバーライドする必要があります。 ロード・ファイル内のロードする列を指定してから、「ブール値Trueのオーバーライド」フィールドを使用して、ロード・ファイルのブール・プロパティのTrueに対する値を指定します。
ロード・ファイル内の列ヘッダーがディメンションのプロパティの名前と完全に一致し、ロード・ファイル内のすべての列を処理する必要があります。 ロードのために列を構成する必要はありません。

考慮事項

  • リスト・ビューポイントの列を構成する場合は、ノード・レベルのプロパティのみを選択できます。階層ビューポイントの場合は、ノードおよび関係レベルのプロパティを選択できます。
  • ヘッダーのないロード・ファイルについては、一部の列をスキップする場合でも、処理する必要のあるすべての列を追加する必要があります。たとえば、ファイルに10列が含まれており、列5および7を除くすべてを処理する必要がある場合も、10列すべてを追加してから、スキップする列として列5および7を定義する必要があります。
  • ヘッダーのないロード・ファイルの場合、指定した列以外の他の列をファイルに含めることができますが、追加の列は処理時に無視されます。たとえば、ロード・ファイルに15列が含まれており、最初の10列のみを処理する必要がある場合、処理対象の10列を追加すると、残りの列は無視されます。

列の構成

  1. ロード・インスペクタの「列」タブで、「編集」をクリックしてから「プロパティの管理」をクリックします。
  2. プロパティ・リスト・エディタから、列を構成するプロパティを選択します。完了したら、「OK」をクリックします。
  3. 「ヘッダー」列で、ファイル内の列ヘッダーがプロパティ名と異なる場合は、選択したプロパティにマップするロード・ファイル内のヘッダーの名前を入力します。

    Note:

    「ファイルにヘッダーなし」を選択した場合、インスペクタの「ヘッダー」列は情報提供のみを目的としています。
  4. ヘッダーのないロード・ファイルの場合のみ: 列をスキップするには、「列の追加」をクリックしてから、「列を無視」を選択します。
  5. オプション: すべての列を除去するには、「すべて除去」をクリックします。
  6. オプション: ブール・プロパティの場合のみ、「ブール値Trueのオーバーライド」列を使用して、ロード・ファイルでTrue条件を示す値を指定します。デフォルトでは、True条件は1TTrueYまたはYesの値で示されます。ロード・ファイルに異なる文字(例: X)で示されるTrue値が含まれる場合は、その値を入力します。
  7. オプション: 「アクション」列で、「アクション」「アクション」メニュー・アイコンメニューを使用して行を移動または除去します。
  8. 「ファイルにヘッダーなし」チェック・ボックスを使用して、ロード・ファイルにヘッダーが含まれないことを指定します。

    Note:

    このオプションを選択すると、「指定した列にロードを制限」オプションも自動的に選択されます。
  9. 「指定した列にロードを制限」チェック・ボックスを使用して、次を指定します:
    • 有効: 列表にリストされた列のみがロードされます。ロード時に、その他すべての列はスキップされます。

      Note:

      「指定した列にロードを制限」が有効な場合、ロード・ファイルには常にNameが存在する必要があり、階層ビューポイントをロードする場合、ロード・ファイルにParentが存在する必要があります。
    • 使用不可: 列表にリストされた列が、列表に設定されたヘッダーとオプションとともにロードされます。その他すべての列は、そのヘッダーに基づいてのみロードされます。