事前定義済役割について

事前定義済役割は、個人用サービスでアイデンティティ・ドメイン管理者によって割り当てられ、それらによって、サービス環境に対するアクセス権がユーザーに提供されます。Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者のためのスタート・ガイドのユーザーと役割の管理を参照してください

Enterprise Profitability and Cost Managementには、次の4つの事前定義済役割があります:

• サービス管理者: 環境のすべての機能アクティビティを実行します。この役割は、Enterprise Profitability and Cost Managementのアプリケーションおよびサービス・コンポーネントを作成および管理する必要がある機能エキスパートに付与する必要があります。

• パワー・ユーザー: モデルの開発および実行プロセスを推進します。この役割は、環境内の複数の機能領域に対する上位レベルのアクセス権を付与します。モデルを操作するリード・モデラーや統合者、および計算プロセスを制御する必要がある地域担当のビジネス・ユーザーに付与する必要があります。パワー・ユーザーは、ユーザーが実行できるすべてのアクティビティを実行できます。さらに、パワー・ユーザーは次のタスクを実行できます:

  • アド・ホック・グリッドを作成したり、アド・ホック・グリッドに書き戻したり、データ統合を使用してデータをロードします

  • POVデータを作成、クリアおよびコピーします

  • 統合を作成および実行します

  • モデルを作成します

  • 利益曲線を作成および編集します

• ユーザー: ユーザー入力が求められる場所でデータを入力したり、分析ツールおよびレポートを実行したり、ルールおよび計算を設計します。ユーザーは、参照者が実行できるすべてのタスクを実行できます。ユーザーは次の追加操作を実行できます:

  • アド・ホック機能を実行しますが、アド・ホック・グリッドに書き戻したり、データ統合を使用してデータをロードすることはできません

  • ドリルスルーを実行します

  • ルールを作成、変更および削除します

  • ルールの一括編集を実行します

  • ルール・バランシングを実行します

  • 検証を実行します

  • 計算を実行したり、計算履歴を表示および削除します

• 参照者: データを表示および分析しますが、書込みアクセス権はありません。具体的には、参照者は次の操作を実行します:

  • 利益曲線を実行します

  • 配賦のトレースを実行します

  • モデルを表示します

それぞれの事前定義済役割によって付与されるアクセス権の詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者のためのスタート・ガイドのEnterprise Profitability and Cost Managementを参照してください。

事前定義済役割は階層形式です。下位レベルの役割を介して付与されたアクセス権は、上位レベルの役割によって継承されます。たとえば、サービス管理者は、そのユーザーのみが保有するアクセス権に加えて、パワー・ユーザー、ユーザーおよび参照者の役割を介して付与されるアクセス権も継承します。

次の表に、それぞれの事前定義済役割でアクセスできるサービスの機能領域を示します。サービス管理者は、サービスのすべての機能領域にアクセスできます。