配賦ルールのドライバの定義

ドライバ定義は、ソース・データを宛先間で分割する方法をシステムに指示します。

データの配賦方法を指定するオプションを選択します:

  • 均等に配賦: すべての宛先にデータを均等に配賦します。

  • ドライバの場所の指定: ドライバを使用して、各宛先に配賦するパーセンテージを決定します。宛先にドライバ値がない場合、配賦を受け取ることはありません。

ドライバを使用して配賦比率を決定する場合は、次の点に注意してください:

  • ルール・セット・コンテキストまたはモデル・コンテキストがルールに対して有効になっているかどうかに関係なく、データベース内のすべてのディメンションをドライバとして使用できます。(モデル・コンテキストおよびルール・セット・コンテキストの理解を参照してください。)

  • エンティティ・ディメンションおよび勘定科目ディメンション、オプションの通貨ディメンション、およびルールの作成に必要なカスタム・ディメンションに加えて、年、期間、シナリオ、バージョンのPOVディメンションおよびPCM_BalanceとPCM_Ruleのシステム・ディメンションをドライバの選択に使用できます。

    • POVディメンションを使用すると、ドライバに別のPOVのデータ値を使用できます。

    • PCM_Ruleディメンションを使用すると、ドライバに前のルールによって生成されたデータ値を使用できます。

    • PCM_Balanceディメンションは、通常、PCM_Ruleディメンションと組み合せて使用されます。ルールが実行されると、ルール・メンバーと「配賦(入)」残高メンバーまたは「配賦(出)」残高メンバーの交差に結果が書き込まれます。

システム・ディメンションを除くすべてのディメンションは、最初は「宛先と同じ」に設定されます。PCM_Ruleは「NoRule」に設定され、PCM_Balanceは「入力」に設定されます。これらはデフォルト設定です。ドライバ値を「ソース/宛先」タブで定義された宛先の場所によって参照する場合は、ディメンションをデフォルト値のままにします。

ドライバ値を宛先の場所とは異なる固定メンバーによって参照する場合は、ディメンションごとに1つのドライバ・メンバーのみ選択でき、単一メンバーである必要があります。これは上位レベルのメンバーまたはレベル0のメンバーですが、ディメンションごとに1つのみ選択できます。

ドライバの場所の参照を固定メンバーに変更するには:

  1. ディメンションの横にあるデフォルトの「宛先と同じ」の値をクリックし、「メンバー・セレクタの起動」アイコンをクリックします。

    PCM_Balanceディメンションの固定メンバーを指定する場合は、デフォルトの「入力」値をクリックし、「入力の削除」を選択します。ドライバ値が「宛先と同じ」に変更されます。「宛先と同じ」をクリックし、「メンバー・セレクタの起動」アイコンをクリックします。

    PCM_Ruleディメンションの固定メンバーを指定する場合は、デフォルトの「NoRule」値をクリックし、「NoRuleの削除」を選択します。ドライバ値が「宛先と同じ」に変更されます。「宛先と同じ」をクリックし、「メンバー・セレクタの起動」アイコンをクリックします。

  2. 「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスで、配賦の計算に使用するディメンション・メンバーを選択します。メンバー・セレクタの使用を参照してください。

    ドライバのディメンションごとに選択できるメンバーは1つのみです。選択するメンバーは、上位レベルのメンバーまたはレベル0のメンバーです。

    オプションで、「ドライバの場所の指定」見出しの右側にある「ドライバ・ディメンション・メンバー・エディタ」アイコンをクリックし、「ディメンション・メンバー・エディタ」にドライバとして使用するメンバーを入力できます。メンバーは、ディメンションの作成時に割り当てられたディメンションに追加されます。ディメンションへのメンバーの追加を参照してください。