利益曲線のデータ・フォームの設計

利益曲線のデータ・フォームを設計するときには、母集団(例: 顧客)のディメンション・メンバーとメトリック(例: 純利益)が必要です。これにより、対応する値がプロットされた利益曲線が生成されます。

データ・フォームの視点ディメンション(期間、年、シナリオおよびバージョン)は変更できます。必要に応じて、製品グループや他のセグメンテーションに絞り込み、複数の利益曲線(例: 地域別のバイクおよびアクセサリの利益曲線)を生成します。そのようなセグメンテーションに基づいて複数のタイプの利益曲線を作成できます。

Note:

データ・フォームの作成の詳細は、フォームの作成を参照してください。

たとえば、次のデータ・フォームでは、母集団が行のディメンションで、純利益が列のディメンションです。

利益曲線のデータ・フォームのサンプル

この例では、利益曲線ではデータが純利益の値でソートされ、最も大きい数値が最初の行に配置されます(利益曲線の一番左の部分にプロットされます)。このデータ・フォームでは計算列が生成され、純利益の値が累積されます。この累積値が、利益曲線にプロットされる値です。

純利益列をソートして最も大きい値を最初に配置した場合、最初の累積値は1行目の純利益の値と同じです。累積値列の2行目は、純利益値列の1行目と2行目の合計です。3行目は最初の3行の合計純利益となり、その後同様に続きます。

純利益の値が正であるかぎり、累積値は増加します。大きい順にソートした場合、純利益の値は途中から負になります。そのため、累積値は減少し始め、曲線は下降し始めます。

次の利益曲線は、上のデータ・フォームから生成されたものです:

すべての顧客の利益曲線

上の利益曲線は、「メジャー・ディメンション」として「勘定科目」を選択し、「メジャー・メンバー」として「純利益」を選択し、「行のディメンション」として「顧客」を選択して作成されたものです。

サンプル情報を含む「利益曲線の編集」ダイアログ・ボックス

Tip:

ベスト・プラクティスとして、データ・フォームをできるかぎりシンプルに設計することをお薦めします。