階層タイプ

Enterprise Profitability and Cost Managementでは、次に示す2つのタイプのディメンション階層を作成できます:

  • 保管階層

    • メンバーは、アウトライン構造に従って集約されます。

    • 集約ストレージ・データベースは集約のために最適化されているため、保管階層のデータ値の集約は非常に高速です。

    • 保管階層は式を持つことはできません。

    • 保管階層のすべてのメンバーは、"+"または"~"集計を使用する必要があります。

    • 共有メンバーは2番目の階層以降でサポートされます。

  • 動的階層
    • メンバーおよび式は集約ではなく計算されます。

    • 動的階層が計算されるため、保管階層からデータを取得する場合よりも、データの取得時間が長くなる場合があります。

    • 動的階層は式を持つことができます。

    • 動的階層には、任意の集計演算子を含めることができます。

    • 動的階層は慎重に使用します。それらは主に、式または"-"集計を必要とするメンバーの分離に使用されます。

ディメンションには、両方のタイプの階層を含めることができます。ディメンションで複数の階層を使用するには(すべて保管階層の場合も)、そのディメンションで複数の階層を有効にする必要があります。複数の階層を使用する場合、最初の階層は保管である必要があります。

階層タイプは、「ディメンション・プロパティの編集」タブで設定します。詳細は、ディメンション・プロパティの編集を参照してください。