環境にアップロードされたANSIまたはUTF-8エンコーディングのカンマ区切り値(CSV)ファイルを使用して、アイデンティティ・ドメインに一連のユーザーを作成します。また、新しいユーザーにユーザー名と一時パスワードを通知します。
uploadFile
コマンドを使用して、ファイルを環境にアップロードします。CSVファイルのすべての列は必須です。このコマンドは、定義の各列の値を検証し、欠落している値または無効な値を特定するエラー・メッセージを表示します。CSVファイルの形式は次のとおりです。
First Name,Last Name,Email,User Login Jane,Doe,jane.doe@example.com,jdoe John,Doe,john.doe@example.com,john.doe@example.com
CSVファイル形式の詳細は、『Oracle Cloudスタート・ガイド』のユーザー・アカウントのバッチのインポートに関する項を参照してください。
インポート・ファイルで指定されるユーザー・ログイン
の値では大文字と小文字が区別されません。たとえば、値John.doe@example.com
は、John.Doe@example.com
など、大文字と小文字のすべてのバリエーションと同じであるものとして処理されます。
CSVファイル内のユーザー定義がアイデンティティ・ドメインに存在するユーザー・アカウントと一致する場合、既存のユーザー・アカウントは変更されません。このコマンドは、ファイルにアカウント情報が含まれている新規ユーザーのアカウントのみを作成します。ユーザー・アカウントはアイデンティティ・ドメインがサポートするすべての環境に共通するため、新規ユーザーはアイデンティティ・ドメインを共有するすべての環境で使用できます。
コマンドの実行が終了すると、EPM自動化は、失敗した各エントリに関する情報をコンソールに出力します。この情報を確認して、CSVファイルの一部のエントリでコマンドの実行が失敗した理由を理解してください。
適用対象
Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、 Oracle Enterprise Data Management Cloud、Narrative Reporting、Strategic Workforce PlanningおよびSales Planning。
必要な役割
アイデンティティ・ドメイン管理者および事前定義済役割(サービス管理者、パワー・ユーザー、ユーザーまたは参照者)使用方法
epmautomate addUsers FILE_NAME [userPassword=PASSWORD] [resetPassword=true|false]
。ここで:
FILE_NAME
は、ユーザー情報を含むCSVファイルの名前ですマルチバイト文字を含む入力ファイルでは、UTF-8文字エンコードを使用する必要があります。ANSIエンコードを使用すると、個人用サービス画面にユーザー情報を表示する方法に問題が発生します。userPassword
は、オプションで、アイデンティティ・ドメインに作成されるすべての新規ユーザーに対するデフォルト・パスワードを示します。指定した場合、このパスワードは、アイデンティティ・ドメインの最小のパスワード要件を満たす必要があります。パラメータが指定されていない場合、一意の一時パスワードが各ユーザーに割り当てられます。
指定した場合、userPassword
パラメータの値は、CSVファイルで指定されたすべてのユーザーのパスワードとして使用されます。すべてのユーザーへの同じパスワードの割当てが望ましいのは、単にテスト目的でユーザーを作成している場合です。実際のOracle Enterprise Performance Management Cloudユーザーを作成していて、各ユーザーに特定のパスワードを割り当てる場合は、userPassword
オプション・パラメータの値を指定せずに、このコマンドを使用します。
resetPassword
はオプションで、新規ユーザーが最初のログイン時にパスワードを変更する必要があるかどうかを指定します。デフォルトはtrue
です。このパラメータがfalse
に設定されている場合以外は、新規ユーザーは最初のサインイン時にパスワードの変更が強制されます。
resetPassword
がtrue
に設定されている場合、このコマンドは、新しい各ユーザーに、アカウントの詳細(ユーザー名とパスワード)を記載した電子メールを送信します。resetPassword
がfalse
に設定されている場合、電子メールは送信されません。resetPassword
をfalseに設定する場合は、userPassword
を指定する必要があります。そうしないと、各ユーザーに一意の一時パスワードが割り当てられますが、電子メールが送信されないため、パスワードがユーザーに認識されず、ユーザーはログインできません。
例
epmautomate addUsers user_file.CSV userPassword=Example@Pwd12 resetPassword=false
epmautomate addUsers user_file.CSV