calculateModel

適用対象

必要な役割

使用方法

• POV_NAMEは、計算するデータPOVの名前です。複数のPOVを計算するには、区切り文字としてカンマで区切ってPOV名をリストします。他の区切り文字を使用してPOV名を区切らないでください。メンバー名に空白が含まれる場合は、POV名のリストを二重引用符で囲みます。
• MODEL_NAMEは、計算するモデルの名前です。モデル名に空白が含まれる場合は、モデル名を二重引用符で囲みます。
• EXECUTION_TYPEは、ルールの実行タイプを識別する次のいずれかです。
  • ALL_RULES: すべてのルールを使用してPOVを計算します。

    この値を指定する場合は、rulesetSeqNumStart、rulesetSeqNumEnd、ruleName.などのルールのサブセットまたは1つのルールに関連するランタイム・パラメータを含めないでください。

  • RULESET_SUBSET: ルールセットのサブセットを使用してPOVを計算します。

    この値を使用する場合は、ランタイム・パラメータとしてrulesetSeqNumStartおよびrulesetSeqNumEndの値を指定する必要があります。

  • SINGLE_RULE: 特定のルールを実行してPOVを計算します。

    この値を使用する場合は、ランタイム・パラメータとしてruleNameのみを指定する必要があります。

  • RUN_FROM_RULE: 特定のルールから開始してPOVに対する計算を実行します。

    この値を使用する場合は、ランタイム・パラメータとしてruleNameのみを指定する必要があります。

  • STOP_AFTER_RULE: 特定のルールで計算が終了したらPOVの計算を停止します。

    この値を使用する場合は、ランタイム・パラメータとしてruleNameのみを指定する必要があります。

• povDelimiterはオプションで、POV値で使用される区切り文字です。デフォルトの区切り文字は_ (アンダースコア)です。区切り文字は二重引用符で囲む必要があります。次の区切り文字のみがサポートされています:
  • _ (アンダースコア)
  • # (ハッシュ)
  • & (アンパサンド)
  • ~ (チルダ)
  • % (パーセンテージ)
  • ; (セミコロン)
  • : (コロン)
  • - (ダッシュ)
• optimizeForReporting=true|falseはオプションで、計算をレポート用に最適化して実行するか、または最適化しないで実行するかを指定します。デフォルトはfalseです。

  1つのルールまたは連続したPOVを実行するときなど、集計作成ステップをスキップして処理時間を節約するには、この値をfalseに設定します。複数の同時実行計算ジョブを実行するときは、すべてのジョブでoptimizeForReporting=trueを設定します。最後に実行するジョブのみで集計が行われるため、冗長な処理は回避され、ジョブの実行速度が低下することを防ぎます。

• captureDebugScripts=true|falseはオプションで、受信ボックスにデバッグ・スクリプトを生成するかどうかを指定します。計算の問題をトラブルシューティングするためにこれらのスクリプトが必要になる場合があります。デフォルトはfalseです。
• comment="COMMENT"はオプションで、二重引用符で囲まれたプロセスに関するコメントを指定します。
• PARAMETER=VALUEはオプションで、計算を実行するためのランタイム・パラメータとその値を指定します。パラメータと値のペアをプロセスの必要に応じて指定します。有効なパラメータと値は次のとおりです。
  • rulesetSeqNumStart: ルールセット内で最初に実行するルールのシーケンス番号。EXECUTION_TYPE=RULESET_SUBSETが使用されている場合にのみ有効です。
  • rulesetSeqNumEnd: ルールセット内で最後に実行するルールのシーケンス番号を指定します。EXECUTION_TYPE=RULESET_SUBSETが使用されている場合にのみ有効です。
  • ruleName: 実行するルールの名前。空白が含まれる場合は、値を二重引用符で囲みます。EXECUTION_TYPEの値がSINGLE_RULE、RUN_FROM_RULEまたはSTOP_AFTER_RULEに設定されている場合にのみ有効です。
  • clearCalculatedData=true|false: 既存の計算をクリアするかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。
  • executeCalculations=true|false: 計算を実行するかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。

  Note:

  パラメータ値(trueおよびfalse)はすべて小文字の必要があります。

例

• すべてのルールを実行して、1つのPOVを計算します:

  epmautomate calculateModel FY21_Jan_Actual_Working ForecastingModel ALL_RULES clearCalculatedData=true executeCalculations=true optimizeForReporting=true comment="Running all rules to calculate a POV"

• すべてのルールを実行して、複数のPOVを計算します:

  epmautomate calculateModel "FY21:Jan:Actual:Working,FY21:Feb:Actual:Working,FY21:Mar:Actual:Working" "10 Actuals Allocation Process" ALL_RULES clearCalculatedData=true executeCalculations=true optimizeForReporting=true captureDebugScripts=true comment="Test calculation of many POVs" povDelimiter=":"

• ルールセットのサブセットを実行して、POVを計算します:

  epmautomate calculateModel FY21_Jan_Actual_Working ForecastingModel RULESET_SUBSET rulesetSeqNumStart=10 rulesetSeqNumEnd=20 clearCalculatedData=true executeCalculations=true comment="Running a subset of rules to calculate a POV"

• 特定のルールを実行して、POVを計算します:

  epmautomate calculateModel FY21_Jan_Actual_Working ForecastingModel SINGLE_RULE ruleName="Occupancy Expense Allocations" clearCalculatedData=true executeCalculations=true comment="Running a specific rule to calculate a POV"

• すべてのルールを実行して、カスタムPOV区切り文字を使用して1つのPOVを計算します:

  epmautomate calculateModel FY21:Jan:Actual_Working ForecastingModel ALL_RULES clearCalculatedData=true executeCalculations=true optimizeForReporting=true comment="Running all rules to calculate a POV" povDelimiter=":"

• すべてのルールを実行して、名前に空白があるPOVおよびモデルを計算します:

  epmautomate calculateModel "FY21_Jan_New Actual_Working,FY21:Feb:Actual:Working" "Forecasting Model" ALL_RULES clearCalculatedData=true executeCalculations=true optimizeForReporting=true comment="Running all rules to calculate a POV"