exportQueryResults

アプリケーションに定義された問合せを実行し、結果をテキスト・ファイルにエクスポートします。

問合せの結果ファイルはprofitoutboxに格納され、downloadFileコマンドを使用するか、Profitability and Cost Managementのファイル・エクスプローラを使用することでダウンロードできます。

適用対象

Profitability and Cost Management

必要な役割

「サービス管理者」「パワー・ユーザー」「ユーザー」「参照者」

使用方法

epmautomate exportQueryResults APPLICATION_NAME fileName=FILE_NAME [fileOutputOptions=ZIP_ONLY|ZIP_AND_TEXT|TEXT_ONLY] [queryName=QUERY_NAME] [exportOnlyLevel0Flg=true|false] [roundingPrecision=2] [dataFormat=NATIVE|COLUMNAR] [memberFilters=JSON_FILTER] [includeHeader=true|false] [delimiter="DELIMITER"] [keepDuplicateMemberFormat=true|false]。ここで:
  • APPLICATION_NAMEは、問合せを実行するProfitability and Cost Managementアプリケーションの名前です。
  • fileNameは、問合せ結果が格納されるファイルの名前です。このパラメータ値は、queryNameパラメータ値が指定されていない場合に必要です。queryNameパラメータ値が指定されている場合はオプションです。この場合、問合せ名が問合せ結果ファイルの名前として使用されます。

    指定するデータ・フォーマットによって、出力ファイルの形式が決まります。dataFormat=NATIVE (デフォルト)を使用すると、エクスポート・プロセスでテキスト・ファイルが作成されます。dataFormat=COLUMNARを使用すると、エクスポート・プロセスで連番付きの複数のテキスト・ファイルが作成され、Zipファイルに圧縮されます。

  • fileOutputOptionsはオプションで、問合せ結果ファイルの出力形式を識別します。デフォルトはZIP_ONLYで、fileNameパラメータの値が指定されているかどうかに応じてfileName.ZIPまたはqueryName.ZIPが作成されます。その他のオプションは、出力ファイルをテキスト・ファイルとして作成するTEXT_ONLYと、テキスト・ファイルとzipファイルの両方を生成するZIP_AND_TEXTです。
  • queryNameは、アプリケーションに定義された問合せを指定するオプション・パラメータです。空白が含まれる問合せ名は、二重引用符で囲む必要があります。

    アプリケーションに属するすべてのOracle Essbaseデータをエクスポートする場合は、問合せ名を指定しないでください。

    次の条件がある場合、このコマンドによって空のデータ・ファイルが作成されることがあります。

    • 問合せの形式が正しくないためにデータを取得できない
    • 問合せによって生成されるデータが多すぎる。このシナリオでは、問合せの対象範囲を絞り込んで取得データを減らすことを検討するか、小さな問合せに分割してください

      Profitability and Cost Managementの管理Oracle Profitability and Cost Management Cloud問合せの管理に関する項を参照してください。

  • exportOnlyLevel0Flgはオプションで、問合せでレベル0データのみを取得するかどうかを指定します。このパラメータ値はすべて小文字で指定します。

    問合せ名を省略してすべてのアプリケーション・データをエクスポートしている場合、このパラメータは無視されます。

  • roundingPrecisionはオプションで、問合せ結果をエクスポートするときに使用する小数点以下桁数(丸め処理精度)を指定します。queryNameが指定されている場合にのみ適用されます。デフォルトは2です。
  • dataFormatはオプションで、出力形式を識別します。有効な値は次のとおりです。
    • NATIVEは、問合せ結果をEssbaseネイティブ形式のデータとして保持します。これがデフォルト値です。
    • COLUMNARは、Essbaseネイティブ形式のデータを変換し、他のアプリケーションに簡単に解釈してインポートできるように列に並べます。

      このオプションは、すべてのEssbaseデータをエクスポートし、queryNameパラメータ値を無視します。memberFiltersパラメータ値を設定することで、データをフィルタできます。

    注:

    コマンドでは、dataFormatCOLUMNARに指定されている場合にのみ、次のオプションのパラメータが考慮されます。
  • memberFiltersはオプションで、JSON形式の文字列を受け入れて、ディメンションとレベル0のメンバーでフィルタします。例: "{\"Dim1\":[\"Mem1\"],\"Dim2\":[\"Mem21\",\"Mem22\"]}"
  • includeHeaderはオプションで、列ヘッダーとしてディメンション名を追加します。列ヘッダーを除外するには、この値をfalseに設定します。デフォルトはtrueです。
  • delimiterはオプションで、問合せ結果ファイルのディメンション・メンバーの区切りに使用する区切り文字を識別します。区切り文字は二重引用符で囲む必要があります。デフォルトはスペース(" ")です。
  • keepDuplicateMemberFormatはオプションで、メンバー・フォーマットをEssbaseの重複メンバー・フォーマット(例: [Account]@[Accoun1])で印刷するかどうかを指定します。メンバー名のみを印刷するには、この値をfalseに設定します。デフォルトはtrueです。

  • すべてのアプリケーション・データのエクスポート:

    epmautomate exportQueryResults BksML12 fileName="BksML12_MyQuery1.txt" fileOutputOptions=TEXT_ONLY

  • 特定の問合せ結果のエクスポート:

    epmautomate exportQueryResults BksML12 queryName="My Product Query" roundingPrecision=3

  • NATIVEデータ・フォーマットでのレベル0データのエクスポート:

    epmautomate exportQueryResults BksML30 fileName="BksML30_ExportLevel0-Data" fileOutputOptions=ZIP_AND_TEXT exportOnlyLevel0Flg=true

  • 単一のディメンションおよび単一のメンバー・フィルタによるCOLUMNARデータ・フォーマットでのレベル0データのエクスポート:

    epmautomate exportQueryResults BksML30 fileName="BksML30_Level0-Data" dataFormat="COLUMNAR" memberFilters="{\"Period\":[\"December\"]}" includeHeader="true" delimiter="," roundingPrecision="3"

  • 単一のディメンションおよび複数のメンバー・フィルタによるCOLUMNARデータ・フォーマットでのレベル0データのエクスポート:

    epmautomate exportQueryResults BksML30 fileName="BksML30_Level0-Data" dataFormat="COLUMNAR" memberFilters="{\"Period\":[\"November\",\"December\"]}" includeHeader="true" delimiter="," roundingPrecision="3"

  • 複数のディメンションおよび複数のメンバー・フィルタによるCOLUMNARデータ・フォーマットでのレベル0データのエクスポート:

    epmautomate exportQueryResults BksML30 fileName="BksML30_Level0-Data" dataFormat="COLUMNAR" memberFilters="{\"Year\":[\"2016\"],\"Period\":[\"November\",\"December\"]}" includeHeader="true" delimiter="," roundingPrecision="3"