アプリケーション内の計算を実行します。
このコマンドを使用すると、POV間でルールをコピーせずに、別のデータPOV内のデータに対してモデルPOV内のルールを使用して計算を実行できます。
適用対象
Profitability and Cost Management必要な役割
「サービス管理者」、「パワー・ユーザー」使用方法
epmautomate runCalc APPLICATION_NAME POV_NAME [DATA_POV_NAME] PARAMETER=VALUE [comment="comment"] stringDelimiter="DELIMITER"
。ここで:
APPLICATION_NAME
は、計算するPOVを含むProfitability and Cost Managementアプリケーションの名前です。POV_NAME
は、計算するモデルPOVの名前です。
POV_NAME
はオプションで、モデルPOVのルールを使用して計算するデータPOVの名前です。
DATA_POV_NAME
が指定されていない場合は、既定でPOV_NAME
が使用されます。
DATA_POV_NAME
を指定した場合は、exeType=ALL_RULES
のみを使用できます。
PARAMETER=VALUE
には、計算を実行するためのランタイム・パラメータとその値を指定します。パラメータと値のペアをプロセスの必要に応じて指定します。有効なパラメータと値は次のとおりです。
exeType=ALL_RULES|RULESET_SUBSET|SINGLE_RULE
はルールの実行タイプを識別します。これは必須パラメータです。
exeType
に設定された値に基づいて、次のパラメータを指定できます:
exeType=ALL_RULES
を指定した場合、subsetStart
、subsetEnd
、ruleSetName
およびruleName
など、ルールのサブセットまたは1つのルールに関連するパラメータを含めないでください。DATA_POV_NAME
パラメータを設定する場合は、このexeType
を使用する必要があります。exeType=SINGLE_RULE
を指定した場合、ruleSetName
およびruleName
の値のみを指定してください。exeType=RULESET_SUBSET
を指定する場合、subsetStart
およびsubsetEnd
の値を指定してください。subsetStart
は、ルール・セット内で最初に実行するルールのシーケンス番号を指定しますsubsetEnd
は、ルール・セット内で最後に実行するルールのシーケンス番号を指定しますruleSetName
には、実行する計算が含まれるルール・セットを指定しますruleName
は実行するルールの名前です(1つのルールを実行する場合)isClearCalculated=true|false
は、既存の計算をクリアするかどうかを指定しますisExecuteCalculations=true|false
は、計算を実行するかどうかを指定しますisRunNow=true|false
では、プロセスをただちに実行する場合、この値をtrue
に設定しますoptimizeReporting=true|false
でこのオプション値をfalse
に設定すると、レポート用の最適化なしで計算が実行されます。デフォルトはtrue
です
ベスト・プラクティス:
optimizeReporting=false
を設定してください。optimizeReporting=true
を設定します。最後に実行するジョブのみで集計が行われるため、冗長な処理は回避され、ジョブの実行速度が低下することを防ぎます。注:
パラメータ値(true
またはfalse
)はすべて小文字の必要があります。comment
には、二重引用符でコメントを囲んで指定します(オプション)stringDelimiter
はPOV値で使用される区切り文字です。区切り文字は二重引用符で囲む必要があります。例
epmautomate runCalc BksML12 2012_Jan_Actual Jan-2016 isClearCalculated=true isExecuteCalculations=true isRunNow=true subsetStart=10 subsetEnd=20 ruleSetName="Utilities Expense Adjustment" ruleName="Occupancy Expense Allocations" exeType="ALL_RULES" comment="Test calculation" stringDelimiter="_"