環境が応答しないため、その環境を調査して使用可能にするためのサービス・リクエストを顧客が提供していない緊急状況において、オラクル社によるその環境のリレーショナル・データベースとOracle Essbaseデータベースへの手動アクセスを許可するかどうかを指定します。
緊急の状況では、オラクル社は内部プロセスを使用し、これによって、上級開発エグゼクティブは、プロセスに関する独立した検証の後、リレーショナル・データベースとEssbaseデータベースへの手動アクセスを許可します。このコマンドを使用して、ユーザーの明示的な承認なしにオラクル社がこれらのデータベースにアクセスしないようにします。さらに、サービス・リクエストがオープンであっても、緊急時にオラクル社がリレーショナル・データベースとEssbaseデータベースに手動でアクセスすることを禁止するオプションがあります。
このコマンドを使用して指定した設定はすぐに有効となります。
適用対象
Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、Oracle Enterprise Data Management Cloud、Narrative Reporting、Sales PlanningおよびStrategic Workforce Planning。必要な役割
サービス管理者使用方法
epmautomate setManualDataAccess Allow|Revoke [disableEmergencyAccess=true|false]
。ここで、disableEmergencyAccess
(オプション)は、リレーショナル・データベースとEssbaseデータベースへのすべての手動アクセスを禁止するかどうかを指定します。このプロパティ値をtrue
に設定すると、サービス・リクエストがオープンであっても、オラクル社がこれらのデータベースに手動でアクセスできなくなります。デフォルトはfalse
です。
停止した環境のトラブルシューティングと修正にアクセスが必要なときに、オラクル社がリレーショナル・データベースとEssbaseデータベースにアクセスできないため、disableEmergencyAccess=true
を設定することはお薦めしません。環境が停止しているときに、このコマンドを発行して、オラクル社がこれらのデータベースに手動でアクセスできるように許可することはできません。
例
epmautomate setManualDataAccess revoke
epmautomate setManualDataAccess allow
epmautomate setManualDataAccess revoke disableEmergencyAccess=true