ユーザーおよび事前定義済役割割当てのレプリケート

この項のスクリプトは、環境のユーザーおよび事前定義済役割割当てを別の環境に移行する際に役立ちます。

スクリプトについて

2つの異なるスクリプトを使用します。1つはユーザーをアイデンティティ・ドメインにレプリケートし、もう1つはユーザーの事前定義済役割割当てをレプリケートします。これらのスクリプトを実行する順序は次のとおりです:

  • ユーザーをレプリケートするスクリプト(replicateusers)を実行し、すべてのユーザーがターゲット・アイデンティティ・ドメインに作成されたことを確認します。このスクリプトを実行するユーザーには、両方の環境のアイデンティティ・ドメイン管理者サービス管理者の役割が必要です。
  • 役割割当てをレプリケートするスクリプト(replicatepredefinedroles)を実行します。

注:

  • パスワードに特殊文字が含まれている場合は、特殊文字の処理を参照してください
  • この項のスクリプトは、事前定義済役割(サービス管理者パワー・ユーザーユーザーおよび参照者)に対してのみ動作します。

スクリプトの実行

必要なスクリプトおよびバッチ・ファイルの作成の詳細は、次のトピックを参照してください:

Windowsでのステップ

  1. replicateusers.batreplicateusers.ps1replicatepredefinedroles.batおよびreplicatepredefinedroles.ps1を作成し、書込み権限と実行権限を持つローカル・ディレクトリに保存します。
  2. 必要に応じて、ソース環境とターゲット環境およびインターネット・プロキシ・サーバーの情報でバッチ・ファイルを更新します。
  3. replicateusers.batを実行すると、replicateusers.ps1が実行されます。レプリケートされたユーザーに割り当てるデフォルトのパスワードを、次のようにコマンドライン・パラメータとして指定します:

    replicateusers.bat Pwd_for_users

    パスワードに特殊文字が含まれている場合は、適切なエスケープ文字を使用してください。特殊文字の処理を参照してください。

  4. replicatepredefinedroles.batを実行して、ソース環境にあるものと同じ役割割当てを作成します。

Linux/UNIXでのステップ

  1. replicateusers.shおよびreplicatepredefinedroles.shスクリプトを作成し、書込み権限と実行権限を持つローカル・ディレクトリに保存します。
  2. 必要に応じて、ソース環境とターゲット環境およびインターネット・プロキシ・サーバーの情報でreplicateusers.shおよびreplicatepredefinedroles.shを更新します。
  3. replicateusers.shを実行します。レプリケートされたユーザーに割り当てるデフォルトのパスワードを、次のようにコマンドライン・パラメータとして指定します:

    ./replicateusers.sh Pwd_for_users

    パスワードに特殊文字が含まれている場合は、適切なエスケープ文字を使用してください。特殊文字の処理を参照してください。

  4. replicatepredefinedroles.shスクリプトを実行して、ソース環境にあるものと同じ役割割当てを作成します。