四半期のEPM Cloudアップグレード頻度の作成

これらのスクリプトを使用して、Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境が2週間のテスト・サイクルを使用して四半期ベースで更新されるように、更新をスキップするセルフサービス・ソリューションを作成します。この場合、本番環境はテスト環境の2週間後に更新されます。

必要に応じて、このスクリプトは、2か月ごとに更新をスキップするのにも使用できます。デフォルトでは、EPM Cloudは環境に対して月次更新を適用します。skipUpdateコマンドを使用して、環境に対する月次更新の適用をスキップしたり、現在の更新のスキップ要求を表示します。この項に含まれるスクリプトを使用して、skipUpdateコマンドの手動実行を自動化できます。これらのスクリプトは、更新が四半期または2か月ごとに適用されるよう、更新のスキップ・プロセスを自動化します。

Note:

  1. 連続2か月を超えて更新をスキップすることはできません。たとえば、EPM Cloud環境を2月、6月および11月のみ更新しようとした場合、スクリプトによりエラーがスローされます。
  2. その間に発生したすべての更新は、次回の更新時に環境に適用されます。たとえば、このスクリプトを使用して、2月、5月、8月および11月にのみ発生する四半期ごとの更新をスケジュールするとします。この場合、たとえば、5月の更新では、2月の更新後にリリースされた適用可能なすべてのEPM Cloud月次更新およびパッチが環境に適用されます。更新が適用されると、メンテナンス・プロセスが通常より時間がかかる場合があります。
  3. このスクリプトは、1四半期のみの更新頻度を設定します。1年中更新頻度が構成されるようにするには、このスクリプトを月次ベースで実行します。

スクリプトの実行

  1. WindowsスクリプトとLinux/UNIXスクリプトを実行するには:
    1. input.propertiesファイルを作成し、環境の情報を使用して更新します。ファイルをローカル・ディレクトリに保存します。このファイルのコンテンツは、オペレーティング・システムによって異なります。

      このディレクトリの書込み権限があることを確認してください。Windowsの場合、スクリプトを実行できるよう、「管理者として実行」オプションを使用してPowerShellを開始する必要があります。

    2. skip_update.ps1 (Windows PowerShell)またはskip_update.sh (Linux/UNIX) Bashスクリプトを作成し、input.propertiesがあるディレクトリに保存します。
    3. スクリプトを起動します。
      • Linux/UNIX: ./skip_update.shを実行します。
      • Windows PowerShell: skip_update.ps1を実行します。
  2. Groovyスクリプトを実行するには、EPM Cloudビジネス・プロセスでGroovy画面を使用するか、runBusinessRuleを使用してスクリプトの実行を自動化します。EPM自動化を使用してGroovyスクリプトを実行する方法については、EPM自動化をインストールしないコマンドの実行を参照してください。