アプリケーションへのメタデータのインポート

これらのスクリプトを使用して、アプリケーション・メタデータをファイルから手動でインポートします。

これらのスクリプトでは、次のアクティビティが実行されます:

  • 環境にサインインします。
  • メタデータをアップロードします。
  • ジョブを使用して、アップロードされたファイルからアプリケーションにメタデータをインポートします。
  • キューブをリフレッシュします。
  • サインアウトします。

Windowsのサンプル・スクリプト

次のスクリプトをコピーして、importMetadata.ps1を作成します。それをローカル・ディレクトリに保存します。 
$inputproperties = ConvertFrom-StringData(Get-Content ./input.properties -raw)
$username="$($inputproperties.username)"
$passwordfile="$($inputproperties.passwordfile)"
$serviceURL="$($inputproperties.serviceURL)"
$file1="$($inputproperties.file1)"
$jobName="$($inputproperties.jobName)"

epmautomate login ${username} ${passwordfile} ${serviceURL}
epmautomate uploadfile ${file1}
epmautomate importmetadata ${jobName} ${file1}
epmautomate refreshcube
epmautomate logout

Linux/UNIXのサンプル・スクリプト

次のスクリプトをコピーして、importMetadata.shを作成します。それをローカル・ディレクトリに保存します。 
#!/bin/bash
. ./input.properties
export JAVA_HOME=${javahome}
${epmautomatescript} login "${username}" "${passwordfile}" "${serviceURL}"
${epmautomatescript} uploadfile "${file1}"
${epmautomatescript} importmetadata "${jobName}" "${file1}"
${epmautomatescript} refreshcube
${epmautomatescript} logout

input.propertiesファイルの作成

次のいずれかをコピーし、環境の情報で更新することにより、input.propertiesファイルを作成します。importMetadata.ps1またはimportMetadata.shが格納されているディレクトリにファイルを保存します。

Windows 
username=exampleAdmin
passwordfile=examplePassword.epw
serviceURL=exampleURL
File1=FILE_NAME.zip
jobName=JOB_NAME

Linux/UNIX

javahome=JAVA_HOME
epmautomatescript=EPM_AUTOMATE_LOCATION
username=exampleAdmin
passwordfile=examplePassword.epw
serviceURL=exampleURL
File1=FILE_NAME.zip
jobName=JOB_NAME

表3-16 input.propertiesのパラメータ

パラメータ 説明
javahome JAVA_HOMEの場所。Linux/UNIXの場合のみ。
epmautomatescript EPM自動化の実行可能ファイル(epmautomate.sh)の絶対パス。Linux/UNIXの場合のみ。
username アイデンティティ・ドメイン管理者の役割も保持するサービス管理者のユーザー名。
password サービス管理者のパスワードまたは暗号化されたパスワード・ファイルの名前と場所。
serviceURL スナップショットを生成する環境のURL。
File1 インポートするメタデータが格納されたZIPファイルの名前。
JobName メタデータのインポートに使用するジョブ。

スクリプトの実行

  1. 前述の項のスクリプトをコピーして、importMetadata.ps1またはimportMetadata.shを作成します。
  2. input.propertiesファイルを作成し、importMetadataスクリプトが配置されているディレクトリに保存します。このファイルのコンテンツは、オペレーティング・システムによって異なります。input.propertiesファイルの作成を参照してください。

    このディレクトリの書込み権限があることを確認してください。Windowsの場合、スクリプトを実行できるよう、「管理者として実行」オプションを使用してPowerShellを開始する必要があります。

  3. スクリプトを起動します。
    • Windows PowerShell: importMetadata.ps1を実行します。
    • Linux/UNIX: ./importMetadata.shを実行します。