考慮事項

  • ソースおよびターゲットの両方のアイデンティティ・ドメインが、同じデータ・センター内にある必要があります。あるデータ・センターのアイデンティティ・ドメイン(たとえば、US2データ・センターのアイデンティティ・ドメイン311964)から、別のデータ・センターのアイデンティティ・ドメイン(たとえば、US1データ・センターのアイデンティティ・ドメイン196431)に環境を再配置することはできません。

  • 2016年5月1日より後に環境がプロビジョニングされている場合のみ、その環境を再配置できます。この日付より前にプロビジョニングされた環境は、別のアイデンティティ・ドメインに再配置できません。

  • ホスティングされた指定ユーザーが時間とともに増加した状態では、ホスティングされた指定ユーザーのライセンスがまだ合計数に達していない状況でも、オーダーされた環境を再配置できません。詳細は、オーダー・ドキュメントを参照してください。

  • Oracle Fusion Cloud EPMアカウント管理者は、ターゲット・アイデンティティ・ドメインが同じ顧客アカウントに対してプロビジョニングされている場合、現在のアイデンティティ・ドメインから別のアイデンティティ・ドメインに環境を再配置できます。

  • アカウント管理者は、ターゲット・アイデンティティ・ドメインがすでに同じサービス名を持つ環境をホストしている場合でも、そのターゲット・アイデンティティ・ドメインに環境を再配置できます。この場合、環境名がターゲット・アイデンティティ・ドメイン内で一意となるように、再配置する環境の名前を変更するよう求められます。アカウント管理者は、サービスのアイデンティティ・ドメイン管理者とは異なる役割です。

    環境を再配置できるのは、ソース・ドメインとターゲット・ドメインの両方でアカウント管理者であるユーザーのみです。

    注:

    テスト環境を再配置する場合、ターゲット・アイデンティティ・ドメインの環境名に-testを追加する必要があります(たとえば、new_env-testなど)。移行したテスト環境の名前を適切に指定しない場合、月次更新サイクルは中断されます。
  • アカウント管理者は、再配置プロセスの一環としてアイデンティティ・ドメインを作成できません。

  • ターゲット・アイデンティティ・ドメインに再配置できるのは、サービスのテスト環境または本番環境のみです。

    再配置の手順は、テスト環境と本番環境とで別々に実行します。

注:

環境を再配置したら、定期的なメンテナンス・タスクの実行に使用するバッチ・ファイルまたはスクリプト内のアイデンティティ・ドメイン名、環境URL、ユーザー・パスワードなどの情報を忘れずに更新してください。

再配置した環境を元のアイデンティティ・ドメインに戻すことはできません。