サポートされている再配置シナリオ

デフォルトでは、テスト環境と本番サービス環境が1つの共通のアイデンティティ・ドメインを使用して、各環境のユーザーおよび役割割当ての管理を円滑にしています。Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境は、次のシナリオにあわせて再配置できます。

  • 本番環境とテスト環境の両方を、デフォルトとは異なるアイデンティティ・ドメインに再配置します。

    このシナリオでは、より少ない数のアイデンティティ・ドメインEPM Cloud環境を連結するために、所有している別のアイデンティティ・ドメインに両方の環境を再配置できます。アイデンティティ・ドメインを連結することで、より少ない数のアイデンティティ・ドメインでユーザーと役割を管理できます。

  • 本番環境またはテスト環境、あるいはその両方を異なるアイデンティティ・ドメインに再配置します。

    このシナリオでは、2つの異なるアイデンティティ・ドメインでユーザーおよび役割割当てを管理します。テスト環境と本番環境の両方のアクセス権をユーザーに付与するには、2つのアイデンティティ・ドメインにユーザーを作成する必要があります。

    この構成は、デフォルトでテスト環境と本番環境に異なるアイデンティティ・ドメインを使用するOracle Fusion Applications Cloud環境とアイデンティティ・ドメインを共有するように、EPM Cloud環境を再配置するのに使用できます。

  • 特定のアイデンティティ・ドメインに一方の環境のペアを配置し、別のアイデンティティ・ドメインにもう一方のペアを配置します。

    このオプションは、開発、テスト、受入れおよび本番のそれぞれの環境を含む4段階のプロセスがある場合に適しています。このシナリオでは、開発環境とテスト環境を1つのアイデンティティ・ドメインに配置し、受入れ環境と本番環境を別のアイデンティティ・ドメインに配置できます。