C レポートとExcelにインポートされたレポートの相違

このトピックは、レポートとExcelにエクスポートまたはインポートされたレポートの相違を理解するのに役立ちます。

  • レポート・デザイナでは、「境界スタイル」および「境界線の幅」プロパティの組合せを使用して、境界線書式設定スタイルを定義できます。「境界スタイル」には、「実線」、「点線」、「破線」および「二重」があります。「境界線の幅」は1から5の値を取ることができます。Excelにインポートすると、Excelでは別の幅の設定がサポートされていないため、境界スタイルは次のようにマップされます:

    レポート Excel

    実線、Width_1

    細線

    実線、Width_2

    実線

    実線、Width_3、Width_4、Width_5

    太線

    点線、任意の幅

    点線

    破線、Width_1

    破線

    破線、Width2、Width3、Width_4、Width5

    中線(破線)

    二重、任意の幅

    二重線

  • セルが透過のフォント色で定義されている場合、Excelではサポートできません。レポートでの回避策は、「テキストの置換」プロパティを使用し、空の値に置換テキストを設定することです。

  • レポートがExcelにインポートされると、行バンディングはサポートされません。

  • プリフィクス/サフィクス位置合せ: %を他の文字またはスペースと組み合せることはできません。そのように書式設定すると、Excelに正しくない数値が表示されることがあります。プリフィクスを位置合せすると、Excelでは、セルの左端にプリフィクスの文字が配置されます。負数のサフィクスを指定し、正数のサフィクスを指定せず、サフィクスの位置合せを設定した場合、余分なスペースが正数の後に表示されることがあります。

  • レポートに、異なる列幅の垂直に積み上げられた複数のグリッドがある場合、エクスポートしたレポートのExcelでの列幅は、レポートの一番上のグリッドの列幅に基づきます。その結果、残りのグリッドは、Web内のレポートと比較して、同じようには整列しないか、異なる列幅を持つ可能性があります。これは、Excelでは、スプレッドシートのすべての行に対して列幅が一定のままであるためです。

    同様に、レポートに行の高さが異なる水平に配置された複数のグリッドがある場合、エクスポートしたレポートのExcelでの行の高さは、レポートの左端のグリッドの行の高さに基づきます。その結果、残りのグリッドは、Web内のレポートと比較して、同じようには整列しないか、異なる行の高さを持つ可能性があります。これは、Excelでは、スプレッドシートのすべての列に対して行の高さが一定のままであるためです。

  • セル・プロパティにインデントが指定されている場合、インデントのサイズは、設定されている書式設定ユーザー・プリファレンスに応じて(例: "0.25"は"インチ"でインデント)、レポート・デザイナによってインチまたはセンチメートルで定義されます。レポートをExcelにダウンロードすると、Excelで同等のインデントの作成が試行されます。Excelでのインデントは、標準フォントおよびフォントサイズのスペース文字の幅を計算することによって行われます

    詳細は、Microsoftのトラブルシューティングのページを参照してください。

    インデントの量を計算する様々な方法は、レポートとExcelの間で同一ではない場合があります。この結果、レポート・プレビュー(PDFまたはHTML)では折り返していなかったセル内のテキストが、Excel文書では折り返す場合があります。Excel文書の列幅が、その列のセルに値を表示するには十分ではなくなる場合もあります。例: セルに表示するにはセル値が大きすぎるため、Excelがセル値に"#"を表示する場合があります。