DateTime

DateTimeは、レポートにデータが移入された日時を返すテキスト関数です。日時は、レポート・サーバーから取得され、レポート・サーバーがある国に対応します。DateTimeは、テキスト・ボックス、テキスト・セル、行見出しまたは列見出しで使用できます。

注:

レポート・プレビュー時のテキスト関数の結果に使用されるタイム・ゾーンは、「ユーザー・プリファレンス」で指定される各ユーザーのタイム・ゾーンに基づきます。

構文:

DateTime("DateFormat","TimeFormat")

注:

DateTime関数のパラメータをDateTime ()のように空白のままにするか、またはDateTime (none, none)のように両方のパラメータに"none"が使用された場合、日付および時間の書式はNarrative Reportingのユーザー・プリファレンスが使用されます。

注:

パラメータ定義については、テキスト関数のパラメータを参照してください。

別の方法として、short、medium、longおよびfullの書式については、ロケールに依存しない値を指定できます: DateTime (short|medium|long|full|none, short|medium|long|full|none)。(これらの値を入力する場合は引用符を使用しないでください。)例(米国の場合の例):

  • DateTime(short, short): 01/03/2017 1:54 PM

  • DateTime(medium, medium): Jan 03, 2017 1:54:32 PM

  • DateTime(long, long): January 03, 2017 1:54:32 PM PDT

  • DateTime(full, none): Tuesday, January 03, 2017 (ノート: 時間は表示されません。)

  • DateTime(none, short): 1:54 PM (ノート: 日付は表示されません。)

表10-9 日時書式の文字

書式の文字 意味 データ型

G

紀元指定子

テキスト

AD

M

テキストまたは数値

月が7月の場合、Mは7、MMは07、MMMはJul、MMMMはJulyと表示されます。

d

日付(月)

数値

10

h

午前/午後の時(1から12)

数値

11

H

時(0から23)

数値

22

m

数値

30

s

数値

25

S

ミリ秒

数値

978

E

曜日

テキスト

E: Tue EE: Tuesday

D

年間通算日

数値

189

F

月内通算曜日

数値

Date("dd-MMM-yy ‘is the’ F 'th ' E 'of' ‘MMM")は次のように表示されます。

24-Dec-02 is the 4th Tue of Dec

w

年間通算週

数値

27

W

月内通算週

数値

2

a

午前/午後のマーカー

テキスト

PM

k

時(1から24)

数値

23

K

午前/午後の時(0から11)

数値

米国では、時間が3:37の場合はPM: 3

z

タイム・ゾーン

テキスト

太平洋標準時

y

数値

2017,02

'

リテラル・テキスト

テキスト

Date(" D’the day of ’yyyy")は次のように表示されます: 105th day of 2017

' '

1つの一重引用符を生成する2つの一重引用符

テキスト

Date("k:mm ‘O’’Clock’ a")は次のように表示されます: 6:15 O’Clock PM

2つの一重引用符を使用して、O’Clock (O’’Clock)のような一重引用符またはアポストロフィを生成します。

書式の文字使用時の考慮事項:

  • 書式の文字の数(個数)によって書式が決まります。

    • テキストの場合、4文字未満のパターン文字は、短縮形または省略形(存在する場合)を使用することを意味します。

    • 4文字以上のパターン文字は、完全な形式を使用することを意味します。

    • MまたはMMは月を数字として使用することを意味します。

    • MMMは、月の3文字の省略形を使用することを意味します。

    • MMMMは、月の完全な名前を使用することを意味します。

    たとえば、日付が4月24日の場合は次のようになります。

    Date("dd-M-yy")24-4-17と表示されます

    Date("dd-MM-yy")24-04-17と表示されます

    Date("dd-MMM-yy")24-Apr-17と表示されます

    Date("dd-MMMM-yy")24-April-17と表示されます

  • 数字の場合、パターン文字の数字は最小桁数です。数字が短い場合はゼロで埋められます。年は特殊なケースです。"yy"を使用すると年の最後の2桁が表示されますが、"yyyy"を使用すると4桁の年が表示されます。

    たとえば、月が2月の場合は次のようになります。

    Date("MM-yyyy")02-2017と表示されます

  • すべての大文字および小文字のアルファベット文字は、指定された書式文字かどうかに関係なくパターンとみなされます。

  • リテラル・テキストは一重引用符で囲みます。リテラル・テキストで一重引用符を使用するには、そのテキストを一重引用符で囲み、アポストロフィには2つの一重引用符を使用します。

    たとえば、4 o’clockと出力するための書式は次のようになります。

     Date("hh 'o''clock' ")

次に例を示します。

日付書式 結果

Date("d/M/yy")

23/3/17

Date("d-MMM-yy")

23-Mar-17

Date("EEEE, MMMM dd, yyyy")

Tuesday, March 23, 2017

Date("h:mm:ss a")

12:52:05 PM

Date("h:mm:ss a zzzz")

12:52:05 PM Eastern Standard Time

Date("EEEE, MMMM dd, yyyy G 'time:' h:mm:ss a zzzz")

Tuesday, March 23, 2017 AD time: 12:52:05 PM Eastern Standard Time

Date("hh 'o’’clock' a, zzzz")

12:00 PM, Eastern Standard Time

書式設定された結果のテキストに1つの一重引用符を生成するには、2つの一重引用符を使用する必要があります。