次の表は、テキスト関数に使用可能なパラメータについて説明しています。すべてのパラメータをすべての関数で使用できるわけではありません。特定の関数にどのパラメータが適用されるのかを確認するには、その関数に関する項を参照してください。
表10-8 テキスト関数のパラメータ
パラメータ | 定義 |
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グリッドの名前。関数がグリッド内にある場合、または関数がテキスト・オブジェクト内にあり、レポートにグリッドが1つのみの場合、Gridパラメータはオプションです。レポートに複数のグリッドがある場合、Gridパラメータは、関数がテキスト・オブジェクトにあるときは必須で、Gridの指定がないと"current"とみなされるテキスト・セルではオプションです。 |
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グリッドの行番号または列参照(文字)のいずれか。関数がグリッド内にある場合、Row/Columnパラメータはオプションです。パラメータが指定されていない場合は、所定のディメンションの軸に基づいて"current"の行または列とみなされます。ディメンションがPOVにある場合、Row/Columnパラメータは無視されます。関数がテキスト・オブジェクトにある場合は、所定のディメンションがPOVにないかぎり、Row/Columnパラメータは必須です。 |
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グリッドの行番号。 |
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グリッドの列番号。 |
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ディメンション名。Dimensionパラメータは必須です。DimensionがPOVにあるディメンションを参照している場合、Row/Columnパラメータは無視されます。 |
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日付フィールドの書式。日付書式のパラメータはオプションです。書式を指定しなかった場合は、ユーザー・プリファレンスの日付書式が使用されます。 |
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時間フィールドの書式。時間書式のパラメータはオプションです。書式を指定しなかった場合は、ユーザー・プリファレンスの時間書式が使用されます。 |
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Propertyパラメータの値は、基礎となるデータ・ソースに固有です。Propertyパラメータは必須です。一般的に使用されるプロパティ値は"Level"、"Gen"または"Generation"、"AccountType"、"IsExpense"、"UDA"です。メンバー属性があるディメンションでは、属性名("Pkg Type"など)をメンバー・プロパティとして使用できます。別名表が複数あるデータ・ソースでは、別名表名をメンバー・プロパティとして使用できます。プロパティ値に別名表名を使用して、ユーザーPOVに指定されている名前とは異なる別名を返すこともできます(たとえば、"LongNames"という名前の別名表には"LongNames"プロパティ)。 |
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オプションのtrueまたはfalseパラメータ。パラメータがtrueの場合は、指定された行または列番号の中で、テキストまたはセパレータの行または列がスキップされます。たとえば、行1、3および5がデータ行で、行2および4がテキストまたはセパレータ行の場合、 このパラメータを指定しなかった場合、デフォルト値はFalseです。 |
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オプションのtrueまたはfalseパラメータ。パラメータがtrueの場合は、表示されるメンバー名が完全修飾されたメンバー名になります。一意でないメンバー名を許可するOracle Essbaseのアウトラインでは、一意でないメンバーには、名前が一意になるのに十分な祖先のメンバーを含めて一意の名前が割り当てられます。たとえば、CokeというメンバーがColasというメンバーの子で、Sodasというメンバーの子でもある場合、メンバーの一意名は、Colas.Cokeまたは[Sodas].[Coke]のいずれかになります。 このパラメータを指定しなかった場合、デフォルト値はFalseです。 |