DateOffset()テキスト関数(リレーショナル表と、PlanningおよびEssbaseグリッドの日付型の値に有効)は、参照されている日付から指定されたオフセット量の分オフセットして新しい日付を計算します。オフセット量は、指定された単位(日、月または年)に基づきます。テキスト関数がリレーショナル表に出現するか、またはレポート内のリレーショナル表が1つのみである場合、表名はオプションとなり、それ以外の場合は表名を指定する必要があります。行参照はオプションとなり、指定されていない場合は現在の行になります。単位パラメータは必須となり、day、monthまたはyearを指定する必要があります。
構文
DateOffset("Grid/TableName", row-reference,ol-reference, calendar-unit, offsetAmount)
パラメータ
Grid/TableName
- テキスト関数がグリッド/リレーショナル表のテキスト・セルで使用されている場合、これはオプションのパラメータです。テキスト関数がテキスト・オブジェクトで使用されている場合、レポート内のグリッド/リレーショナル表が1つのみであれば、グリッド/表名パラメータはオプションであり、そうでなければ、グリッド/表名パラメータは必須です。
row-reference
- これはオプションのパラメータです。row-referenceパラメータが指定されていない場合は、'現在'の行(テキスト関数が出現する行)が使用されます(これは、CellValue()やCellText()などのテキスト関数の動作と同様です)。日付オフセット・テキスト関数がテキスト・オブジェクトに出現する場合、row-referenceは必須です。row-referenceにはオフセットを含めることができます(例: 1(5)というrow-referenceは、行1の5番目のタプルの属性値を返します)。参照列はデータソース内の日付またはタイムスタンプ値を参照している必要があり、そうでない場合は空の文字列が返されます。
col-reference
- これはオプションのパラメータです。col-referenceパラメータが指定されていない場合は、'現在'の列(テキスト関数が出現する列)が使用されます(これは、CellValue()やCellText()などのテキスト関数の動作と同様です)。日付オフセット・テキスト関数がテキスト・オブジェクトに出現する場合、col-referenceは必須です。col-referenceにはオフセットを含めることができます(例: C(E)は、列Cの5番目の属性名を参照します)。参照列はデータソース内の日付またはタイムスタンプ値を参照している必要があり、そうでない場合は空の文字列が返されます。
calendar-unit
- calendar-unitは必須パラメータです。day、monthまたはyearを指定でき、これにより、データ差異オフセットを計算する単位が決まります。
offsetAmount
- オフセット量は必須であり、正または負の整数(ゼロ以外)である必要があります。オフセット量が正である場合は、先頭に'+'記号を含める必要があります(例: +3)。
Note:
row-referenceまたはcol-referenceが日付以外の値を参照している場合、関数は空の文字列を返します。
日付を含まない列/セルをDateOffset()関数が参照している場合に実行される追加の検証はありません。この場合、関数は空の文字列を返します。
パラメータの説明に明記されているように、offsetAmountが正数である場合は、前にプラス記号'+'を付ける必要があります。プラス記号が欠落し、かつマイナス記号がない場合は、構文エラーが発生します。このことは、テキスト関数文字列を正しく解析するために必要です。
例
参照列Bの日付値が'Jul, 21, 2023'である場合: