ターゲット・レポートへの視点の引渡し

URLリンクを定義する際は、ソース・レポートの視点(POV)をターゲットに渡すオプションがあります。

POVを渡すように選択すると、次の条件が適用されます。

  • POVコンテキストは、ターゲット・レポート・データ・ソース内に存在するディメンションについて、ターゲット・レポートのグローバルPOVに渡されます。

    • ソース・レポートのPOVコンテキストには、POVおよびセル・メンバー選択が含まれます。

    • ターゲット・レポートのローカルPOVは、コンテンツへのドリルでは更新されません

  • ソースとターゲットのレポート・データ・ソースが異なる場合は、ソースに存在するPOVディメンション(および選択されたメンバー)のみがターゲット・レポートに渡されます。

    • ソース・レポートからのディメンションがターゲット・レポートのグローバルPOVにない場合、渡されたPOV選択は使用されません。

    • ソース・レポート・ディメンションが存在しても、渡されたPOVメンバーが存在しない場合は、無効なメンバー検証を示すメッセージが表示され、レポート結果は表示されません。

  • POVメンバー選択がターゲット・レポート定義に定義されているとおり有効かどうかに関係なく、渡されたPOVコンテキストはターゲット・レポートPOVに適用されます。たとえば、ソース・ターゲットのPOVコンテキストに"通貨" = USDがある場合は、ターゲット・レポートの定義でUSDがPOVディメンション通貨の有効な選択でない場合も、ターゲット・レポートのPOV選択として使用されることになります。